【5,000PV達成】魔物になっても、俺は信じることと愛を諦めない ──滅びゆく世界で、俺は人間であり続ける。

【魂を賭けた、再生のダークファンタジー】

命を落とした高校生・藤原瑛太は、目覚めた時すでに「魔物」の身体だった。そこは神に見捨てられた異世界、仲間と共に囚われた“最悪の迷宮”。
生きるために、そして“人間として帰る道”を求めて。
瑛太はそこで美月と再会し、絶望と血の底で共に進む冒険が始まる。
第二層に進んだ瑛太たちは、凛と梓と合流する。
だが迷宮は、彼女たちの心に潜む弱さを容赦なく暴き出し、互いの真の姿をさらけ出させる。
裏切りの恐怖、愛憎の軋み。
それでも彼らは共に戦い、傷だらけになりながらも、より強い絆と激しい想いを育んでいく。

一方、人類を救う《勇者》として召喚された少女・望月澪は、王国で差別と屈辱に晒されていた。
「女に何ができる」「魔物なんかと戦えるか」と嘲られ、ついには同級生の少女が、貴族に「第十の妻」として差し出されようとする。
澪は決意する──決闘によって、すべてを覆す。
そして勝利を掴んだその夜、彼女はひとり、自問する。
──「私は、本当に“みんなを救う勇者”になれるのかな……？」
理不尽な世界で、それでも立ち向かうふたりの主人公が織りなす、
信念と絆の異世界群像劇、開幕。