第2章 光の先
突然目の前が光であふれたと思ったら、オレは
見慣れたテーブルの前にいた。そこにはオレの
家族と思われる人たちが食事をしていた。
お父さんとお母さんそれと・・・・
ガシャン!・・・・!
「ほらノリガチャガチャしないでちゃんと
食べなさい。」
どーやらオレの名前はノリらしい。いや、今は
そんなのどーでもいい。オレの前にトキアがいた。そっち方が問題だった。
「なんでこいつがこんなとこに!」
「まーたお前ら兄弟喧嘩したのか!」
オレの父親らしき人が言った。
「まったく仲がいいわね~」
母親らしき人がにこやかに答えた。トキアらしき弟はまた意地の悪そうな笑みを浮かべている。
食事の後、トキアをオレの部屋と思われる場所に連れ出し問い詰めた。
「なんでお前がここにいるんだ!」
「しょうがないじゃない。一応監視役みたいにのが必要なんだよ。ちゃんとあなたの家族の記憶も
補正しといたし何の問題もないでしょ?」
相変わらず何の悪びれもない笑みを浮かべて凄いことを言っている。
「いいじゃん。あなたの記憶も少しずつ思い出されていってるはずだよ?」
確かに父親と母親を見た時も違和感をも感じなかったし両親との思い出もそう言われてみれば
ちらほら思い出す。
「さぁこれからだよ!楽しんでいこう!」
・・・・・・・・・
無理だ。