倉本丞の場合
最近構想している物の1つを書き出してます。
マイペースに投稿します。
勇者、それは人々の希望。
勇者、それは魔王を倒す者に、与えられる呼び名。
勇者....それは、
夜空に無数の炸裂が広がる。
「うぉぉぉぉぉぉ!!」
夜空を駆ける青年は思った。
このままでは決定打に欠けると、それは相手も同じらしく、攻撃が派手な割にはダメージが少ない。
視線の先に、体は細身で顔の半分以上を仮面で隠し、表情が読めない"爆撃の魔王"と呼ばれる"この世界"の敵がいた。
青年は、強く、強く想った。
コイツを倒して、オレは戻るんだ"元の世界"に!!
爆撃の魔王は、己で吹き飛ばし、半壊させた城から勇者を見上げた。
「勇者よ、私の攻撃をよくぞ躱しきった!しかし、それだけに惜しい。この私と互角の力を持ちながら、それを人ごときの願いを叶える為だけに使うとは、愚かなり。」
爆撃の魔王は、仮面で表情こそは見せなかったが、明らかに嘲笑していた。
勇者は、上空からゆっくりと半壊した城へ降りた。
「爆撃の魔王、オレとあんたはそれなりに長い付き合いだ。だからこそ分かるぜ。まだ、奥の手を隠してるだろ。」
「それは貴様とて同じこと。まだ、何かを隠しているだろうに。」
「なら、こっちからとっておきを見せてやるよ。」
そう言うと、勇者の右手の甲に模様が現れ光を放ち始めた。
「フン、ならばコチラも最大限の力で迎えてやろう!!」
爆撃の魔王の背後に、おびただしい数の爆破魔法陣が展開していく
幾ばくかの沈黙が続き
「「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」
同時に放たれた2人の叫びとともに、あたりは強い光に満ち、城は完全に滅んだ。
-魔王の城での激戦から3日後-
「やっと、帰れるのか。自分の世界に!!」
倉本 丞は、この世界に異世界召喚され勇者をしていた。
「やっとだ、勝手に喚ばれて、魔王を倒さないと帰れないとか無理難題をふっかけられて、最初こそは途方にくれたが、ようやく終わった。気づけば1年もかかっちまった。」
倉本 丞の魔王討伐は、容易なものではなかったが、仲間に恵まれ、人に恵まれ、運に恵まれて大成したのであった。
「ふぅ、それにしても、喚ぶのは神官たちの神力でできる癖に、帰るのはこの魔王城の宝物庫にあった帰還石が必要って、仮にオレが魔王倒せなかったらを考えるとゾッとするな。」
そう言いながら、帰還石を来た時のゲートに置くとゲートが光はじめた。
「うし、帰るか。」
だれに言う訳でもないが、そう言ってゲートをゆっくりとくぐって行った。
ゲートをくぐるとそこは元いた世界!!
にはならなかった。
「な、なんだ。ここは!」
そこには、テニスコート分の大地と、石のベンチ。
向かいには別のゲート。そして、真っ白の世界があった。
「魔王討伐おめでとう、勇者よ。」
いつの間にか、石のベンチの上にこの世界同様の白いスーツを着た中年の男が座っていた。
「先に訂正しておいてやる。お前は、魔王を倒せたら自分の世界に帰れると思っていたようだが、それは間違えだ。」
倉本が言葉を失っていると男は喋りはじめた。
「あぁ、自己紹介が遅れたな。俺の名前は、ザイード。そして、お前にはこれから、"俺の世界"に移って貰う。」
倉本はここでようやく思考が復活した。
「な、なんでだよ!!おい!オレは、オレの世界に帰りたいんだよ!!なんでお前の世界になんか移らないといけないんだ!!」
「拒否権は無い。お前にある選択肢は、ひとつだけだ。俺とともに来い。」
「断る!お前が誰だか知らないが、ぶっ倒して、自分の世界にかえ、、、、」
言葉がでない、意識が遠のく。
何が、なにがおきt、、、e
ザイードと名乗った男は、不敵に笑っていた。
きっとこの男に何かをされたのだ。薄れいく意識の中で、倉本はそう思った。
ますは、読んでくださりありがとうございました。
今後、学園ものにしていきたいです。




