シーソー公園に落ちた宇宙人?つー
はい、第2話でーす
…………スチャ__(⌒(_'ω')_┳━──
朝七時僕は鳴り始めた目覚ましを止め時間を確認し朝になったことを理解する
外では雀が可愛らしく鳴いておりとても健やかな朝だ
朝ごはんを食べに体を起こそうとするとそこで違和感を感じる…
なんだろ…とても暖かくて柔らかい、そう例えるなら僕が幼き日に感じたお母さんと一緒に寝ていた頃の様な…
僕は横になりながら隣を向くと…小さくて可愛らしい女の子の顔がありました
その女の子はまつげが長くとても綺麗な顔立ちをしている まあ、いわゆるゆるふわ系な感じ
ほっぺをツンツンしてみるとぽよんって跳ね返ってくる
ちょっと楽しい……
て、そんなことしてる場合じゃなかったね
「………あの、とりあえず起きてー」
女の子の体を右左と揺さぶり女の子を起こす
「ふわぁぁぁ……あ、おはようございます…唯我…」
「うん、おはよーよく眠れた?」
「唯我の寝相が悪くて…あんまり眠れませんでした」
「あははは…そりゃーごめん……一つ聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「何なりとどうぞ」
「なんで一緒のベッドにいるのかな?」
「そっちの方があったかいからですけど?」
そりゃ、そうだけどねー…
「それだったら部屋あげた意味ないよー」
「それもそうですね…じゃあ次からは…」
「唯我が私の部屋に来て一緒に寝ましょう」
「そうしよー」
一緒に寝ると温かいからね、うん
この女の子 ミリーは僕たちの家に住んでいる
ちなみに本名はミリー・ニコラス・シルバー・ロズワールド・エイレム
とにかく長い
本人からはミリーと呼んでほしいと言われミリーと呼んでいる
何を隠そう、ミリーは先日シーソー公園に落ちて来た隕石に乗っていた宇宙人である
その証拠に今は隠しているがミリーの背中には天使と悪魔の狭間の様な羽が生えている
ちなみに色は灰色
なぜ同居しているかというとミリーが隕石から出て来た際に隕石から足が抜けないというなんとも言えない状況になり僕が隕石をハンマーで砕いた
その時一緒にミリーの足も叩いてしまったらしくすごく痛そうにして転げ回っていた
で、その時に
「あなたが私を痛めつけた罰としてあなたの家に住ませてください」
と言われたので
まあ、不可抗力とはいえ悪いのはこっちの訳で家に連れて行った 父さんたちもすぐにOKしてくれてここに住んでいるという訳ですねー
ベットでの案件を済ませた後僕たちは下に降りて朝ごはんを食べ僕が身支度をしているとミリーが僕の方をじっと見つめて来た
「どしたのー?」
「いや、何をしているのか気になってしまって」
「これから学校に行くんだよ、学校」
「がっこう…ですか?どんな場所なんですか?」
「えっとね…友達と遊んだり…勉強したりするんだよ」
「なるほど……私も行きたいです」
「んー…それは無理かなー…」
「な、なんでですか?」
「だってミリー生徒じゃないじゃん」
「あー……」
「部外者は立ち入り禁止だからねー」
「なるほど…生徒じゃなきゃ入れないと…」
いや、生徒じゃなくてもいいんだけど…
見た目は12歳くらいだから妹って言えば入れるかな?ダメだよねー…
「わかりました、大丈夫です 私に任せてください」
何をわかったんだろ?しかも任せてくださいって僕何も頼んでないんだけど…
何かをわかったミリーを背に僕は学校へと向かった
八時十分くらいに学校につき教室に入る
中には既にクラスメイトたちがトークに花を咲かせていた
トークに花を咲かせているクラスメイトの中を進み自分の席に座る
「来たか唯我」
「あ、だいき、おはよー」
今話しかけて来た金髪のヤンキーみたいなのは大沢だいき ヤンキーみたいなのにオカン気質のある優しい人だ
「なんだかんだでまたお前と同じクラスか…多すぎだろ同じクラスになるの」
「ずっと一緒だよねー…僕たち まあ僕はだいきいてくれた方がたのしーからねー ツッコミ役がいなくなるのも寂しーから」
「あのな、俺はツッコミ役でもなんでもねえよ」
「え!ツッコミ役じゃん、志村〇八には負けるけど山〇退レベルにはあると思うよ」
「おい!その二人はやべーから!名前出すんじゃねえよ!」
「え、だって向こう他の作品から色々と出してるからお互い様じゃん」
「お互い様とかそんな問題じゃねーから!てか、発言が俺らメタだから!」
ほら、生粋のツッコミ役でしょ?
僕の言った通りに
「あ、そういえば今日…」
だいきの話がある音にかき消される
その音は僕たちを除く男子が急に立ち上がる音だった
そしてそこ男子たちがクラスのとある場所に視線を向けた
「あ、みんなおはよー」
「「「「おはようございます!!」」」」
男子の挨拶がすごい合唱になってる…
さてさて、今登校してきたのはクラスのアイドル椎崎 穂音奈だ
春なのにワイシャツが少し湿っているあたり家を時間ギリギリに出て走って来たんだと思う
息遣いも荒いし
「おはよー唯我 たいが」
穂音奈が僕の前に座りこっちを向きながら挨拶する
「うん、おはよー」
「お前汗凄いぞ、寝坊か?」
「あははは…目覚ましが調子悪くて」
「目覚ましが調子悪くても自分で起きれる努力はしておいた方がいいぞ」
「は、はーい」
だいきはこういうところ真面目だからねー…
そういえばだいきさっき何か言いかけてた気が…
「あ、忘れてたわ えっとな 今日このクラスに転校生がやってくるらしいぜ」
…なんとなく誰が来るか予想できてしまうのがやだなー いや、でも流石にそれはないかな…
「え、誰々?男の人?女の人?」
「いや、そこまでは知らねえけど…」
「そっかぁ…でも転校生かーちょっと楽しみだなー」
「ああ、できれば仲良くしたいな」
「そうだねー」
そんな話をしてると教師が来た
「おほん、みんな静かにしろ ホームルームを始める…前に俺からみんなに報告がある 今日は我がクラスに転校生が来る」
教室内がザワザワし始める
みんな知らなかったんだろわなー
みんな知らなかったのにその情報を得ただいきは凄いと思う 情報源がかなり気になるねー
「では、入りたまえ」
先生の言葉通りに教室に入ってきたのは女の子だった
見た目は12歳くらい、まつげは長く顔立ちがとても良い そう、いわゆるゆるふわ系の女の子だ
「ミリー・ニコラス・シルバー・ロズワールド・エイレムです 長いのでミリーと呼んでください よろしくお願いします」
黒板に名前を書きそう自己紹介した後クラスは超ド級の叫びに包まれた
「鼓膜破れるからね…このうるささは ほら、窓ガラス割れちゃったよ」
…ていうか、やっぱりミリーかー
どうやって入ってきたか凄く気になった
学校に来ちゃいましたね
こう見るとペースかなり早いかもしれませんね