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Combat・ with・The・unknown  作者: 唯ノ蒼月
第7章タイトル 東部戦線

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第62話 フィーニス帝国進軍準備

聖都も奪還し、大規模作戦は無事成功に終わった。


けれど帰ったら酷い目にあった。

何故かリュミエール隊のお姉さん達と混浴させられそうになった。


セシリアやステラ達のお陰で何とか回避出来たけど代わりにいつか皆で海で遊ぶ事になった。


今は南西部基地の食堂にて頑張った妹達やクーデリア達の為にパン焼いてる。


「「美味しい……!」」


両手でパンを持って頬張るアルティナとレスティナ。

お口に合ったようでなりよりです。

2人の横にはクランクさんの妹のコレットちゃんもクランクさんと一緒に食べてる。


リュミエール隊のお姉さん達やステラ達も食堂でパンを食べている。


セシリアやセラさんは俺の隣でパン作りを手伝ってくれてる。


なおキューちゃんは頭の上から降りる気は無いようで、俺が千切ったパンを口元まで運んで食べさせてる。


「美味しい?」


「キュー♪」


「ご満足いただけたようで何より」


満足気なキューちゃんの鳴き声に微笑みつつ皆が食べ終えた皿を受け取って洗っていく。


「そう言えばさ、敵パイロットの脱出方法、見た感じキャノピーが吹き飛んで空へと射出されたみたいなんだけど何か知ってる?」


「緊急脱出だな、ベイルアウトと呼ばれているらしい。また落下時に開いた半球形をした傘状のものは落下傘(らっかさん)と呼ばれる道具で空中でひろげ、空気の抵抗を利用し、落下速度をゆるめる為のものでパイロットの生存率を上げるためのものらしい」


「へぇ」


鹵獲した敵の機体から情報を読み取り知ったらしくクランクさんがそう教えてくれた。

フィーニスとかイコルが兵の生存率を向上させる為にそんなシステムを作ったとかちょっと考えられないな。


「他にも俺達が知らない技術とかがありそうだね」


「あると思っておいた方が良いだろうな」


そんな話をしながら皆が食べ終えた皿を片付け終えたら俺は格納庫へと向かう。


準備が整い次第、俺達はゲネシスを完全に奪還しそのままフィーニス帝国へと侵攻する。


また敵の機体から得た情報で新たな技術が手に入りそれを実戦に投入するようでその確認もある。


【魔力支援】


広域に特定の魔力波を放出し敵機を遠距離から捕捉。

敵索敵装置の妨害。

誘導ミサイルの誘導性能強化。


これが実用化すると戦闘においてかなり有利になるね。


「一応魔力波を放出する機械は出来ているんですが現段階では広域とまではいかず扱いづらいかと思われます」


整備員さんからクーデリア達と共に話を聞く。

見た感じ設置型であり大きさもそれなりにある、小型化出来れば試作機に載せたりとかして活用出来そうではあるね。


「エル、これ使えそうですか?」


「効果的には凄く良い、ただ設置型であり効果範囲が狭いとなると整備員さんが言ったように扱いづらくはあるね」


「そうですか……」


訊ねてきたクーデリアにそう答える。

敵機を遠距離から捕捉という強みも、索敵装置の妨害も効果範囲が狭くなっては活かせないからね。

誘導ミサイルはそもそも機体が敵機を捕捉しなきゃいけないから狭くても多少は良いかもしれないけど。


魔力支援の他にも敵の人型はイニーツィオよりも装甲が硬くなってるという情報も得た。

装甲が厚くなった訳では無く技術向上によるもの。

また各部スラスター等の推進装置も最新化された事で速度も多少早くなっているとか。


「武装は変わらず増えてなさそうだね」


ブレードにマシンガン、ロケット砲に滑腔砲。

ただそのどれもが威力は向上してるんだろうね〜。


「そう言えばクーデリア達は聞いた?捕虜の娘達の話」


「リュミエール隊が捕まえてきた敵の魔法使いの話ですか?それなら聞きましたよ」


フィーユ達が捕まえてきた魔法使いの娘達からの情報だと、エース部隊はフィーニスの要の地グレイフォートレスに集められたとの事。


またそれとは別にサリーネの義母、ローズさんが戦場で敵の女魔術師を捕まえて情報を吐かせたところフィーニスは最後の抵抗としてエース部隊を新型艦最後の一隻と共に進軍させるとか。


また敵は未だに準備中であるらしく、準備が整う前にゲネシスを完全に奪還しフィーニス帝国へと進軍したい所ではあるが難しいだろう。


敵エース部隊となるとゴッズハウンド隊も居るだろうからこれからクーデリア達に俺と模擬戦して鍛え上げるつもりだ。


ちなみに敵のデータを取れたことでシミュレーションでゴッズハウンドとの戦闘をシミュレーション出来るんだけど、そんな中で何故俺と模擬戦するかと言うと相手もほぼ間違いなく俺のデータを用いてシミュレーションしてるからだ。


ゴッズハウンドを侮っている訳ではないが隊長以外は俺より弱い、そのゴッズハウンドが俺のデータとのシミュレーションで力を付けた場合を考えるなら俺本人と模擬戦した方が良いだろう。


「と言うことで模擬戦やるよ」


「お願いします!」


試作2型に俺とキューちゃんとセシリアが乗り込み空へと上がる。


クーデリア達5人も一式に乗り空に上がる、まずはクーデリアから始めよう。


模擬戦のルールは簡単、ミサイルなしの機関砲のみ。

敵機に照準を定めれば撃墜判定が出る、それを使って模擬戦をし先に撃墜判定を得れば勝ち。


開始地点はそれぞれ別々の場所から。

俺は開始の合図とともに高度を下げながらクーデリアの側面に回り込む。


低空を飛んでいるとは思わなかったのかクーデリアは気付いてない様子。

低空から上昇しクーデリアの死角からロックオン、撃墜判定を得る。


「撃墜!」


Kudelia(クーデリア)《嘘ですよね!?早すぎますよ!?》


次にジェームズ、クーデリアの時と同じ様に低空から急上昇、此方に気付いたジェームズが旋回したのを見ながら通り過ぎそのまま宙返りをして即座にロックオンして撃墜。


「撃墜!」


james(ジェームズ)《まじかよっ!》


ソフィーは開始と共に上昇し雲の上から背後に回る。

雲を突っ切り直ぐにソフィーを見つけ高度を下げ死角へと入りゆっくりと照準を合わせる。


「撃墜!」


Sofie(ソフィー)《え?!どこ?!》


次、ヴィクトリア。

流石にこれまでの流れから警戒したようで低空へと移動しソフィーの時同様上空から死角に行こうとしたが直ぐに見つかってしまった。


逃げるヴィクトリアの後ろをしっかりとくっついて追いかける。

何とか逃げようとするヴィクトリアをロックオンし撃墜判定を得る。


「撃墜!」


Victoria(ヴィクトリア)《逃げれなかった……!》


最後にテレサ。

低空から近づくもどうやら近付いていた時に見つかっていた様で後ろに付こうと思ったらコブラ機動で物の見事に後ろに付かれた。


取り敢えず旋回しながら降下する。


Teresa(テレサ)《逃がしませんっ!》


同じ様に降下するテレサ、今度は逆方向に急旋回をする。


「テレサは!?」


「まだ付いてきてますよ!」


後方を確認できるセシリアに聞くとどうやらまだ付いて来れてるようだ。

早い所引き離さないと撃墜判定取られちゃうね。


全速力で真っ直ぐ前進し即座に速度を落としながらその場で宙返り、テレサをロックオンし撃墜判定をもらいながらすれ違う。


Teresa(テレサ)《うぅ……負けましたっ!》


その後も二人一組で互いに補佐し合いながら等色々と訓練をした。


模擬戦を終え地上に戻った後はレスティナとアルティナと一緒にイニーツィオの調整。

セシリアやセラさんにも手伝ってもらいながら調整を終えたので汗を流す為風呂に入ることにした。


風呂から上がり夕食を食べた後、セシリアとキューちゃんの2人と一匹で自室へと戻る。


そのまま部屋に入り、ベッドに寝そべる。

セシリアが隣に寝そべり手を握ってきたので私もそっと手を握り返した。

キューちゃんは私の頭上で丸くなる。


「お休みなさい、エル、キューちゃん」


「お休みなさい」


「キュー」


明日の作戦に備え眠りに就いた。

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