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第3話【交渉】


「さ、猿が喋った!」「なんだコイツラ喋れんのか!?」


モスは落ち着いた様子で猿達に向かって言った。


「言葉が分かるんだな?分かるのなら話を聞いて欲しい。我々は君等と争いをしに来たわけではない。我々は普段、惑星調査団という任務により宇宙の惑星を旅して回っている者だが、この星は調査対象に含まれていない。宇宙船のエンジントラブルにより、不時着しただけなので、宇宙船を直すためのパーツさえ手に入ればすぐにでもこの惑星を出ていくつもりでいる。だから、その子を離してくれ」


しかし、3匹の猿達はその話を聞くつもりもなく、3匹同士で何やら話をしている。


『言葉を話す人間が居たとは驚きだな』『どーする?』『どーするもこーするもねぇーだろ。研究施設に連れていけばそれなりに高く売れる。コイツラ、全員、さらうぞ』


その言葉を聞き、ナルドは言った。


「どうやら話合いによる和解は無理な様ですね」


「そーだな」


「どーします?」


「ならば、コチラもどーするもこーするもない。プランBだ」


「イエッサー!」「ラジャー!」「りょーかい!」


そう言うと3人は左腕に付けたTショックのボタンを押した。


それと同時に3人の姿がスーッと消えた。


『な、なんだ!コイツラ!消えたぞ!』


『どーなってやがる!?』


『何処だ!!何処へ消えたあああ!?』


3匹の猿はただ1人消えていないモス船長に向かって叫んでいた。


「ふむ。どうやら科学技術では我々の方が上の様だな」


『何言ってやがる!!出て来い!!出て来ねぇーと、この娘を殺すぞ!!』


グラサン猿はリアの首筋にナイフを押し当てたまま叫んだ。


「それは無理だ」


モスは小さめながらも強気な口調でそう返した。


『な、舐めんな!!人間のブンザイでええええええ!!』


そう叫びながらグラサン猿はリアの首筋に向けたナイフを1度振り上げ、一気に振り下ろした。


そして、次の瞬間、、、(バタン)、、、グラサン猿は倒れた。


『モ、モンキチ!?どーした!?モンキチーー!?テメー!!モンキチに何しやがった!!このやろおおおお!!』


モヒカン猿はパンツからピストルチックな物を取り出し、銃口をモスに向けた。


そこでまた、、、(バタン)、、、モヒカン猿も倒れてしまった。


『サ、サルバドール!?何故オマエまで倒れる!?イッタイ、ゼンタイ、どーなってるんだあああああああああ!?』


バンダナ猿がそう言うと「こういう事だよ」というマクドの声が聞こえ、それと同時に3人が姿を現した。3人は小さな円を作り、ガッチリ、取り囲む様にし、バンダナ猿に銃口を向けていた。


『ひぃぃいいい!!!参りました!!!』


その様子を見て、ナルドがモスに聞いた。


「コイツ、どーします?」


「まあ、話を聞いてみようじゃないか。話は聞いてみるが、見た限り、腕力では到底人間である我々には太刀打ち出来そうにない。なので、厄介な事態を避けるためにもココは1度休んで貰おう」


「りょーかい」


ロッテは銃口をバンダナ猿の頭部にピタリと付けてニヤっと笑った。


『ひ、ひ、ひぇぇぇえええええ!!!お助けを~!!!』


そして、引き金を引いた。(パスッ!)



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