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会いたい  作者: あおい
8/9

幸せ貯金

次の日学校に行ってみると、ある机に人だかりがあった。


しかも女の子ばっかりだ。


どうしたのかな~?とよく見てみると そこには光輝が座っていた。

とその瞬間にぴんっ!ときた。


あ~なるほど。そら あんなにかっこ良かったら

もてない方がおかしい。


ちょっとごめんね~と席についてみると

女の子たちの声が聞こえてきた。


「ねえ~楢崎君ってどこの学校から来たの~?」


「・・・南小」


あらら・・・冷たいな~光輝君わ~

なんて心でつっこむ私。でも女の子たちはそんなのお構いなし。

そんな一面もクールでかっこいいらしいが、私からみたら先輩のほうが100倍いい。



「じゃあさ!携帯とか持ってるの?」


「持ってない・・・あのさ、俺そろそろ勉強したいからやめてくんない?」


え~という顔を一瞬した女の子たちだったが、光輝への好感度をアップさせるために

嫌とは言えず「分かった~」と引きつった顔のまま離れていった。


一方光輝はむっす~とした顔して勉強しようとしない。


『勉強するんじゃ無かったの?』

と思わず聞いてしまった。と瞬間、しまったと思う、会話聞いてたことばれちゃうじゃん!

が光輝はそんな事は気にしてないらしく。


「あぁ・・・俺質問されるの嫌いなんだ。ただの追い払うための口実」

とさらっとひどい事言う光輝。


『ふう~ん』


「なあ お前って携帯持ってるのか?」

と急に小声で話しかけてくる光輝。


『えっうん持ってるけど・・・』

私もつられて小声で話した。


「これ。」

と言って差し出してきた1枚の紙切れ。

開いてみると携帯の番号とメアドが書いてあった。そして下には「楢崎 光輝」と書いてある。


『えっ持って無かったんじゃないの?』


「嘘だよ。あんなに大勢から一気にメールされたら困るからな。柊にだけ教えてやるよ。他の奴には言うなよ?」

と悪戯っぽく笑う光輝。


『なんで私に・・・』


「・・・別にいいだろ」と言うとふいっと向こうをむいてしまった。少しだけ頬が赤かったような気がするけど、気のせいかな。


その紙をポケットに入れると私は雪の席まで行ってお喋りをはじめた。











「美優はやく~」


『待ってよ~!!』


次の授業は理科なので私たちは理科室に向かっている途中だ。

でも理科室は1年生教室からだいぶ遠いため小走りで行かないと間に合わない。


あの角を曲がれば理科室!

でももう時間がない!走るスピードをあげると

急に私の体が後ろに跳ね返った。


そのまま尻もちをついてしまった私を見て雪が「大丈夫~」と起こそうとした。

すると急に体がふわっと浮き上がった。

えっ雪、力持ち!って思ったら、なんと私を立たせてくれたのは雪ではなく先輩だった。


「ごめん ボクがもっと注意しとけば・・・」


どうやら角を曲がってきた先輩と私はぶつかったらしい。


『いえ 私が走ってたから・・・すみません』


「怪我ない?・・・」

と先輩が本当に心配そうな顔して聞いてくるからびっくりした。

私のために心配してくれるなんて・・・にやけてしまいそうになるのを必死にこらえて「大丈夫です」と言った。


でも先輩は起こしてくれたときに掴んだ手を離してくれない。

「あの!」と先輩が何か言いかけたとき チャイムが鳴ってその後の言葉をさえぎられた。


雪があわてて私の手を引っ張ったので先輩につかまれてた手が離れた。

少し名残惜しい気がしたけどはやく理科室に入らなきゃ!

急いで駆け込んだ教室に先生は来てなくて、雪とセーフって言って席についた。



それにしても、さっき先輩何言おうとしたんだろ・・・

その事が気になって全然理科の授業に力が入らなかった私。

先輩のこと考えると何も出来なくなるな・・・。ちょっと反省しなきゃ。









そして

やってきました!この時間!

先輩に早く会いたくて早めに来た掃除場所。


多分自分が1番はやいと思っていたけど、私は2番目だった。

もうすでに先輩は掃除場所に来ていた。


(きゃ~先輩と2人っきり!緊張するけど嬉しい~♪)って考えてたら先輩が話しかけてきた。


「あの、さっきはごめんね、痛かったよね?本当に怪我ない?」

先輩が心配してくれてる事がまた嬉しくて、

『全然大丈夫ですよ!気にしないで下さい♪』

と元気はつらつに答えた。


「よかった」

と安心したような笑顔を見せた先輩をみて私の胸がキュンと苦しくなった。


「でも一応今日はボク家まで送っていくよ」


・・・えぇっ!!!私元気いっぱいだし何もそこまでしなくても・・・いやいや嬉しいけどさ。


『悪いですよそんなの;;先輩部活もあるし』


「今日は部活無いから!・・・ボクと帰るのいや・・・?」


嫌なわけないじゃないか~!!!!

と心の中で叫んだ。


『そんな!嫌じゃないです!』


「じゃあ今日はボクが送ってく」


先輩って案外強引・・・とびっくりしつつも

新たな一面がみれて嬉しかった。


じゃあ約束だよって言って先輩は私から離れた。


みんな、いつの間にか集まってて掃除が始まろうとしてたからだ。


あ~もう最近良いことありすぎ!

私の幸せ貯金使い切ったかも・・・。



う~ん

小説って難しいですね(・ω・`)

でも頑張って書きたいと思います!!

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