表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界デイサービス   作者: はんぶん
4/36

ドラゴンの国


俺はドラゴンの背中にいた。

リハビリのお礼も兼ねてドラゴンの国まで運んでくれるというのだ。

「じゃあ、少し飛んでいくぞ」

そう言うとドラゴンは空高く飛び上がった。

ドラゴンの国までは1時間くらいかかるらしい。


「ドラゴンの国ってどんな国なんだ?」


「我の国はドラゴニアという由緒正しい国なのだ」

ドラゴニア……いかにもドラゴンの国って感じだ。


「その由緒正しい国の王様がなんであんな街にいたんだ?」


「我はエルフの国の戦士を撃退するためにあの街にいたのだ」

エルフの国とドラゴンの国は昔から仲が悪く、争いが絶えないらしい。


「最初からこの姿で街に乗り込んだのか?」


「我もそこまで馬鹿じゃない、人間の姿になっていたぞ」


どうやらドラゴンは自由に姿を変化することができるらしい。


「人間の街で人間の姿になって何をしていたの?」

「情報収集だ……我らの敵となるであろうエルフの国の情報を集めていた」


「敵?戦争でもしているのか?」


「……我らとエルフ族は何百年もの間、敵対関係にある」

それはまたすごい因縁だな……

「でも、人間の姿になるのは危ないんじゃないのか?」

「なに、大したことではない……人間の姿でも魔力や力はドラゴンのままだからな」


そんな他愛もない会話をしているとドラゴンの国に到着した。

ドラゴンの国の門には綺麗な女性が立っていた。


「お父様!よくご無事で!」

「うむ、この方に助けてもらった」


ドラゴンは僕を降ろすと女性に話しかけた。

「ドラゴニア王国の国王様がご帰還です!」

すると、女性は大きな声で叫んだ。

「国王様がご帰還されたぞー!」


すると、門の中からたくさんの兵士や国民が出てきた


「国王様ー!」


たくさんの歓声に俺は少し驚く。

「もしかして、お前って?」

「そうだぞ!我はドラゴニア王国の国王だ!」

改めてドラゴンの凄さを実感した。


そして、俺達の目の前に一台の馬車が止まった。

「乗ってくれ、我が城まで案内しよう」

ドラゴンは人間の姿に変化する。


そして、俺とドラゴンと綺麗な女性はその馬車に乗り込んでいく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ