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第9章

 ・・・ここで読者の皆様に、特に、これからうさぎを飼おうと計画されている方や、すでに飼っておられる方向けに、紹介したい書籍がある。


 『かわいいウサギの飼い方―ウサギといっしょに楽しく暮らそう! 単行本 – 2004/11/1』


 もう、中古本しかないが、安く買えるので、推薦したい。


 ぼくは、初代のロップイヤーでいろいろ飼育に失敗して、彼につらい思いをさせてしまっていたので、これを参考にして茶太郎を育てた。


 写真も豊富で、非常にわかりやすくすっきりとしたレイアウト構成で、必要な情報も完璧なので、強くおすすめしたいと思う。


 ぼくはこの本を開くたびに、茶太郎の、あの愛らしい姿を、いまでもはっきりと思い起こすことができる。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 『マウンティング』という行為がある。


 相手に抱きついて、腰をフリフリする、アレだ。


 これは、犬や猫にも見られる行動だが・・・


 もちろん、うさぎさんだってやる。


 生殖行動の前触れのようなものらしいが・・・


 先に紹介した本には、「やらせてはいけない。」とある。


 行動がエスカレートすると、うさぎが「人を下にみるようになるから」らしいが、ぼくは毎日やらせていた♪


 茶太郎は、我が家に来てから2日めには、ぼくに慣れ、ぼくがケージに近づくと、大喜びでケージ内を反時計回りにぐるぐる何周も走り回り・・・ぼくが差し入れた左腕に、毎回抱きついては、この『マウンティング』をし、腰をフリフリしていたものだ。


 ぼくは、いつも半そでのポロシャツとか下着で家では過ごしているので、マウンティング中は、直接、茶太郎の肌とぼくの肌が触れることになる。


 ・・・まさに、『スキンシップ』そのものであった♪


 ぼくは、茶太郎の、あのあたたかい体温、それに、あのやわらかい、彼の感触・・・そして、なによりも、ぼくをじっと見つめる、あの愛らしい目をいまも思い出すことが出来る。


 ときには、抱きつくだけではあきたらず、ぼくの左腕の肌をぺろぺろとなめることも。


 うさぎは、嫌いな人間を舌でなめることは決してないそうだ。


 茶太郎にマウンティングされる時間・・・


 本当にぼくたちは幸せだった。


 ・・・ぼくたちにとって、かけがえのない時間だった。


 毎日毎回マウンティングさせてはいたわけだが、彼は、ぼくを「下に見る」ことなど、決してなかった。


 ぼくの左腕の「バイ菌」が彼の性器に入らないように、腕と彼の性器が触れないように注意してはいたが・・・


 それは、ぼくたちにとって、ごくあたりまえの習慣となっていったし、お互いの信頼関係と愛を、強く強く感じられる、大切な時間だった。


 抱きついてきた茶太郎の頭や背中を、ぼくはいとおしくなり・・・右手で何度も何度も、優しくなでてあげた。


 すると彼は、ますます喜び、腰をフリフリさせながらも、ぎゅーっと両方の前足で、ぼくの左腕を強く抱きしめてくれるのだ。


 ときには、ぼくの腕に抱きついたままの姿勢で、ぼくに頭をなでられながら、気持ち良さそうに、そのまま寝てしまうことがあった。


 そんなときぼくは、無理に起こさず、彼が目を覚ますまで、しばらくじっと待ってあげたものだ。


 彼のあったかい体をのっけた左腕が、重かったっちゃ、重かったけどね(苦笑)。


 ・・・ただひとつ、「悩み」があった。


 それは・・・


 ときどき、茶太郎の体にいる「ノミ」が、ぼくの肌を刺し、とってもかゆくなることだった。


 また、うさぎの唾液にも、いろいろな菌が含まれているので、うさぎさんにペロペロしてもらったあとには、必ず、充分な手洗いをされたいと思う♪


 m(_ _)m

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