第23話【睡眠】
『なあ、テトォー?……おいテト?……テト?……寝てんじゃねーよ!!』
『ふぁーあ。なんだよ。うるせーな。俺は眠いんだよ。こんな暇な任務、寝てても構うもんか。俺はこれからバナナ王国の王様から大量のバナナを貰ったシーンから夢の続きを見続けるから現実のオマエは黙ってろ。おやすみ』
『だから寝るな!!なんだ、その夢は!猿丸出しじゃねーか!』
『うるせー!猿の夢にケチ付けてんじゃねーよ』
『オマエが寝ているのがバレたら俺まで処分を受けちまうだろ』
『じゃあ、誰か来たら起こせよ』
『ふざけんな!起きろ!』
『分かったよ。じゃあ、何か面白い話しろよ』
『なんだよ、面白い話って』
『俺を現実世界に留めておきたいなら、それ相当の現実での楽しみを俺に与えなさいよ』
『なんだよそれ』
『うるせー!俺のバナナ王国をブチ壊したんだから責任を持って現実の俺を楽しませろ!楽しい話を俺に聞かせろ!』
『ねーよ!そんなの!いつもながらに自分勝手なやつだな……あ。でもよー、あれはどーなんだよ?人間が乗ってた宇宙船の中に積まれていた物の中にロボットチックなやつがあったじゃん?』
『ああ。あったな。ドリアスでもなく、セクロスでもなく、なんだっけ?なんか自分で名前言ってたじゃん?』
『確かピクルスだ』
『ああ。ああ。そうそう。ピクルス。ピクルス。それでそのロボットがどーしたよ?』
『あのロボットも分析班に持って行かれたんだろ?』
『そりゃー、まあ、あの中にあったもんは全部分析班に回されちまったからな』
『なんかさー、あのロボットで人間達の居場所分かりそうなもんじゃね?』
『分かるか?ただのロボットだろ?そんなGPS追跡機能的なものは備わってねーだろ?』
『いやいや、あの人間達って俺達より科学技術が発達した惑星から来たわけじゃん?テクノロジーがハンパねーわけじゃん?だったらロボットも相当なものだろうし、俺達では分からない様な機能が搭載されていてもおかしくはねーだろ?……なあ、テト……テト?……だから寝るなって!!』
『……ムニャムニャ……もう食えねーっすよ……おうさま……』




