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会いたい  作者: あおい
5/9

掃除場所

・・・ーージリリリリリばんっ!!!


目覚ましの音で起こされた私は

まだぼーっとする頭を無理矢理起こした。


いよいよ今日から学校が始まる。



ぼさぼさの髪にパジャマ姿で下に降りていくと

朝ご飯が出来ていた。


「美優!いつまで寝てるの!もう中学生なんだから!さっさっとご飯食べなさい!」


『ふあ~い』と欠伸しながらそう答えるとお母さんに軽く頭を小突かれた。


ちらっと時計に目をやると


!!!7時10分だ。雪とは30分に待ち合わせしている!!


慌ててご飯を食べて、ぼさぼさの髪を適当にとかして、顔洗って、歯磨きして・・・着替えて・・・

よしっぴったり30分!!


『行ってきまーーーーす』


大きな声でそう言って家を飛び出した。

急いで雪が待ってる所まで駆けていくと雪の姿が見えてきた。

そこから学校まで雪と他愛もない話しをしながら学校に向かってたらすぐに学校についちゃった・・・





教室に入るとやっぱり知らない子だらけで落ち着かない。

とりあえず自分の席について、隣の席に目をやる。


すでに隣の男の子は席についていて

な、なんと勉強していた。


す、すごい・・・まだ勉強なんて始まって無いのに・・・

関心しながら見ていたらふと男の子が目を上げた。


「何?」


『えっ・・・とその・・・』


やっぱりなんか怖い・・・


どうしようかとオロオロしていたら

急に男の子が笑い出した。


『な、何よ~!』


「お、お前頭爆発してるぞ・・・くくっ」


『えっどこ!!』


「ぶっ・・あははは」

笑うとさっきもかっこよかったけど

ますますかっこいい・・・。


てかそんな事考えてる場合じゃないや!

お礼言わなきゃ。


『あの・・・昨日はありがとう 』


「何のこと?」



『席教えてくれたり、移動するの教えてくれたじゃん』


「あー・・・あれか」


そう言ってまた目を下にやる男の子の頬は少しだけ赤い。

ん?待てよなんで私の名前分かったのかな・・・


『ねえ なんで私の名前分かったの?』


「お前馬鹿だなー名札だよ名札」


『あっそうか!』


馬鹿って言われてちょっとムッとしたけど、別にそこまで腹もたたない。


なっとくしている私を見て男の子はまた笑った。


結構笑う子なんだな~


その笑顔に少しだけドキッとしたことは内緒・・・








「でわ 掃除の班は黒板に紙を貼ってあるので見ておくように!」

 この言葉で今日の1時間目は終わった。



この学校では掃除の班を1年2人、2年2人、3年2人という風に決められていて

月が変わるごとに その班ごと掃除場所が変わるという仕組みだ。


号令が終わってみんな自分の掃除の班が気になるのか急いで黒板に駆けていく。

私も雪と一緒に黒板の前がすくのを待ってから、見に行った。


えーと柊 美優は・・・

あっあった。


まずは私と一緒の1年生は「楢崎ならざき 光輝こうき」誰だろう・・・こんな子しらないや。

2年生は「岸本きしもとけい」と・・・


!!!!!!!!

私の目線の先にはあの人の名前・・・














「水口 将太」











そ、掃除場所が一緒!!ゆ、夢みたい!!!!





 なかなか先輩と美優をまともに再会させられないです;;w

早く二人を会わせたいな~と考えてます。


この話しに出てくる掃除の仕組みは

実は私の学校と同じです。こんな所にその仕組みが

生かされるとは・・・w

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