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Combat・ with・The・unknown  作者: 唯ノ蒼月
第7章タイトル 東部戦線

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第63話 グレイフォートレス攻略

あれから何度か、ゲネシス奪還の合間にクーデリア達に俺との模擬戦で訓練を付けた。

それによる成長は凄まじく本日に至るまで何度か交戦した敵ゴッズハウンド隊を何度か撃退する事に成功していた。


無事にゲネシスの奪還を終えた俺達はフィーニス帝国への侵攻を開始した。


まずはフィーニス帝国の南西部から進軍し山岳を制圧、魔法使いの部隊と地上部隊が協力して南東部の平原を制圧した事でフィーニス帝国の南部の制圧に成功した。


そして今日、俺達はフィーニス帝国の要の地、グレイフォートレスを攻略する。




ゲネシス中央基地の会議室。


そこでグレイフォートレス攻略の会議が開かれた。


「遂にフィーニス帝国の帝都グレイフォートレスの攻略まで漕ぎ着けた」


前面に表示されるグレイフォートレスの地図。

城壁に囲まれた要塞都市でその攻略は一筋縄ではいかないだろう。


「グレイフォートレスの攻略にはバナール隊、リュミエール隊、プリュフォール隊を主軸に数多くの者達が参加する。またグレイフォートレスを防衛する敵部隊もこれまで以上に多く、激戦は免れないだろう」


話を続けるクランクさん。

地図に青い矢印がグレイフォートレスの下半分へと向かって伸びる。

グレイフォートレスを囲むことはせず南部から進軍するようだ。


「フィーニス帝国各地でシャルル、カトリーナ派の者達が離反し此方と合流するということから戦力は増大するだろう。また敵戦闘機部隊、ゴッズハウンド隊がほぼ確実に出て来るだろう。十分に気を付けて事に当たれ」


「「「「「「「「了解」」」」」」」」


会議室を出た俺達は直ぐに格納庫へと向かう。

ステラ達は魔法使いの娘達にコンテナで輸送してもらう、その護衛に俺達とフィーユ達が付く。


「システム異常なし」


「此方も異常なしです」


「了解。バナール1から本部へ 、滑走路へ侵入許可を」


Crank《本部からバナール1へ、バナール1 の滑走路への侵入を許可する。侵入後離陸許可が出るまで待機せよ》


「了解」


Crank《バナール2、バナール3……滑走路まで侵入、バナール1 の後ろにつけ》


後ろにクーデリア達が付く、フィーユ達は準備が出来たようで今コンテナを浮遊させながら空へと上がった。


Crank《バナール隊、離陸を許可する》


離陸許可を貰い俺達は空へと飛び立つ。


空でフィーユ達と合流し、速度を合わせ共にフィーニス帝国のグレイフォートレスへと向かう。


グレイフォートレスに近付けば近付く程、地上や空の味方が増えていく。


そして遂に城壁に囲まれた城塞都市、グレイフォートレスが見えた。

都市の中心に(そび)える城がシャルル達皇族が住まう帝城とのこと。


「良し、俺達は手筈通り城門付近の城塞の上にある防衛兵器の破壊を行う」


城壁の上にはグレイフォートレスを守る為にガーディアン・ゴーレムやバリスタ、大砲などが配置されている、そのまま地上部隊を進ませると多大な損害を被るからね。


フィーユ達がステラ達を輸送する為に運んでいるコンテナを降ろし他の部隊と交代して空へ上がって来たのを確認し城壁へと向かって速度を上げる。


城門付近のガーディアン・ゴーレムを捕捉、引き金を引きミサイルを放つ。


6つのミサイルがそれぞれの標的目掛けて飛んでいき着弾と共に爆発を起こす。


「ミサイルの命中を確認しました」


「了解、このままガーディアン・ゴーレムを破壊して回るぞ」


banalTeam(バナール隊)《了解》


グレイフォートレス上空に到着したフィーユ達にバリスタ等の破壊を任せ俺達はミサイルを用いてガーディアン・ゴーレムの破壊を優先する。


「敵の魔術師隊が上がって来たよ」


fille(フィーユ)《分かった、迎撃に向かうね!》


フィーユ率いるリュミエール隊が敵魔術師隊の迎撃に向かう、城壁の上のバリスタや大砲は既に破壊済みだ。


魔法使い達がステラ達の入ったコンテナを城壁の向こうに降ろした後、そのまま周囲に展開しステラ達の護衛に回る。


Stella(ステラ)《ここは任せて!バナール隊は他の援護に回って!》


「了解した」


Sarine(サリーネ)《気を付けてね!》


ステラ達に言われた通り俺達は他部隊の攻略地点へと機首を向ける。


ステラ達の他に2つの大部隊がグレイフォートレスに侵入する為展開している、その中でも戦力が一番劣っている部隊の援護に向かう。


まぁその部隊に俺の妹達も居るから向かうと言うのが本音でもあるけど。


ほんの数分で妹達の居る部隊の戦場へと到着。

地上部隊が待機する後方にて数体の人型が城壁に向けて砲撃をしており、既に城壁の上のガーディアン・ゴーレムも相当数が倒されていた。


だが此方は配置された魔法使いが少なく、また攻撃に来た魔術師隊の迎撃に出ている事でステラ達の様に地上部隊を輸送しながら防衛する事が難しい為未だに地上部隊は進軍出来ないでいる。


「機関砲で城壁上のバリスタと大砲を破壊するぞ」


banalTeam(バナール隊)《了解》


城壁の上に並ぶバリスタや大砲に向けて機関砲を掃射し破壊していく。

俺達に気付いた味方の人型は優先的に残りのガーディアン・ゴーレムへと狙いを定めた。


《クソッこのままでは此処も侵入を許す事になるぞっ!増援は来ないのか!!》


《大敗に大敗を重ねて兵も兵器も少ないんだよっ!》


以前戦っていた時よりも相手の士気が低い様な気がする、押し切るなら今だろうか。


城壁上の兵器はほぼ全て沈黙した。


「このまま城壁内の敵兵器を沈黙させるよ」


Kudelia(クーデリア)《了解しました》


地上部隊の進軍を確認し城壁内の兵器の破壊を始める為旋回すると同時に1機の人型が城壁の上へと着地した。


イニーツィオ、俺の妹達が駆る機体だね。


Restina(レスティナ)《人型は私達に任せて下さい!》


「ふふっ頼もしい妹です!」


レスティナの言葉にセシリアが誇らしげに呟いた。いつの間にセシリアの妹にもなったのだろうか。


初めて会った時よりも命中精度を上げたアルティナの砲撃、その砲撃を嫌い接近する人型を切り裂くレスティナの2人の操作によりあっという間に内部に居た人型は鉄くずと還った。


Altina(アルティナ)《敵の人型の反応なし!お兄ちゃん此処はもう大丈夫だよ!》


Restina(レスティナ)《他の部隊の援護に回って下さい!何かあればまた通信で伝えます!!》


「了解!気を付けてね!」


Restina(レスティナ)《はい!》


妹達に此処は任せ、俺達は最後の部隊の下へと向かう。


と言っても最後に向かう所は人型を多く投入しているからそこまで苦戦していないとは思うけどね。


部隊の下に到着、地上を見てみれば人型の砲撃によってガーディアン・ゴーレムやバリスタ等は沈黙しており何機か城壁に着地していた。


Stella(ステラ)《帝城前まで侵入できたわ、これからシャルルを連れて帝城内へと侵入、奪還を開始するわ》


「流石ステラ達だ、予想以上に早いな。気を付けてね」


Sarine(サリーネ)《ふっふっふっ!任せてよ!》


Stella(ステラ)《調子に乗らないでちょうだい》


Restina(レスティナ)《グレイフォートレスの基地の制圧が完了しました!》


「レスティナ達もお疲れ様」


この様子なら大丈夫そうだね。


そう思った瞬間、俺達の横を飛翔体が高速で通り過ぎた。


「ミサイルか!?」


コックピット越しに飛翔体を視認、ミサイルと判断。飛んできたミサイルはそのまま地上の人型へと着弾した。


《な、なんだ?!どこから━━━》


《2番機がやられた!?おい、返事をし━━━》


一瞬にして多くの人型がやられた。

まだ残ってはいるがこれ以上やられるとグレイフォートレスの攻略に支障が出るだろう。


ゴッズハウンド隊(奴等)が来た、気を引き締めて」


banalTeam(バナール隊)《了解……!》


「反応6!方位90です!」


「聞こえたな、方位90、ヘッドオン」


旋回した先、6機の敵影を見る。


god's hound 2 《雑魚に構うな、月女神のエンブレムだけを狙え!》


god's hound 3 《奴だけは落とすぞ!》


god's houndleader 《ゴッズハウンド隊交戦》


グレイフォートレス上空にて俺達は敵ゴッズハウンド隊と戦闘を開始した。


「ミサイルです!」


警告音が鳴ると同時にセシリアが叫ぶ。


「しっかり掴まって!」


即座に急旋回し放たれたミサイルから逃れる。

追尾出来なくなったミサイルは空中で爆発。


「また来ます!」


「っ!」


休む間もなく警告音が鳴り響き、俺は直ぐに操縦桿を倒して急旋回を行い回避行動を取る。


「またっ!?」


セシリアの悲鳴じみた叫びを聞きながら急旋回を繰り返しつつ頭を上げて頭上や横を見てミサイルと敵を確認しながら回避行動を取り続ける。


Kudelia(クーデリア)《エルだけ狙って!?》


james(ジェームズ)《俺達は眼中に()ぇってか?!》



god's hound 6 《これを躱すかっ?!》


god's hound 2 《月女神のエンブレム……これ程とは……!》


次々と放たれるミサイルを回避しながらなんとか敵の後ろに付く。


god's hound 5 《後ろに付かれた!?》


「セシリア!ロック!!!」


「捕捉しました!」


「ミサイル発射!」


敵を捕捉しミサイルを発射。


god's hound 2 《ハウンド5!ミサイル!ブレイク!ブレイク!!》


god's hound 5 《フレアッ!》


ミサイルが当たる、そう思った時敵機が機体周辺に煙と強い光を放った。

その光に阻まれミサイルは敵機に命中する前に爆発した。


「なんだあれ!?」


「新兵器ですかっ!?」


セシリアと共に驚きつつ再び敵に捕捉された俺は急いで旋回してミサイルを躱す。


god's houndleader 《……撤退する》


god's hound 2 《隊長!?祖国を……グレイフォートレスを捨てるんですか!?》


god's houndleader 《そうだ……グレイフォートレスを捨てる。既にグレイフォートレスの半分以上が敵の手に墜ちているんだ、これ以上この空で戦っても勝ち目は無い。撤退し新型艦と共に反撃する。此処で散るよりは可能性はある》


god's hound 2 《……了解》


「敵が撤退を始めました!」


james(ジェームズ)《どうするエル!追撃するか!?》


「いや、今は味方の援護を優先する」


Kudelia(クーデリア)《了解しました》


敵が撤退した事もあり程無くしてグレイフォートレスは俺達の手に落ちた。


また帝城に侵入したシャルルさんやステラ達からの報告では既に皇帝は亡くなっており、軍上層部が掌握していたとのこと。

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