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FILE0:プロローグ(夢)

シャ!エンジンあったまってきた!暴走して核融合しちゃったけど・・・(>_<) 頑張りますのでヨロシクお願いしますm(__)m

エドワード・ヒルトンの場合


それは、いつもと同じ夢だった・・

あまりに代わり映えしないから僕は夢だと知っている・・・

精霊はいつだって僕との契約を拒む・・

「キミは先天的に魔力の潜在保有量が少ないんだ・・契約に必要な微少な魔力すら持っていない・・

だからどんなに頑張ったって魂に契約を書き込めないんだよ・・

生まれ持っての個性だから私にはどうしょうもない・・

ごめんね・・」

そう言って美しいトンガリ耳の精霊は消える・・

ショックで放心する僕に父は上辺だけは優しく、ポンと軽く僕の肩を叩き

「大丈夫さ・・魔法なんて無くとも生きていけるよ」

と、言う・・

父は演技が下手なので

失望を色濃くたたえた表情までは隠せない・・・

その日から僕は父のタメ息と付き合って生活する事になった・・・


僕の部屋の僕のベットで僕は目を覚ます・・

心臓が早鐘をうつ・・

動悸に比例して僕の体は汗でベタベタだった・・

きっと最近、父が死んだからこんな夢を毎晩見るんだろう

タメ息ばかりつく父が死んで悲しかったけど・・

内心、ホットしてる自分がいて・・

罪悪感で一杯だから・・


素人の自己分析なんてくだらない・・そう結論づけ


ノドの渇きを潤すために枕元に昨日、用意した水差しの水をコップにナミナミと注ぎ一気に飲む

目覚まし時計の文字盤を確認する

朝の五時四十七分だった

かなり早いが

アラームを解除して、気持ち悪い寝汗を熱いシャワーで洗い流すためにトンテントンテンと階段を降りる・・



エリザ・ナイトレイの場合


優しい笑顔が魅力的なトキムネさん

飲んだくれで赤っ鼻のトンガ爺さん

7人のお母さんで恰幅がいいマーテルさん

赤いおさげ髪がチャームポイントな大親友のアン

そして・・私に魔法を教えてくれたサリマン先生・・皆、楽しそうにそれぞれの日常を送っている。

素朴で綺麗で素敵な

絵の様に美しい、イザミ村で・・・


きっと夢だ・・

私は知っている・・

だって、イザミ村はもう

何年も前に地図から消えたんだから・・

全部、私の所為だ・・

私の魔力が暴走したんだから・・・

だけど私は今も生きています・・

サリマン先生が助けてくれたから・・

先生が犠牲になってくれたから・・

だから、死にたくても死ねない

私の命は助けてくれた

先生のモノだから


涙が耳の方へ一筋の跡を残していた

私は目を覚ます・・

汚い街角で・・

浮浪者の私がまさか女だとは、きっと誰が見ても気付かないだろう・・

変色したボサボサの髪

親友のアンが綺麗だねって誉めてくれた金髪は今は何色だろうか?

薄汚れてしまった顔

男物の所々ほころびたコート

くたびれたサイズが大きすぎる革靴

自嘲気味に笑ってから

いつも私は右手の手のひらをコメカミにあて魔法で自殺しようか迷う・・

だけど・・脳裏に焼き付く先生の最後の言葉がいつも私を止める・・

「エリーは何も悪くないんだよ・・・」

私は耐えられなくて嗚咽を洩らす・・

お腹が減っていても涙はいくらでも出てくる

何だか、不思議だった・・

死にたいくらい孤独で淋しいのに・・

私は時間を垂れ流して生きている。

もしも、コノ魔法世界で疑問に思ったことあったら質問お願いしますm(__)m・・釈然としない事や漠然とした事が苦手なんで極力、物語の中でお答えします!

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