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FILE1:当主様はおねータマ

人格破綻者がイッパイ出てきます!

ヒルトン家は社交界の華だった

由緒正しき血統を祖にもつ名門の中の名門

血を遡れば誉れ高い円卓の魔法使いで有名な

チャールトン・ヒルトンに辿り着くのだから・・・

しかしそれも過去の栄光・・・・

没落しまくり・・

積み上がれば上がるだけ些細な振動で崩れるものだ

ジェンガみたいにさ・・・まぁ結果に適当に理由づけしただけだから説得力ないけどね・・


だから、今はただ広いだけが取り柄の耐用年数大丈夫?的な

ボロ屋敷と過去の血統契約の精霊だけが財産だ

馬鹿アホ先、先代がホテル業なんかに手を出したのがそもそもの発端・・

ヒルトンなんて響きのホテルが繁盛するはずがネーよ


癪にさわるから肖像画の目に画鋲さしてやったよ・・けけけ・・はぁー

僕の父は過去の栄光を取り戻そうと悪戦苦闘していた

だから、英才教育を僕に強要し

僕の脳ミソに魔法理論をアホみたいに詰め込んだ・・

幼少の頃よりの一流教育のおかげで絶対音感ならぬ

天才のステータスの一つとして有名な絶対魔法感を身につけ

父の計画がまんまと成功し万万歳かと思った矢先に

精霊のキミは先天的に・・・・の殺しもんく

ボクノ、セイシュンハ、ナンダッタノデショウカ?


知ってます?

人格形成って幼年期の経験が、かなり重要なんですよ!

だから、僕はひねくれました!


「どうしたの愚弟?

ボーっとしちゃって・・

もしかして!思春期特有の悶々としたエロい事考えてた?

まっ・・まさか、実の姉である私をてごめにしようって画策してたの・・(汗)確かに私は女神ほども美しいけど越えちゃならない一線があるのよ!

近親相姦はマズイでしょ」

朝一でナルシストの淫魔を相手にするのは胃にもたれる・・・・

この変態は僕の姉

アリサ・ヒルトン

僕とは比べものにならないほど馬鹿で低俗的だが潜在魔力保有量はそこそこだ

ってか、悔しいけど超一流かも・・

カビが発生するほど古い考えの父は形ばかりの当主の体裁にこだわり男の僕を溺愛した・・

その結果、純真で可愛い幼いアリサちゃんは

かまって症候群を発病!

一風変わった自己表現で愛をもとめましたとさ

めでたし、めでたし・・・


一時期は僕の事を敵視していたが例の精霊が・・・の事件で父に愛想つかされた僕を見て同情プラスα父の野望が姉に飛び火・・

期待される事がどんなにシンドイか知った姉は

変態は変態なりに僕を心配してくれて

猟奇的に愛してくれている


ってか僕って死ぬんですかね?

走馬灯の様に過去を振り返ったりして・・

もうそろそ、平凡な日常に戻りますか!

まずは姉に返答をっと!

「水虫を発病する魔法式を構築してたんです!

美人が水虫になったらギャプがたまりませんからね!どうですか?

我が愛しのおねータマも?」

僕は有言実行タイプの人間だって姉は身をもって知ってるから牽制のための言葉遊び・・・

たぶん、察しのイイ人は気付いたと思いますが・・・アノ作家さんの作品が大好物です・・・ニヤリ

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