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黒と赤の二重奏(くろとあかのにじゅうそう) 第三部  作者: 青ちゃん
それでも君のことが好き
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3章 青の高校2年生の青春

1 (運命)

 青山幸村は ポエムを 作ったり詩を 書いたり

歌詞みたいなことを 書いたりと

そういうことが 好きで 思い付いたときには

ノートに 書いていた。


 4月の中旬には とても気落ちしていた

青山幸村は 自分の この詞に曲を作って

歌に出来たらと 絶望のふちで

ふと そう思った。


 青山幸村は 確かそういえば 軽音部って

何か 聞いた話しによると 本当か

嘘かわからないが 自分達で 作った詞に

曲をつけてたまに 発表していると

噂で 聞いたことが あったなと

思った。


 だから 青山幸村は 軽音部の部室の前まで

行ったのはいいが 青山幸村は 部室の中に

入る勇気もなく 部室の前で うろうろして

いたのだが たまたま 部室から誰か

出で来たのであった。


 そして その女子と 青山幸村は

目と目が合って しまったのだった。

 そう その女子とは 伊藤七(いとうなな)

いう 青山幸村のクラスメートで 軽音部の

人気ボーカルであった。


 青山幸村は 突然のことで あたふたして

「ご ごめん こっ これは 違うんです」


と 言うのが 精一杯だった。


 そして その場から 離れようとしたが

伊藤七が こう言って 引き止めたのだった。


「青山くん? 青山くんでしょ。

 軽音部に興味があるの?

 だったら 部室に入って来たら」


と 言われた 青山幸村は


「べ 別に 入部したくて 来たんじゃなくて

 まあ 確かに オリジナル作には

 興味が あって来ましたけど」


と 青山幸村が 言ったことにより

結局は 軽音部の 部室に半分

強引に 入室させられたのだった。


 青山幸村は どこの部活にも 入ってない

ことを言うと 伊藤七は


「今日の 軽音部の活動が 終わるまで

 見学していったらどう?

 別に 無理に部に入ってとは 言わないから」


と 言ったのだった。


 そういう訳で 青山幸村は 

まあ ちょっとくらい どんなことを

しているのか 興味がわいたので


「わかった。わかりました。

 ちょっとだけ 見学します。

 あっ それと オリジナルで作った

 歌詞があれば 見せて欲しいのだけど

 大丈夫ですか」


と 言った。


 伊藤七は それを聞いて


「えっ 青山くんは オリジナルの歌詞を

 見て 何をどうするの?

 わたしたちの 作った歌詞に

 興味があるの?

 どうしてもって言うなら ひとつ見せても

 いいけど 大切なものだから 理由が

 知りたいな」


と 伊藤七は きっぱりと

言ったのだった。


 青山幸村は 正直に言うことにした。

そうしないと 変な誤解を されてしまう

のではと 思ったからだった。


「自分は 昔から 自分で作詞とか

 ポエムとか 歌詞みたいな 詞を

 書くのが 趣味で色々と 今まで

 書きためて来たんです。

 その書きためた 作詞を 本当は

 見てもらって 曲をつけて欲しいと

 思ったし 軽音部の 人たちが

 どんな 歌とか 詞を作っているのか

 知りたくて それで 軽音部に

 来ました」


と 青山幸村は 軽音部に 来た理由を

言ったのだった。


 伊藤七は それを聞いて こう言った。


「そうなんだ。青山くんて わたしの

 思ってた人とは ちょっと違った

 みたいね。

 そうか。 詞を作れるんだ。

 ちょっと その作品に 興味があるわ。

 良かったら 今 その作品が あれば

 見せて欲しいけど 大丈夫かしら」


と 言ったので 青山幸村は ちょうど

自分の作品を 持っていたし

そう言われて ちょっとうれしかったので

すぐに こう言った。


「今 ちょうど持っているから

 見て欲しいです。

 それで 軽音部の オリジナル作品は

 見せてもらえるんですか」


そう言ったので 軽音部のオリジナルの

歌詞を 見せるかわりに 青山幸村は

自作の詞を 伊藤七たちに 見せることに

なったのだった。


 そして 遅まきながら 軽音部の部員の

メンバーの紹介と なったのだった。

 主なメンバーは ドラム担当の

金本信次(かねもとしんじ)という 2年生の

男子 そしてギター担当の

羽鳥竜一(はとりりゅういち)と いうこの人も

また 2年生の男子 そして

次に 紹介されたのが ベースの担当の

加藤(かとう)まみ という2年生の

女子だった。


 紹介が 終わったとき 金本信次が

前に出てきて 


「オレ 一応 軽音部の部長だから ヨロシク。

 そして ここにいる 加藤まみと

 付き合っているから それも

 知っておいてくれよ。

 え~と 青山くん」


と 金本信次は 言ってきたのだった。


 それを 聞いて 加藤まみは


「やだな~ 金本くん まだ付き合って

 間もないじゃないの。

 でも そう言ってくれて うれしいけど」


 そう 金本信次と 加藤まみは 見つめあって

自然と 笑顔に なっていたのだった。


 そして 伊藤七が ひと通り 軽音部の

メンバーを紹介し終わったと 思ったから

最後の 締めくくりに こう言ったのだった。


「最後に 軽音部のボーカル担当で 他にも

 歌詞を書いてる ナナこと わたし

 伊藤七でした。

 どう?みんな いい人たちよ。

 今日 明日じゃなくていいから 入部のこと

 考えてね 青山くん」


と 言われて 青山幸村は


「え~と はい 考えときます」


と 言って


「ありがとうございます。 今日は

 見学だけで 帰ります」


と 付け加えて 言ったのだった。


 青山幸村は 軽音部の練習を 夢中になって

見たり 聞いたりしていた。その日は

あっという間に 時間が過ぎていって

見学だけでも 充分 満足して

その日の 解散の時間が 来るまで

青山幸村は 軽音部の練習を 見学できたのだった。


 それは 4月の中旬の 出来事であった。







 

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