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パワーアップした!



 俺は次に身体能力を強化することを試した。速く走ることができたり、力が強くなったりするあれだ。もう魔法みたいなものだ。これが自由にできれば体育の成績は満点だし、バスケにも生かせるだろう。



 俺は親にランニングしてくると告げて、近くの公園に向かった。出来るだけ人がいないほうがいいため、平日の夜にした。



 公園に到着すると、予想通り誰もいなかった。まず足を強化してみることにした。これまでの経験からちゃんと口に出すことを忘れない。



「下半身を強化」



 すると、口にした途端に足が軽くなり、力がみなぎってきた。軽く走り出すと、



「おーーーーすげーーーー」



 軽くジョギング程度のつもりなのに、かなりのスピードが出た。おそらく普段の全力疾走くらいのスピードは出てるだろう。もう少し速く走ってみた。



 めっちゃ速くなった。多分世界記録くらいのスピードだ。



 これはやばい。上手く力加減をしないと大変なことになる。本気を出すと余裕でオリンピックだ。もし使うなら力加減の練習をしないとまずいだろう。



 速く走れるようになるということがわかったので、次に単純にパワーが強くなるか試した。ダンベルなどがあれば一番いいのだが、家に無かったのでたまたま台所にあったリンゴを持ってきた。どうやらリンゴを潰すには握力が70㎏以上ないとだめらしい。この前の身体測定で測った時は42㎏だった。



 俺はカバンからリンゴを取り出した。



「握力を強化」



 リンゴを握り、軽く力を入れた。



「ブシャッ」



 簡単に潰れた。地面にリンゴだったものが飛び散った。服にも多少リンゴが飛んできてしまった。軽く握っただけで握力が70㎏以上あることがわかったのでもっと力を入れれば100㎏は余裕だろう。しかも、おそらく今回は握力を試したがパンチ力やキック力も同様に上げることができると考えていいだろう。ケンカをしても負ける気がしない。



 次の日から俺は力の加減をする練習を始めた。最初はこの能力を余り使う気は無かったのだが、やはり体育や部活で活躍したいと思ったし、せっかく使えるのだから、使わないともったいないと思ったからだ。しかしあまりにも速すぎるタイムなどを出すとまずいので、バレない程度に能力を使おうと考えた。



―――――――――――――――――――――



 能力が使えるようになってから、3年が経った。あれから力加減の練習をしたおかげで体育の成績はずっと満点だし、部活でもレギュラーが取れた。



 他にも能力が使えないか試した。そうしたら俺が思いついたほとんどのことをすることができた。テスト対策に暗記も完璧にできるようになったし、物を触れずに移動させるようにもなった。空も飛べるようにもなった。他にもアニメや漫画などであるような魔法みたいなことはほとんどできた。



 だがタイムスリップなどの時間に関わることだけはどうしても出来なかった。やはりタイムパラドックス的なものが発生するからなのかもしれない。



 俺の能力について説明は終わりだ。



次回からテロリストが来ます。


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