第2章:愛の爆発
祝日の昼。
東京の住宅街。
詩織のマンションは、穏やかな陽光に包まれていた。
窓から差し込む光がリビングの木製フロアを温かく照らす。
洗濯機の低い唸りが、部屋に響く。
29歳、黒髪ロング、スレンダーな肢体。
白いTシャツとジーンズのラフな姿。
だが、その瞳には、もどかしさが宿っていた。
数日前、オフィスでの出来事。
美玲二人の間に影を落とす。
「美玲……。」
詩織の呟きが、洗濯物のシャツに吸い込まれる。
愛していた。
憎んだ。
そして、今も愛している。
だが、どう向き合えばいいのか、
わからない。
突然、インターホンが鳴る。
「ピンポーン。」
詩織の手が、止まる。
「誰?」
眉を寄せ、玄関へ向かう。
ドアを開けると、美玲が立っていた。
28歳、金髪ロング、グラマラスな曲線を柔らかなニットとスカートが包む。
だが、その顔は、涙で濡れていた。
「詩織……ごめんなさい……。」
美玲の声は、震えていた。
涙が、頬を伝い、床に落ちる。
詩織の胸が、締め付けられる。
「美玲……。」
無意識に、手を伸ばす。
美玲の手を握り、部屋に引き入れる。
玄関のドアが、カチリと閉まる。
その瞬間、詩織の感情が、
「美玲……! 愛してる……!」
叫びが、喉から溢れる。
目から、涙が溢れ出す。
「詩織……愛してる!」
美玲の感情も、爆発する。
涙が、止まらない。
二人は、吸い寄せられるように。
唇を重ねる。
ディープキス。
キャットファイトの荒々しいキスとは、まるで違う。
愛を、伝えたい。
舌が、優しく絡まり、
滑らかに吸い合う。
「ん、はぁ……詩織、っ……。」
美玲の吐息が、熱い。
「愛してる、美玲。」
詩織が囁く。
舌が、深い唇をなぞる。
「んん、愛してる……!」
美玲が応える。
涙が、唇に混ざる。
二人の手が、互いの頬を後ろに包む。
黒髪と金髪が、陽光に絡まる。
「ん、はぁ……詩織、ずっと、愛してる……。」
美玲の声が、震える。
「ごめんなさい、でも、してる愛してる……!」
キスが、長く続く。
舌の先が、互いの愛を伝え、
吸い込む。
玄関の狭い空間、二人の愛の世界。
「く、ん、はぁ……美玲、私の愛……。」
詩織の涙が、美玲の頬に頬れる。
「詩織、ありがとう、愛してる……!」
美玲の涙も、詩織の肩に。
二人の愛は、ディープキスで、再燃する。