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24年物語(小説家になろう版)  作者: 司馬横龍
24年物語(エピソード1)
9/31

第9話。アースィム、初めての家族。

ポールとジャックは社長に呼ばれる。それは砂漠で何故かハイエナが人や動物を襲ってる対策であった。


ポールとジャック、サーニャとアースィム。


今、物語が動きだそうとしている……。

 同時刻のサーニャ達は、ようやくアュブ城へと到着したのである、もう既に夕方になっていたのだ。


サーニャ「ここが私の家よ、アースィム!」


 アースィムは寝ていたのか、サーニャの声で目が覚める、そしてアースィムの反応は。


アースィム「わぁー!凄いー!!」


 アースィムは目を輝かせる、アースィムは今まで監禁状態にされてたせいか、城自体を見るのが初めてである。


 外の世界さえも見た事ないのであろう、巨大なアュブ城はアースィムにとって、本当に夢の世界なのだ。


 入り口の鉄門を開き、アュブ城へ入る、サーニャはアースィムを降ろす。


アースィム「すごいー!」


アースィムは、ものすごい、はしゃぐのである。


 サーニャはアースィムが喜んでるのが嬉しいのか微笑む。


 するとリンとヒマワリが駆け足でアースィムの所に寄っていく。


アースィム「犬だ!かわいいー!」


 リンとヒマワリは一瞬でアースィムを受け入れたのだ。


サーニャ「うそ!リンとヒマワリが一瞬で受け入れるなんて!」


 サーニャは驚きを隠せない、いや、それ以前に吠えないからである。


アースィム「あははは!くすぐったいよー!」


 アースィムはリンとヒマワリにペロペロと頬っぺをなめられる、笑いが止まらのである。


サーニャ(アースィムの優しさね!憎悪の塊なんかじゃないのよ!)


アースィム「ねぇ!お姉ちゃん、名前なんていうの?」


 アースィムもリンとヒマワリが大好きになったのだ。


サーニャ「リンとヒマワリよ、そろそろ夕食ね、先に風呂に入るわよ」


サーニャはお風呂に入る事にしたのである。


サーニャ「その前にアースィム、私のお部屋に行きましょう!」


サーニャ「アイパッチを作ってあげる!」


サーニャは刺繍も得意分野なのだ、2人と2匹はサーニャの部屋へと移動する。


 手始めにサーニャはアースィムの軽い傷を手当てする。アースィムは少し痛がるが我慢する。


 そしてサーニャは50分ぐらいで自作アイパッチを完成させたのである、アイパッチ眼帯である。


サーニャ「どうぞ!アイパッチならぬ愛パッチよ」


 サーニャはアースィムの目玉がない片目にアイパッチならぬ愛パッチを付けるのである。


 そのアイパッチには可愛い犬の絵柄が描いてるのである。


アースィム「ありがとう!サーニャお姉ちゃん!」


アースィムは満面な笑顔でサーニャに微笑む。


サーニャ(か、かわいいいー!)


 サーニャはアースィムに抱きつく、もはや弟が出来てメロメロになっていた。


サーニャ「さぁ!お風呂にはいりましょう!その後夕食ね」


アースィム「うん!」


 サーニャとアースィム、ポールとジャック。2匹の物語が開幕である!

次回、第10話。我が名はオーディン。

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