とても近くに
ちょっとグロ注意
「うーん」
「話し合いって言ってもなぁ⋯⋯」
「なにを話そうか・・・」
「んー・・・とりあえず、状況確認をしよう!」
やっぱ犬飼は頼りになるなあ。
「あの3人ってさ・・・やっぱり笑ったから死んじゃったんだよね・・・」
「・・・七海も、意見言うんだな。」
「だって、聞いてるだけじゃダメだって思ったから。」
七海でもきっといろいろ考えてるんだ・・・
俺だって、意見言わなきゃ。
「駅で人だかりが出来てたのも、今日学校に人が少ないのも、これのせいだよな。」
「そうみたいね。うーん、あ、あの政策ってさ・・・」
「ぅうう゛う゛えぅ」
石川が血を吐いて倒れた。
「石川さん!!」
犬飼が石川に駆け寄る。
どうして・・・?
見ると、石川の傍にスマホが落ちている。
画面には、Twitterが映っている。
面白いツイート。それを見て居たのだろう。
だって、こんな状況だし、現実逃避くらいしたくなるだろう。
「あーあ」
「また、死んじゃったね。」
少し低めの小さな声。
とても、とても小さな声だった。
でも、はっきりと聴こえた。
「・・・え・・・?」
渡辺さん・・・?
渡辺さんが、言っている。
どうして・・・?何で・・・?
もう、わからない事ばかりだ!!
「あははははははははははははははははははははははははははははははははははは」
あれ、渡辺さん、笑って・・・
「アハハハハぅうヴうぅぅ゛ぇ゛」
また、まただ、また死んだ・・・嫌だ。
渡辺さんはどうして笑った?
そんなことどうでもいい!
嫌だ。死ぬのは怖い。俺は死にたくないぃ!
「うぅっ」
七海は真っ青な顔をして泣いている。
「いやぁぁ゛あああ!」
さけぶ犬飼。
「・・・」
江城は黙って下を向いている。
嫌だ。死にたくない。死にたくない。死にたくない。どうしたらいい?嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
あれ、何で死にたくない?
俺、生きる意味、ある?
あれ
?
なんで
「自分の事しか考えられない■■に生きる意味ってあるの??」
誰かの声が聴こえた。
2人も殺すことが出来ました!
でもこの2人は、後で重要になってくるので忘れないでください!