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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。
この連載作品は未完結のまま約6年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

このテンプレ世界に紛い者と無力者《テンプレート・イレギュラー》

作者:出無川 でむこ
主人公の新垣 寅(あらがき とら)は、何も変哲もないただの男子高校生。
今年の春で高校3年生になった。

勉学もスポーツも、クラス全体では中の中で、特に飛び抜けた能力はなかった。
ただ、少し好奇心旺盛で少し演技が上手かった。
専門でやっている人ほどではないが、たまに演劇部の友人に助っ人に呼ばれていた。

その日は演劇部で助っ人で呼ばれた後の帰りのことだった。
ふと、寄り道をしたくて、遠回りしていると、薄暗い通路に行きついた。
そこにあったのは、汚れがひとつない机と椅子、明かりがついたデスクトップパソコン。

明らかに異質な"それ"に思わず、足が動く。パソコンの画面を覗き込むとこう書かれていた。

「君に質問だ。この日、世界が終焉を迎えるとしよう。君にはそれを変える力がある。どうする?」

その奇妙な問いかけに、「変える力があるなら・・・変えたいかな」と呟くと目の前が真っ白になった。
目を覚ますと、百合の花のようふんわりとした白い布が、目に飛び込んできた。
ふれたら壊れてしまいそうなガラスのような肌とは対照に、二つ結びされた燃えるような赤い髪が揺らめく少女がいた。

「君は一体・・・」

そう呟くと、少女は無邪気に笑う。
白い世界が淡い色に染められた気がした。

「ボクの名前はシアナ、よろしくね」
「ボクと一緒に終焉《カタストロフィ》を止めてくれないか!」
「か、かたすとろふぃ・・・?」

「この世界で、終焉《カタストロフィ》を止めないと、キミが元居た世界も、終わってしまうのだよ」

追放、転生、転移などの当たり前のこの世界で繰り返される悲劇を止める為に・・・。

新垣 寅と、シアナと名乗る赤髪の少女の―終焉を止める険しい冒険が始まる。







「それは本当に正しい事なのかい?」



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