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24年物語(小説家になろう版)  作者: 司馬横龍
24年物語(エピソード1)
8/31

第8話。ポールとジャック。

サーニャは集落へと到着した、そこである光景を目にする。


それは集落の子供達が「ワハシュ」と叫んでいた。


「ワハシュ」アラビア語で「怪物」であった……。

 その一方で同時刻のラマッラ都市に警備会社に勤務してる、二人の男がいたのであった。


その者はポールにジャックである。


警備会社の社長「ポールとジャックを召集したまえ!」


社長は女性秘書に命令するのであった。


女性秘書「はい!直ちにお呼びいたします!」


 女性秘書は内線電話でポールとジャックを呼んだのである。


そして5分が経過してポールとジャックは社長室へと入る。


ポール&ジャック「社長、失礼します」


 ポールとジャックは社長の目の前に待機したのである。


警備会社の社長「よく聞け!今ラクダの被害が拡大している!原因は何だか分かるな?」


社長はわざと質問に切り替えたのだ。


ポール&ジャック(え?!)


 ポールとジャックはまさかの不意討ちで戸惑うのである、ジャックは気配を感じたのか女性秘書に顔を向ける。


 社長室は透明のガラス張りになっている、女性秘書が白紙を使ってマジックペンで「ハイエナ」と書いてるのである。


ジャック「ハイエナですね!ボス!!」


 すかさずハイエナと答えるのである、社長は満面な笑顔になる。


警備会社の社長「うむ!分かってるな、なら、とっと行ってこい」


ポール&ジャック「わかりました!ボス!」


 ポールとジャックは社長室から出たのである、そしてジャックは女性秘書に投げキスをする。


ジャック「愛してるぜ!MYHONEY!」


女性秘書はクスッと笑い、笑顔で送りだした。


 ポールとジャックは駐車場にいたのである、ポールがジャックに話しかける。


ポール「さてと任務を遂行するぞ、ジャック!」


 ポールは元軍人であった、ジャックとは長い付き合いで、兄弟でもある。


ジャック「おうよ!相棒!」


 ジャックは機械を分解する天才だ。それを組み換える事さえも手先が器用なのだろう。


ポール「ジープに乗って行く、準備を急ぐぞ」


ポールは砂漠用に改造されたジープに荷物を積む。


ジャック「なぁ相棒~何か面白い事起きねぇかなぁ」


 ジャックは荷物を荷台に置きながらポールに話しかける。


ポール「心配するな、もうすぐ俺達の真のボスに会えるさ」


ポールは摩訶不思議な言葉を放つ。


ジャック「もしかして見つけたのか?俺達が従えるボスを?」


 ジャックは何やら興奮する、どうやらポールとジャックは自分に従えるボスを捜してるようだ。


ポール「残念ながら、まだな勘だが、会える気がするんだ」


 まるでポールは既に会える事のように話すのである。


ジャック「ポールの勘は当たるからな!よーし!準備できし、行こうぜ!相棒!」


ジャックは荷物を荷台に全部載せたのである。


ポール「よし、俺が運転をする!」


ポールとジャックは砂漠用ジープに乗る。


いよいよ歯車が動きだすのである。

次回、第9話。アースィム、初めての家族。

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