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第9話【作戦】


朝になった。モヒカン猿が目覚めると自分以外は全員起きており、何やらガヤガヤとしていた。モヒカン猿が目覚めたのを見てマクドがタバコに火を付けながら言った。


「よし!モヒカンも起きたか。もうコイツラ2匹には伝えてあるが作戦は決まったぞ」


モヒカン猿は寝起き丸出しのボーっとした顔でマクドに聞いた。


『作戦ってイッタイなんの?』


「我々の宇宙船のパーツを買いに行くための作戦だ」


『ああ、でしたね。で?どんな作戦になったんですか?』「昨日、バンダナが言っていた通り、オマエラの1人に宇宙船のパーツを買って来て貰う」『はぁ、だけど、それは、我々が裏切る可能性があるから微妙的な感じだったのでは……』「そうだ。だから、我々、人間側も1人、隊員を同行させる事にした」


『同行?そりゃーまずいですって。例え喋れるとういう事がバレなくても、人間が猿の町を歩くとなれば首輪を付けなければなりません。仮に首輪を付けて我々のペットに成り済ましたとしても、軍の人間から人間ペット許可証の提出を求められたら終わりです。最悪です。我々まで刑務所に入れられてしまいます。絶対に止めた方が良いです』


「だから、そうならないために我々の1人は猿に変装し、同行するのだ」


『猿に変装?変装ってどうやって?』


それを聞き、ニヤニヤと笑いながらナルドはモヒカン猿に近付き、ナイフを取り出し、こう言った。


「オマエの顔の皮を剥いで猿のお面を作るんだよ」


『え?え?ひぇぇぇええええ!!!!』


モヒカン猿の驚いた表情を見てナルドは爆笑した。


「わははははははははは!!!!」


それを見て猿を含めた全員が笑った。


「おい。からかうのはそこまでだ」


その笑い声にストップを掛けたのはモスだった。


「ははは。すいやせん。な~んてな。冗談だよ。お面は本当だけどな」


そう言うとナルドはナイフでモヒカン猿のロープを切った。


『え?』


「パーツを買いに行くのはオマエだよ」


『ええええ!?なんで俺すか!?』


「しらねーよ。モス船長がそう決めたんだ」


『は、はあ』


「ただし、バカな真似すんなよ。もしもオマエが少しでも裏切るようなマネを見せた場合い、トランシスレーダーによって、同行者からすぐにコチラに連絡が入り、その場合いはすぐさまこの2人を射殺する。我々も出来ればお前達を殺すような真似はしたくない。そうさせないためにもシッカリと頼むぞ」


『はあ。大丈夫です。で?同行者って誰なんです?』


「俺だ」タバコの火を消し、マクドが言った。


『はい、分かりました。よろしくお願いします』


その時、ピンクのテントから「出来たわよー!!」という声と共に、右手に何かを持ったリアが出て来た。「これでバッチリっしょ!」そう言うとリアは自信満々な顔付きで右手に持った何かを両手で広げて周りに見せた。


『そ、それは?』


「猿のお面よ。寝ている間にあなた達の顔をサーモグラフィティックカメラで撮って、骨格や皮膚の成分を調べて作ったの」マクドはお面を装着した。


「おおー」『わーお』「すっげー似てる。コイツラに」


『確かに、我々に似ている。これならバレる事はない』


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