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招かれざる客

作者: 春輝 鉄和

僕の名前は春輝鉄和。最近はネット小説を書くことを趣味としている。

今はいろいろあって連載中の続きをかけていない。その理由はアルバイトや学業などで時間が取れていないからだ。

まあ、実を言うと「ひぐらしのなく頃に奉」のスイッチ用を買ってかなりハマっているというのが大きな原因なのだが、それはどうでもいい。

どうしてコイツが僕の天井に張り付いているのかが問題だ!

僕はスマホで小説のために比喩の種類をネットで真剣に調べていて、そろそろ小説を書こうとしてその態勢に入るために大きな背伸びをして全身に血を巡らせるようにして上を見上げた瞬間だった。

僕は目が悪く、自分の日常生活にかかせない眼鏡をかけていないせいでそれはただの大きな黒い模様のようにしか見えなかった。

天井が煤けているようにも見えたが、ここはキッチンではないからそんなはずもない。(そもそも僕は炊事なんてしたことない)。僕の貴重な憩いの場所である寝室だ。

だから僕は自分の眼鏡をかけて上を見上げた。もう、薄々気づいていた。

だが、この目で確かめるしかなかった。それが図星だったことに絶望した。

ソレの色はまるで僕のこころを表しているようだった。

ソイツの存在だけでまるで僕の白い天井、いや、僕の部屋全体を汚していた。

そのあまりの大きさとうす気味悪い見た目で身体中に虫唾が走る。

これが現実でないことをどんなに望んでもそれは消えたりはしない。これはただの悪い夢だと自分の中で唱えても結果は同じ。

ソレを指す言葉はいろいろある。アメリカではソレのことを「ロッチ」とよんだり、ブラジルでは「バラッタ」と呼んだりする。

日本でも呼び方はいろいろあるが、一般的な呼び方は、そう、・・・・ゴキブリだ。

この時は殺虫剤がなかったため、2時間以上かけて退治した。

その時僕はまだ知らなかった。どんなに部屋を綺麗にしても今月中にもう二匹が現れるということを・・・・。




皆さん10月の終わりに窓を開けて換気をするのは控えたほうがいいかもしれません。

僕はよく窓をあけて網だけ閉めて、二階に住んでいるから何も案じず家を長い間空けますが、それは望まぬモノを招待している行為なのかもしれません。

実際、どんなに寒くても家にいるときだけ窓をあけて10分から15分ですぐ閉めるようにしたらソレはもう現れることがなくなりました。

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