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オリーブ  作者: 夏ノ花
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遠い足音

"サクッサクッ"

雲一つない綺麗な青空

朝の澄んだ空気

そして、私たちは湖が綺麗に見える丘に来ていた

私の前を歩くのは憧れのヒーロー

今は私の直属の先輩にして、この国一番の最強の女剣士

アンガス•バーミントさん

この世で最も強い女性だ

「バーミントさん、ありがとうございます」

「あぁ、非番なのに呼び出してすまないな」

「いえいえ、」

ちょっとしたハイキングで息を切らしていたが、嬉しかった

あのバーミントさんが休日という大切な時間にわざわざ私と過ごしてくれているのだ

バーミントさんの私服は初めて見る

飾ったような格好ではなく、この湖の畔に溶け込むほどの美しい水色を基調とした格好

戦場とは違い、意外とかわいいかも

「先日のバンクーデン防衛作戦では、大きな活躍をしてくれたようだな、ありがとう」

「そんなっ、バーミントさんが敵の主将をとってくれたおかげです、私はただの時間稼ぎを、」

「それがありがたいと言っているのだ、君のおかげで多くの犠牲を出さなくてすんだんだ」

「全然、、、ありがとうございます」

照れくさく、霧のかかった湖に目を向ける

少し肌寒いが、そこには綺麗な湖があった

「ここの湖があるのも、この防衛戦を乗り越えたおかげだ」

「そうですね」

バーミントさんの横顔は凛としていて美しかった

「君は、何がために軍に入った?」

「私は、、、」

自分の不純な理由に言葉が詰まってしまった

バーミントさんに憧れて、わざわざ死地に足を運んでいるなんて言えない

「私は、守るために軍に入った」

バーミントさんは先導して話してくれた

いつもそうだ

「まもる、、国民の皆をですか、」

「ん〜、そうだな、、いや、実のところを言うとそうじゃないんだ」

「えっじゃあ何を守ってるんですか」

知りたかった、私の前を歩く憧れのヒーローのさらに先にあるもの

「私はこの湖や美しい場所を守るために戦っている、、、そうだな、あれを守るために戦っている」

バーミントさんは丘の下、湖のさらに先を指さしていた

「あっ」

私は思わず声が出た

そこには先程まであった霧が引いて、朝日に照らされた素晴らしく美しいものがあった

「あの美しい街だ」

やはりすごい、この人は私なんかよりもずっと前を歩いている


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