踏み出す。
むうううう! ユウとララがイチャイチャしてるううううう!!
そ、それは……ふ、夫婦、ですし……。
ここ数日は準備や会議に追われて、2人の時間なんてろくに取れなかっただろうな。
ホント。倒れるんじゃないかってくらい働いちゃって。ハラハラしたわ。
ハハハッ! だが、ユウのあの働きぶり。あれなら、ララを任せても、大丈夫そうだな!
何だかんだあったみたいだけど、大切にしてくれてるみたいだしねえ。
返却は無し。と言うことで良いな?
ううううう! まだ認めた訳じゃなーい!
ハイハイ。
ううううううううう!
だが、今回は色々考えさせられた。視野が広がった、とでも言うのか。
だな。魔法と剣は、共に歩んでいける物だと、あいつらは示してくれた。
ララは、私たちよりずっと早く、あの世界に飛び込んでたのね……。私たちも、変わって行かなきゃね。
良い方に行けば良いけどねえ〜。
……きっと、出来ます、よ……。と、言うか、そうするのが……僕らの、役目です……。
そうだな! たまには言うじゃないか!
我々も、踏み出そう。
うん!
なにやら集まって話しているな。
ですね。でも、雰囲気は明るいです。心配することは、無いと思いますよ。
そうか。もっとみんなと意見を交わしたいものだ。話したり無いことがたくさんある。
ふふっ。大丈夫ですよ。時間はたっぷりありますから。
……だな。なら、今はもう少し、2人で居たい。
……私も、です。