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あ、無事に来れたみたいですね。良かったー。

え？おめーは誰だって？

いたちわらびですよ、喫茶店の管理人の。

え？喫茶店てなんやねん、「小説家になろう」を見てたつもりだって？

あなた、「今夜も怪しい喫茶店におばけたちが集う」を見てたでしょう。それ、この町にワープ出来るんです。んで、この喫茶店前に飛んでくる。

え？今自分は画面を見ている、そんな所にはいないって？

そりゃあきっと幻覚ですね。私の目にハッキリとあなたが見えます。

んで、あなたの後ろに喫茶店があります。

二階建ての一軒家。黒い壁、入り口にランタンが２個飾ってあり、木でできたドアの横に「ヴァンパイア喫茶」と書いてある。

ここまで説明すれば、わかるでしょ。

え？何度も言うけど、自分は画面を見ている、そんなもん知らん？

もー、いつまで幻覚見てるんすか。カルテアとアルシアもいるんんで、入りましょう。

あ、カルテアとアルシアってのは、この「ヴァンパイア喫茶」にいる吸血鬼兄弟です。

え？吸血鬼て大丈夫なのかよって？

あー、その辺は大丈夫です、吸血鬼兄弟といっても、悪人しか血吸わないんで。

まあ逆にあなたが悪人だとしたら、入った瞬間０されると思うので。

すぐばれなかったとしても兄アルシアに呪われるだけなので。

でもまだ準備中みたいなんで、また次話お会いしましょう。