第18話【通信】
「ああ。分かった。すぐに隊員達には伝える。君もすぐにサルバドール君と一緒に帰って来たまえ。隊員達が来たので、1度通信を切るが、折り返しコチラから連絡を入れる」
モスはトランシスレーダーのスイッチを切り、テントに入って来た3人の方を向き直し、深刻そうな表情で言った。
「大変な事になってしまった」
「大変な事になったって、兄貴に何かあったんですか!?」
「いや、そうではないのだが、どうやら我々の宇宙船がこの惑星の者達に見付かってしまったようだ」
「見付かったって、どーして?」
ナルドは険しい表情を浮かべながらそう聞いた。
「分からん。分からんが宇宙船はこの惑星の軍に見付かり、持って行かれたとのことだ」
「持っていかれた!?それって、めちゃくちゃヤバくねーっすか!?」
ロッテはゴクンとバナナを飲み込み、そう言った。
「ああ。だから緊急事態なんだ。それからもう1つ、我々全員の首に賞金が掛けられた。この惑星の者達に見付かればすぐに密告されるだろう。これからは益々、油断出来ない状況となる」
「いやいや!もう!もう!テンヤワンヤ過ぎるでしょ!!」
「私も今聞いたばかりだ。詳しいことはマクドに聞いてみようじゃないか」
そう言うとモスはトランシスレーダーの通信履歴からマクドサーバーを選び、画面をみんなの方へと向けた。しかし、そこに、マクドの姿は映し出されておらず、モニターは砂嵐となっていた。そして、暫くすると、そこからモヒカン猿の声が聞こえた。
『悪いがオマエラの仲間は預かった。返して欲しければ、これから、そこに居る全員で、僕が言う場所へ来い』




