嫌な予感
どうもこんにちは^^
「よかった……!よかった!」
でも……どうして俺の家だけが取り残されてるんだ?
近所の家はキレイさっぱりなくなってるし、俺の家だけが
残るのはどうにもおかしい。しかも俺の家は城のすぐ隣。
一番邪魔な配置なのはここのはずだが……。
俺が家にいなかったから許可無しに取り壊せなかったって事だろうか。
うん、そう考えてみるとそれが妥当なのかも。
「それにしても……何の為にここに建てたんだろうな?」
と、グルリと城全体を見渡してみる。
う~ん……。一軒家の隣に城って言うのも不自然だな。
すっかり俺ん家と城の間が国境になっちゃってるよ。どうすんだよこれ。
「とりあえず……一旦落ち着くか」
急にこんな所に建てるなんて絶対何かがあったはずだし、
ネットで調べてみたら情報が得られるかもしれない。
いつまでもつっ立ていても時間がもったいないしな。
ザッザッザッ
「ん?」
玄関を開ける為にポケットから鍵を取り出そうとしていると、
背後から数十人が歩く足音が聞こえてきた。
こんな住宅街(元だけど)に人がこんなに来るなんて珍しいな。
やっぱり城を見に来る人が多いんだろうか。
何気なく振り向いてみると、そこにいたのは外を出歩くには
決してふさわしくない白黒のエプロンドレス、いわゆる
メイド服をみにつけた女の子達がこちらに歩いて来る姿だった。
「やばい……悪い予感しかしないんだけど」
俺がそう呟いているとメイド達の中心を歩く
唯一ワンピース姿の女の子が微笑みながら口を開いた。
「すこしお話いいですか?」
「は、はい」
瞬間、寒気がしたと同時に冷や汗が頬を伝った。