第19章:短かったが、壮絶だった『倉庫暮らし』の日々(4)~ 実に痛快なオチ♪
・・・ネズミと人間の付き合いは古く、農耕以前にさかのぼるといわれている。
ネズミの体は、悪い細菌やウイルスの宝庫で、噛まれた場合、『鼠咬症』という病気になり、最悪の場合、死に至ることもある。
ぼくは今回の一件のみならず、過去にもネズミにひどい目に遭わされ、自室を追われた経験がある。
古い木造家屋を改造し、新しい母屋と離れた気ままな生活を送っていたのだが・・・
ある時期から、部屋に急にネズミが姿を見せるようになった。
原因はわかっている。
飼っていたハムスターの餌だ。
なにせ、同じ「齧歯目」だからねぇ。
TVの脇に小ネズミが現われ、ぼくと目が合って、しばしにらみあったこともあったし、
寝ているソファー兼ベッドの中にもぐりこまれて、中のスポンジをいたずらされ、かじられて、カサコソやられたこともある。
机の引き出しに鍵をかけ、大切に保管していた本や小学校の卒業アルバムなど、貴重なものも、かじられて尿まみれにされ、ダメにされた。
最終的には、やつらの糞や尿などによる、アレルギー性の喘息発作を発症し、
咳と高熱のため、やむなく母屋に引越しする羽目になった。
・・・悪いが、野生の野ネズミにいい思い出など、ひとつとして無い。
ただし、児童書の名著『放課後の時間割』に登場する「学校ネズミさん」は、このうえもなく好きなキャラだけど♪
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ネズミどもの宴編」としてのしめくくりで、
こんなエピソードを最後に紹介しておきたい。
後日、例の倉庫に、語学本などの必要なものを取りに戻ったときのこと。
厳重に保管していた本類は無事で、まったくの無傷だった。
この倉庫に保管する際、なんとなく嫌な予感がしていたので、固いダンボールの箱を二重三重にして管理していたからだった。
もちろん、ネズミが這いずり回った布団や毛布のたぐいは、よくよく汚染されて使い物にならなかったから、全部その場に捨て置いた。
茶太郎のケージ、餌用の瀬戸物の容器などは、じゅうぶん水洗いして、アルコールスプレーで徹底的に殺菌・消毒したことはいうまでもない。
餌も新しいものに、全部買い換えた。
ほんの短い付き合いとなった「なつかしの我が家」を去るときに、
ふと、茶太郎のケージが載っていたちゃぶ台の下をなにげなく覗いてみると・・・
そこには、粘着シートに捕獲され、口から血を流してあがいて死んだ、巨大なドブネズミが横たわっていた。
子猫ほどもある、いまだぼくが見たことの無い、信じられないような大きさのネズ公の死体だった。
おそらく、「宴のヌシ」「最終ボスの親玉」として仕切っていたのは、まずコイツにまちがいあるまい。
皮肉でユニークなことに、ワナに引っかかって死んでいたのは・・・
なぜか、大ボスであるところの、野郎1匹のみ。
ナリのちいせえ、その他の「部下」や「手下ども」は、どうやら全員無事だったようだ。
おそらくは、ワナにまんまとかかったことで軽蔑され、肝心カナメな最後の場面で、連中に見放され、
見捨てられ、逃げられてしまったんだろうな。
今までさんざん野郎からエラそうに命令され、アゴでこき使われていた軍団のメンバーの皆さんも、
これでようやく目が覚めたんじゃないのか・・・?
まぁ・・・
いままで彼らは、野郎から、
「オレ様の言うこときかねぇと、核弾頭搭載&極音速&長距離弾道ミサイルをだな、それぞれ1発ずつ、おまんらの自宅に、謹んでおみまいするぜよ♪」
などと、さんざんっぱら「核恫喝」されちまってたんだろうし、ソレもまた、
いたしかたあるまい。
・・・なにげに同情する余地はある。
しっかし・・・
「偶像崩壊」もはなはだしいわな。
読者の皆様も、そうは思わないかね・・・?
自分たちがずっと盲目的に尊敬し、あこがれ、目標としてひたむきに目指し、心酔・崇拝しきっていた「絶対神」「教祖様」が最後にこのザマじゃあ、まったく浮かばれやしねぇ。
自分らの「アイデンティティの源」「人生究極のお手本」がコレではねぇ・・・。
まじめに従ってた自分らが、まるでバカみたいに思えてくるよ。
こういうのを、ネズミの世界でも「いい面の皮」っていうんじゃねえの??
あれ? ちょっとちがうか(苦笑)。
さぞかし、生き残りのメンバーの皆さんは、幻滅しただろうね。
「なんだ、だらしがねぇ。アレだけ威張っていた教祖様が、こんな幼稚なワナにかかるなんてよ。あぁ、こんな指導者をいままで仰ぎみていた自分たちが恥ずかしい・・・」とね。
ラスボスの、普段の無能な「仕事ぶり」「采配ぶり」というものも、部外者の『人間のぼく』にさえ、それとはなしに見えてくるというものだ。
・・・それは、
現場の実態・危険性をまったく知ろうとせず、安全な「温室」に閉じこもり、机上の空論だけで動く、
組織の「事なかれ主義官僚」や「形式重視のお役所重役」のネズミ・バージョンともいえるものではないか。
だからあんな、ごくごく初歩的で古典的な粘着シートになんかに、まんまと引っかかったんだって(笑)。
まぁ、ある意味、メンバーへの「反面教師」としての、「生きた見本」・・・
じゃねぇや。
「死んだ標本」として、
はじめて実戦で役立つ「究極の生き様・死に様」「サムライらしい、潔いご最期」「だがしかし、ぜってー自分らはなりたくもねぇ見本」ぐらいにはなってさしあげられたんじゃねーの??
・・・実際にカラダ張ってよぉ。
アンタ、やっぱし最後の最期まで、「オトコらしかった」よ。
コレぞまさしく・・・
「ネズミの鑑」ってヤツだぁね♪
(・・・ギャハハハ! ご愁傷様。ザマァみやがれってんだ。いい気味だぜ、この野郎。バチが当たったんだよ、バチが。さんざん俺と茶太郎ちゃんをコケにして、調子に乗りやがってよぉ。二度とこの世にさまよい出てくるんじゃねえや。地獄で閻魔様に泣いて許しを乞うがいい。あぁ・・・気分いいぜ、実によ♪ や・・・やったぜ、パパ。あしたはホームランだぁ❤️ 稲枡さん、つくづく感謝申し上げます。ありがとう。あとでラーメンでもおごりますよ❤️)
追伸:
トドメに、ぼくからの「地獄への愛のはなむけ及び、ささやかでご親切な返礼」として、しょんべんのひとつでもかけてさしあげようかとも一瞬思ったのだが・・・
さすがに、ソレだけはやめておいた。
(ケッ! ソレをされなかっただけでも、『人格者』である、宇宙一優しい俺の温情だから、ありがたいと思って、せいぜい感謝しな。笑っちまー。かかかか!! ったくミジメだよなぁ・・・ええ、オイ? あばよ、このマヌケ野郎wwww)
・・・「故人」に対する、せめてもの「たむけ」「敬意」の表れだった。
m(_ _)m
追伸その2:
スーパー・『チュー(= ネズミなだけにwww)ズ』デーの、ぼくのところに飛び込んできたニュースによるとだな・・・
どうやら連中は、コレまでの高圧的で独裁的だった大ボスとは、まったく違うタイプの大統領候補を、
「新大統領」として投票する意思を固めたらしい。
共和党の「強硬派」として知られた先の指導者とは一線を画した、ものわかりのいい、
民主党の候補者とも、ぼくは聞いたな。
どうやら、地方の予備選挙では、他の候補者を破っての、モロ圧勝だったらしいぞ(笑)。
m(_ _)m
追伸その3:
コレで、愛する皆様も、じゅうぶんご理解くださったことだろう。
「サファイアの涙さん、いやさ、栗原のしげちゃん。アンタって・・・けっこうネチっこくて、執念深いのね。」
ええ、そうよ。
おっしゃるとおり。
そうなのよ、実わ♪
なにをかくそう・・・
かなり「しつこい性質」なの❤️
ハナシが、「粘着シート」がらみなだけに、
「粘着質のぼくちゃん」が、本当の叩き上げのオチだったっチューわけでんねん♪
それとね~ぇ。
話題が「ネズ公たん」だけに、あたいから愛する皆様に「チュー」してあげっかんね。
チュー❤️
おあとがよろしいようで・・・。
m(_ _)m




