第一話
「うん?やっぱり今日の肉じゃが‥塩辛いな」
「はい、はい、すいませんねぇ、お母さんと違って料理が下手くそで‥」
「あ‥いやいや‥なんか、すまん、」
母が死んでから、2年、この家の家事全般は私に委ねられた、洗濯、朝ごはん、晩ごはん、掃除、お金の管理、全部、私の仕事になった。今年中3になり、受験も控えてるのに‥勉強と家事、両立ができるはずがない、だが、そんな時でも、この父は、
「すまん‥明日、早いから‥寝るわ、洗い物、後は頼んだ。」
何もしない‥マジで何もしない。平日は仕事で忙しいとはいえ、土日もずっと寝ていて、家の事をやろうとしない。今になって、母の気持ちが分かる。母の口癖は「もうあの人、何もしない!」だった。
母が死んでからは、何とかするだろうと思ってたが、そんな事はお構いなし、当時、中1だった私に、父は、お前に全部任せた。って言われ、学校と家事の両立が始まった。当然部活もできないし、友達とも遊べない、彼氏も欲しいけど、遊んでる暇がない。
朝、早く、起きて、父と私の弁当作り、学校から早く帰宅して、掃除、洗濯、晩ご飯作り、ある時に、私がもう、嫌になって、コンビニ弁当にしたときは、加奈子の作った料理が食べたいと、駄々を捏ねられた。
もう限界だ!だから、私は父に嫌がらせを毎回することにした。
父は、今日の肉じゃがが塩辛いと言って、残したみたいだ、当然だ、私のオシッコ入りだからね、




