中の人たちの婚約破棄劇場 ~絶対に婚約破棄して追放されたい悪役令嬢 VS 絶対に添い遂げて結ばれたい王太子殿下~
「罪状は既に明らかです!」
ここは国中の有力者が子息を通わせる名門校だ。
国の未来を担う若者たちの晴れの日は、突如として悪女断罪の場へと姿を変えた。
侯爵家令嬢マルティナから、王太子アルフレッドのお気に入りである平民の少女、リリーへ行われた嫌がらせの数々が暴露され――
「マルティナ・フォン・フランシス・ブルームは王妃としてふさわしくない。このような悪女は、断罪されるべきなのです!」
マルティナは、己が断罪されるべきだという主張を高らかに宣言していた。
突然壇上に躍り出たマルティナが、自分が行って来たイジメを証拠付きで自白し始めたのが五分前のことだ。突然の蛮行に、場内はもう騒然としている。
ご乱心と言われてもおかしくない場面ではあるが――残念なことに彼女は正気だ。
(ここまで本当に長かった……。でもこの婚約破棄で全てが完成するわ)
今の彼女は、悪役令嬢の中の人と人格を共有している。むしろ中の人の方が主人格だ。
彼女は自分が声を当てていたゲームと、そっくりな世界へ入り込んでいた。
激しく既視感を覚える学園などを見て、彼女が自分の置かれた状況を正しく理解するまでに、そう長い時間はかかっていない。
その後いつまで経っても夢から覚める気配が無いので、恋敵の侯爵令嬢として三年ほど過ごしてはみたが――彼女の基本方針はシンプルだ。
目標はイレギュラーを起こさないこと。
これに尽きる。
(私の中ではアルフレッドが一番人気だったけど……。彼の横は、ヒロインにこそ相応しいのよ)
彼女はヒロインと王子様の王道カップルが推しであり、王太子ルートの成就だけを願って今日まで行動してきた。
願いが天に通じたのか、それとも策略の成果か。
婚約者であるアルフレッドの横には今、ヒロインが立っている。
(完全に王太子ルートね。幸せそうな二人を見たかったところではあるけど、それは高望みかな?)
可愛い可愛いヒロインに卑劣なイジメをすることなどできない。
それでもマルティナは、心を鬼にしてここまでやってきたのだ。
上履きを隠す――隣の靴箱に突っ込んだり。
教科書を汚す――偉人の絵にヒゲを書き足したり。
原作で取り巻きに命じたイジメに比べればスケールは小さい。
みみっちい嫌がらせではあるが、しかし悪事は悪事だ。
処刑されるほどではないが下品で、王妃としての才覚を疑われる程度のことはしてきたはずだ。
と、彼女は胸を張って婚約破棄を提案する。
(ようやくここまで来たんだから絶対に婚約破棄してやるわ!)
準備がいいことに。マルティナは己のイジメを見ていたという証言者たちまで裏にスタンバイさせて、万全の態勢でこの断罪劇に臨んでいる。
追放の根拠が流石に少し弱いかと思った彼女は、自ら罪を告白し、潔く身を引くという選択を取ることで国外追放される気でいた。
それだけではなく、追放後の備えも完璧だ。
彼女は二年前から準備を進めており、実家の侯爵家から与えられた莫大なお小遣いはコツコツ貯金してきた。
追放されるであろう国の銀行に、これでもかと隠し財産を築いている。
(場合によっては処刑ルートもあるけど、今回の流れなら国外追放よね。……完全にもらった!)
処刑ルートにさえ入らなければ、悠々自適の勝ち組人生は既に確定している。
更にアルフレッドはヒロインを溺愛しているので、この二人がくっ付けばハッピーエンドは確定したようなものだ。
この日までに万全の準備を整えてきたのだから、彼女の目には既に勝利と栄光への道が見えていた。
一方で、王太子のアルフレッドは焦っていた。
本来のアルフレッドなら純粋に喜ぶべき展開だが、三週間前から彼の人格は、王太子の中の人と入れ替わっていたからだ。
(な、なんだ!? 原作の展開とまるで違うぞ!?)
現在アルフレッドとなっている男は、自分が主演に声を当てていたシミュレーションゲーム。その舞台とよく似た学校に通う、どこかで見たような王太子殿下と意識を共有することになっていた。
エンディング間近のアルフレッドへ、いきなり憑依させられた形になるだろうか。
それでも、今日までは見たことがある展開が続いていたというのに、ここにきていきなり爆弾が投下されたのだから大混乱している。
(どういう状況だこれは。何が起きているんだ!)
彼は製品版の完全攻略を済ませているので、今回の婚約破棄シーンにも見覚えはあったのだが――話の流れがまるで違った。
悪役令嬢がセルフ断罪を始めるなど、真面目にやっているならば狂気の沙汰でしかない。
この場において原作と変わらないのは、ただ一つ。
このままいけばマルティナを追放して、ヒロインと結ばれるという結果だけだ。
突然の事態に困惑したアルフレッドは、ここで現実逃避に近い思考を始める。
(いや、もちろんリリーも可愛いんだけどさ、俺としてはマルティナの方が好きというか……)
マルティナという人物を改めて振り返れば、目つきがキツいため可愛らしいという評価にはならないが――艶々とした、長い銀髪が特徴的な女性だ。
黄金のような金髪を持つアルフレッドとは、対になるために生まれてきたような外見をしていた。
婚約者を奪おうとする泥棒猫さえ現れなければ、性格だって悪くはない。
話が変わるのは、ヒロインが関わる場合だけだ。
婚約者を奪い取ろうとする泥棒猫を見つけた途端、高慢で高飛車な、貴族女性の嫌なところを煮詰めたような部分が出る。
しかしそれすらもツンデレにしか見えず、最後まで生き様を貫いた彼女はむしろ、女性ユーザーからの評価が高かった。
ヒロインが絡まなければ「理想の大人のお姉さま」という印象で、何なら下手な攻略対象よりも公式人気投票の順位は上だったらしい。
と、彼は公式サイトの情報を思い浮かべる。
(そもそも婚約者がいる身で浮気する、王子サイドに問題があるって言うか。婚約者がいる男に手を出したヒロインに問題があるって言うか)
国外追放とかの前に、そもそも浮気の慰謝料払えよヒロインと王太子。
そんな思いを抱きながらも中の人をやっていた、現アルフレッド。
彼がアルフレッドとして覚醒したのは三週間前なのだ。
その段階まで来るともう、どうしようもないほどルートが進んでいた。
一時の遊びではなく、本気で平民のリリーを王妃にする気だった頃の記憶。
自分のものではない学園生活の記憶がところどころに残っている彼は、内心で頭を抱えている。
(何考えてたんだよアルフレッド! マルティナならともかく平民のリリーに王妃が務まるワケがないだろ。ああもう、いい加減にしろ!)
幼い頃から王妃教育を受けてきた侯爵令嬢なら何も問題は無いだろうが、何の下準備もしていない平民をいきなり政治闘争の場に立たせるのは無理があり過ぎた。
平民の女の子が、誰もが憧れる王子様に見初められるシンデレラストーリー。
この美しい物語だが、ハッピーエンドのあとは一切考えられていないのだ。
(派閥争いで国が滅ぶ未来しか見えないぞ。……いやリリーが暗殺される方が先か)
何の後ろ盾も無い平民を王妃にするなどと言えば、国内の有力者からは大反発必至だ。
正式に国王の座を継いだ後ならまだしも、現時点のアルフレッドにリリーを守り通すことなどできないだろう。
ヒロインと結ばれるなど、最初から無理な話だと彼は考えていた。
(まず見た目とか立場を抜いても、ここでマルティナを追い出すとか可哀そう過ぎるって。婚約者を奪われた挙句に追放だなんて)
彼の中では自分の分身たるアルフレッドよりも、悪役令嬢のマルティナの方が好感度が高いくらいだった。
だから一般的な良識を持った存在に生まれ変わったアルフレッドは彼女の幸せを願い、今からでも遅くはないと婚約継続に舵を切ろうとする。
しかし相手は推しルートの完成を前にして、既に国外追放後のプランも万全な女である。
(さあ、あと一息でハッピーエンドよ!)
(リリーには後で詫びを入れるとしてだ。……まずは婚約破棄を阻止しなければ!)
かくして盛大なすれ違いを抱えたまま。
侯爵令嬢 VS 王子様の戦いが始まった。
先制攻撃はもう始まっているので、今はマルティナのターンだ。
プレゼンは既に終盤へ差し掛かり、リリーへの攻撃の数々は証拠と証言を元に証明されている。
「殿下、私はこのように様々なイジメを働いてきました。これらは到底許されることではありません。かくなる上は婚約破棄を!」
完璧な自白を終えた彼女は意気揚々と、堂々と婚約関係の解消を求めていく。
「ひいては国外追放を――」
「何を勘違いしている。俺はこの婚約を解消するつもりなどない」
ノンストップで自白を続けてきたマルティナは、この言葉にピタリと動きを止めた。
アルフレッドならば、喜んで乗ってくると思っていたからだ。
「……え? あ、あの。殿下?」
「君が行ったイジメというのはイタズラ程度のものだ。それくらい誰だってやるだろう……なぁ?」
アルフレッドが話を振ったのは横に立つリリーだ。
彼から意見を求められたヒロインが何を言うかと思えば。
「え? はい。これくらい、誰でもやると思います」
「リリーはこれで傷ついたのか?」
「いいえまったく」
あろうことか被害者の口から、「大したことはされていない」という言葉が出てきた。
これにはマルティナも焦りを募らせる。
(しまった! 命に関わることならまだしも、リリーの性格上この程度は許してしまうのね!?)
リリーの人柄を考えれば、反省している人間を断罪しにいくわけがない。
しかも随分と手ぬるいイジメをしてきた、そのツケが回ってきたのだ。
そう理解するがもう遅い。
マルティナが態勢を整える前に、アルフレッドは次なる一手を打った。
「その、落ち度は私たちの方にもあるんだ。リリーとの関係を疑われるようなことは今日で終わりにする! 婚約は継続だ!!」
「!?」
マルティナも含めて、この場にいる生徒たちは全員アルフレッドがリリーに熱を上げていたことを知っている。
だからこそ、今までの方針と真逆な予想外の発言で――会場に謎の緊張が走った。
「し、しかし殿下はそこの平民と結ばれたいのでは?」
「何を言っている。平民のリリーを王妃に据えるのは無理だ」
「え」
今や婚約破棄の場は、リリーとの関係解消の場へと変化したのだ。
そこへ追撃とばかりに、アルフレッドは右手を振り上げて告げる。
「王室法典にも「王族と結婚できるのは、子爵以上の身分を持つ者のみ」と書かれているからな」
「え、あ、あの」
アルフレッドが選んだのは理詰めだ。
法律は法律でありルールはルール。
無理なものは無理。である。
そんな作戦を採用して婚約の継続を目指していく。
「リリーと結ばれないのであれば、わざわざマルティナを追放する意味が無いだろう?」
「くっ……」
アルフレッドは「遊び惚けていた自分が悪い」と非を認め、全てを丸く収める方向で攻めていく。
それと同時にマルティナも察した。
被害者が大したダメージを受けていないので、これでは法律を曲げてまで婚約破棄を押し通す根拠が無いと。
(ま、マズいわ。このままではハッピーエンドが……!)
理は完全にアルフレッドにあった。
しかしどうにかして、この流れを変えるべく思案したマルティナが、どうしたかと言えば。
「く、くくくく、あーっはっは! 殿下は女心に疎いようですわね!」
「な、なんだと?」
彼女は一瞬にして、問題の方向性を変えるという選択をした。
突然意見を翻したアルフレッドに驚いたものの、反撃の一手はすぐに思いついたのだ。
「殿下がそこの女へうつつを抜かしている間に、殿下への愛はすっかり冷めてしまいました!」
「なっ!?」
もうアルフレッドのことは愛していない。
望まない結婚をするくらいならば、国外追放を食らった方がマシだと彼女は言い放った。
この超ド級に無礼な発言を聞いて、アルフレッドは絶望する。
(処刑ルートですら最期までアルフレッドにぞっこんだっただろ!? どうして心変わりを!)
もしや己がアルフレッドと入れ替わったことにより、内面で嫌われたのだろうか。
そんな考えたくも無いような想像が浮かび上がってきたが、彼もめげない。
(ここは一つ、イカした愛の言葉でもささやいて……いや、今さらだな。こうなったらルールで押し通すしかない!)
最初に己が理詰めを選んだのだから、今さら感情論の路線に切り替えることはできない。
だから彼は、何とか理論的に婚約継続の根拠を探した。
「この婚約は、王家と侯爵家の間で結ばれたものだ。当事者の一存でどうこうすることはできないだろう」
彼がすぐに思いついたのは政治的な話だ。
話を当人同士から一族や家同士に移し替えれば、少なくとも結論の先延ばしはできる。
「でしたら、お父様を通して正式に婚約解消の手続きに参ります」
「さて、侯爵は動くかな」
「娘が王太子のことを気に入らない」という理由で王家との関係を絶つような者は、侯爵家の当主としてやっていけないだろう。
家同士の話に持ち込んだ時点で勝ちは決まるというか、そもそもこれは政略結婚である。
貴族派の筆頭である侯爵家と王家の縁談で、国内をまとめるための話だという大人の事情。
これがアルフレッドの打った、必殺の策だ。
「ぐぬぬ……!」
そしてゲームの本編と全く関係が無い情報の数々。
この世界で知った事柄を思い浮かべたマルティナは、冷静に考える。
(確かに、実家は絶対に許さないでしょうね)
個人的な感情で王太子との婚約を破棄できるわけがないと、王妃教育を受けているがゆえに、すぐに理解できてしまった。
しかしマルティナに結婚する意志が無いとは、既に伝えてある。
つまり大人の事情が解決できれば、ハッピーエンドへの道は開けるのだ。
頭を高速回転させたマルティナは反撃の一手を組み立て。
そして一つの回答を繰り出した。
「でしたらリリーを侯爵家の養子に迎え入れます!」
「な、なにぃ!?」
「侯爵家の人間と結婚した事実さえあればいいのですから、これで決着ですわ!」
経歴洗浄。
例えば男爵の娘と侯爵の息子が結婚したいなら、娘を一度伯爵家あたりの養子に出し、伯爵家の娘という形で婚約を結ばせるのだ。
これは箔付けや政略結婚のため、あらゆる貴族社会で使われる裏技である。
「皆様、普通にやっていらっしゃることですわ!」
「ぐ、ぬぬ……」
これなら元がどうであろうと関係ない。
法律的に、正式に侯爵家の養子となったリリーならば身分差の壁は無くなる。
要は「侯爵家の人間と結婚した」という事実だけが必要なのだから、リリーが侯爵家の人間になればいいという、逆転の発想だった。
「しかしそれで、家臣や国民を納得させられるわけがない!」
反論したアルフレッドだが、マルティナは止まらない。
ここまでくれば一転攻勢だ。
「何を仰るのです! 平民がなんだ、俺は絶対に彼女と結ばれるんだと豪語していた殿下は、どこに行ってしまわれたのです!」
「い、いや、それを言われると……」
大人の事情は解決してやるから、婚約破棄の道を選べとマルティナは凄む。
そして後ろめたい事情があるアルフレッドは、自然と一歩後ずさった。
「往生際が悪いですよ、殿下。さあ、この婚約解消の書類にサインなさい!」
「どうしてそこまで用意周到なんだ!」
しかしここで退いては追放が確定してしまう。
だから問題を別方向に飛び火させるべく、王子様は足掻いた。
「いいか、仮にリリーを養子にしたとして、後ろ盾がだな――!」
「そんなものは縁戚関係を利用すれば――!」
その後、二人の議論は徐々にヒートアップしていった。
法律論、感情論、倫理観、信仰論、哲学。
あらゆる分野を引き合いに出して、「自分の主張が正しい」という口撃が飛び交う。
ここまでくれば、パーティー会場の人間などそっちのけだ。
その後も二人は必殺の手札を叩きつけ合い。
今、一体どういう状況なのか。 当事者の二人もよく分からなくなってきた頃――
「あの、でしたら……」
もう空気と化していたリリーがおずおずと手を挙げて、事態の収拾に乗り出した。
この謎のディベートが始まってから、実に三十五分後のことである。
◇
事件から二か月後。
この日は国を挙げての披露宴が行われていた。
「その、なんだ。このめでたき日を祝い、乾杯」
国王が戸惑いながら盃を掲げれば、参列者たちも一斉に盃を掲げた。
が、しかし。誰も彼も視線を右往左往させており、遠方住みで王都の事情に疎い者たちは、特に困惑していた。
何せ花嫁が二人いる。
「これで、いいのか?」
「私に異存はございませんし……。今さらでしょう」
「それもそうか」
関係者全員が納得の上だと言われても、奇妙な結婚式に変わりは無いし、出席者どころか祝われる当事者たちですら戸惑っている。
両者共に照れと困惑が入り混じったような、複雑な表情をしていた。
(いや、まあ、ね? 見た目は理想の王子様って感じなんだし、いい声してるし。これはこれで)
(やったぞ! 何だか知らんが、とんとん拍子で結婚まで来られたじゃないか!)
変なところで原作と同じ動きが起こり、卒業してからすぐに侯爵姉妹と王太子の結婚式が行われた。
新婦の席にはマルティナと一緒に、この度侯爵家の養子として出迎えられたリリーの姿がある。
アルフレッドとリリーにくっ付いてほしい。
マルティナと添い遂げたい。
そんな二人の要望を察して、各々の望みを同時に叶えた提案。
すなわちリリーの策とは、「侯爵家の養子となってアルフレッドとは結婚するが、マルティナも彼と結婚する」というものだった。
結局は王妃のマルティナが正妻で、リリーが側妃というか、第二王妃という形で収まっている。
そう、全ては丸く収まった。
そして幸せな結婚式の傍ら――というかど真ん中には、最も幸せそうにしている人間がいる。
「まさかアルフレッドと結婚できた上に、マルティナお姉さま生存ルートまで通れるだなんて。完璧ね」
一応全員の要望は叶っているし、誰も損はしていない。
むしろ一人、盛大に得をしている人間がいた。
何せマルティナの女性人気は高かったのだ。
ヒロインの中の人は当然女性であり、例に漏れず彼女の中でもマルティナが第一人気となっていた。
何なら王太子が、そっちとくっ付くことを願っていたくらいだ。
それにアルフレッドも見た目は理想の王子様だし、マルティナと結ばれようが変わらず溺愛してくれるのだから、彼女に一切の不満は無い。
つまり過程はどうであれ、どうやら全員のハッピーエンドには辿り着けたらしい。
彼らの相性は意外と良く、仲睦まじい結婚生活が送られたという。
侯爵令嬢 VS 王太子殿下
勝者、侯爵令嬢。
お読みいただきありがとうございました。
恋愛短編を書くのが初めてなので、感想をいただけると嬉しいです。
また、評価などをいただけると次回作を書く原動力になりますので、よろしければお願いします。