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竜退治  作者: 海河豚
3/4

謎の男

村の外での生活は過酷だった。


「なんとかドラゴンに見つからずに、生き残れてはいるけど。

小さな虫と木の実しか食べてない。もう死にそうだよ。でも、こんなことで根を上げてちゃいけないんだ。何のために村を出たんだ…って うわぁ ドラゴンが来た。」

すぐさまカケルは草むらに隠れる。


「キールの野郎 人間のガキんちょ逃がしたらしいぜ。まぁ わざと逃がしたって言ってたけどな。」

「もったいねぇ話だ、おれっちなんて人間の子供大好きなのによ。頭からツルっと食べるのがうめぇってんだ。逃がすくらいなら、俺によこして欲しかったぜ。」

2匹のドラゴンが楽しそうに話していた。

(やばい、あのドラゴン達に見つかったら確実に殺される。)

カケルは見つからないように息を殺した。そして、こっちに来ないようにとただただ祈った。


「なんか、俺の好きな匂いがするんだよなぁ。人間の子供の匂いだ。

クンクン こいつはいい匂いだ。思わずヨダレが出ちまった。」

(やばい、あいつ俺に気づいたんじゃないのか。こっちに向かって来る。)

1匹のドラゴンが少年に近づいていく。

「お前の鼻はすげぇなぁ。俺にはまったくワカンねぇよ。ホント近くに人間の子供がいるのか?」

「いるぜ。ほらよ 新鮮な肉だぁ。」

少年のいる草むらが掻き分けられた。

「うまそぉ いただきまぁす。」


「待てっ」

どこからか声が聞こえた。それと同時に一本の矢がドラゴンに刺さった。

「なんだぁ矢かぁ。こんなの痛くも痒くもねぇ。」

どこからかやってきた男が一気に近づく。それを見てドラゴンも反撃しようとした。

「体がうごかねぇ…」

「御免」

男の持っていた剣が光る。そして、一瞬の内にドラゴンの首が切り落とされた。凄まじい切れ味であった。しかし、剣は瞬く間に粉々になった。

「少年、こっちに来い逃げるぞ。私はもうドラゴンを倒せる武器を持っていない。」

少年は首を縦に振って、男の手に捕まった。

「逃がすと思うか、人間風情にんげんふぜいが調子に乗りやがって。」

ドラゴンがギラギラとした目をこちらに向けてきた。しかし、それと同時に辺りに光が走った。男が閃光玉を投げつけたのである。

「この野郎っ!汚ねぇ手を使いやがって、畜生 目が見えねぇ」

この間に男と少年は姿を消した。



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