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会いたい  作者: あおい
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好きな人

『はあ・・・』


無事入学式も終わり

今は雪と一緒に帰ってる途中だ。


でも私はさっきからため息ばかりで

何も話さない・・・


「どうしたの?」

と雪が話しかけてきた。


実を言うと親友の雪にも

先輩への想いを言えないでいた。

この気持ちは私だけの秘密。


私は無理矢理笑顔を作って『なんでもないよ』と

答えた。


実際なんでもない

はずがない。


あーあ先輩がどんどん遠くなるな~・・・

『はあ・・・』とまたため息を

ついている私を見て雪は・・・


「悩みごとがあったらなんでも私に言ってね。私はいつでも美優の味方がから・・・!」


と思いがけない親友の言葉に泣きそうになった。


『雪~ありがとう~』

でも結局私は雪に先輩のことを言わなかった・・・ーー


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