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幼馴染彼女の妹がグイグイくるが、そんな訳にいかないだろ、、
「おねぇちゃん、遅いなぁ...」
ミヒロはそう呟き、
ベッドに横たわった。
「来ないんなら、シンジと三回戦しちゃうぞ?」
ミヒロは俺のこと、上目遣いで見て。
俺のおへそ辺りから右手の人差し指をつつーと
下半身めがけて走らせてみせた。
「あのな、ミヒロ...」
「俺の身体に触るの、やめてくれないか?
それから、ベッドに寝転ぶのもやめてくれ。
今すぐどいてくれ...」
「ん?」
「今日のことはさ。
見分けられなかった俺が悪いよ...」
「え、なになに?」
「シンジ、顔怖いよ...?」
「俺、おまえのこと、すっかりマヒロだと思って。ガチでイチャイチャしたわけで」
ミヒロは、少し悲しそうな顔をした。
「ん、でもさ、私と寝ちゃったんだから、
私がもう、新しい彼女でよくない??」
「そういうわけにはいかない...」