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零-ZERO-  作者: 如月紗霧
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第零話

零-ZERO-は始まりである。

全ては零が素である。

零。


カタカタカタカタ。


近未来風の実験室。


響き渡るは一人の男のキーボードのタイプ音。


カタカタカタカタ………..カタ。


タイプ音が事の終わりを告げる。


部屋のモニターに大きく文字が表示される。


「mission complete」


???「…….フフフ……..ついに、完成した…….。」


男の不気味な笑い声が実験室に木霊する。


???「フフフ…………….フフフ….」


???「全てはまだ始まりに過ぎない…..」


???「フフフ…..」


コツコツコツコツ。カチャン。


男は不気味な笑みを浮かべながら部屋を後にした。

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