表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

263/310

第262話 秘密を守ることは、命を守る事なんですよ

評価やブックマーク等、応援して下さった全ての方、ありがとうございます。


 少し時は経ち、最近はのんびりと過ごしていたイーノォさんも、クレセントに慣れてきたようだ。


 やはり、テレビだけでは情報取得も難しかったのか、様々な勉強を始めている。


 むしろテレビだけで、良くここまで知識を蓄えれたものだと感心してしまった。


 もちろん、SPオーブやスキルオーブ等を習得して貰い、身体も鍛えて貰っている。


 ステータスの恩恵か、元々天才だったのか凄まじい速度で知識を吸収しているようだ。


 何よりとても楽しそうにしているので、僕としても嬉しい限りだ♪


 だが、長年入院していたため身体は痩せており、皆より胸が小さいのを気にしている。



「クレセントの女性達は、特に胸が大きいだけだよ?」×テユン


「だよね~ 皆おっぱい大き過ぎるよ~」×イーノォ


「にしし、ヨウ君の趣味だかんね~」×ナギサ


「ナギサさん。誤解を招く言い方は止めて下さいよ?」


「・・・・・・・・」×全員


「・・・ジ、ジト目は止めて下さい!


胸の大きな女性が、タイプなのは認めますから・・・」


「・・・やっぱり、小さいと駄目なんだ、ど、どうしよテユン。私追い出されないかな?」×イーノォ


「大丈夫よ! たぶん?」×テユン


「え~ そんな~~~」


「大きな誤解をしてると、思うんですけど? 僕は別に、胸の大きさで女性を選んでる訳じゃ無いですからね?」


「8割ぐらいかな?」×アヤメ


「ブッ!? アヤメさんまで~」


「んふふ、冗談よ♪」


「胸の大きさが気になるならさ、スーパービューティーポーション飲んでみたら?」×ツドイ


「フフ~ メチャクチャ、胸が大きくなるかもね」×ノノ


「そんな、良い物があるんですか?」×イーノォ


「フフ、胸が大きくなるように望みながら飲めば、効果があるかもしれませんね」×リラ


「そっか、イーノォさんには、まだビューティーポーション渡してませんでしたね」


「仕方ないわよ、まだリハビリ中だったんだもの」×アヤメ


「じゃ、渡しておきますね~」



 僕は<虚空界>からスーパービューティーポーションを取り出し、イーノォさんに手渡した。



「これが胸が大きくなるポーションなんですか?」×イーノォ


「フフ、自分が望む理想のプロポーションに成れるポーションと言った方が良いでしょうか」×リラ


「ふあ~ そんな凄いポーションがあるんですね。本当に、そんな凄い物を貰っても良いんですか?」


「どぞどぞ!」


「ありがとう。じゃ、いただきまーす♪」


「コクコク! えっ?」



 本来なら徐々に変化が現れるビューティーポーションだけど、スーパーになるとその効果も凄まじい。


 痩せていたイーノォさんの身体が、みるみる内に肉付きが良くなって胸が大きくなっていく。


 少女の面影が残る顔も少し大人びていき、絶世の美女と言える程の変貌を遂げた。



「うわぁ~」×全員


「やっぱり、スーパービューティーポーションって凄いわね」×アヤメ


「えっ? どうしたの? うわっ!! 胸が大きくなってる~♪」×イーノォ


「それだけじゃ無いわ、鏡見に行こ!」×テユン


「う、うん」



 姿見の鏡を見たイーノォさんは、理解に時間が掛かるのか、口を大きく開けて固まっている。



「・・・嘘?」×イーノォ


「そうだよね・・・でもヨウ君は、こんな信じられない事を簡単にしちゃうのよ?」×テユン


「これなら、私もヨウ君に気に入って貰えるかな?」


「うふふ、もちろんよ♪」


「にしし、どうなのかな、ヨウ君?」×ナギサ


「驚くほど別嬪さんですよ? でも、元々可愛いと思ってましたからね?」


「えへへ、ありがとう♪」


「ねーねー、これなら私もテユンみたいに抱いて貰えるかな?」


「ブッ!?」


「わ、私も、まだ抱かれた訳じゃないからね?」×テユン


「そうなの?」


「そうなの! ごめんねヨウ君。色々聞かれちゃってさ、内緒にも出来ないからさ?」


「・・・ああいう事は、好き同士じゃないとなんですよ?」


「私、ヨウ君が大好きだよ!


私の怪我を治してくれて、テユンと居させてくれて、こんな良い思いさせてくれてるんだもの。


好きにならない訳ないわ。


ずっと、思い描いていた、どんな素敵な男性より素敵だわ。


可愛い顔してるのに逞しくて、信じられないぐらい鍛え抜かれた身体だし。


ヨウ君以上の男性が、この世に居るのか分かんないぐらいよ?」


「も、もうそのぐらいで勘弁して下さい・・・」


「んふふ、ヨウ君ったら照れちゃって」×アヤメ


「こんな僕を、誉め過ぎですよ?」


「もう相変わらず、自己評価が低いんだから?


私達が全員、ヨウ君が最高って言ってるんだから信じなさいよね?」


「あはは、分かりました」


「でもね、どうやってこんな大勢の女性を抱っこして寝てるのかな?」×イーノォ


「・・・・・・」×全員


「・・・イーノォちゃんって、深夜番組とかは見なかったのかな?」×ナギサ


「深夜番組? あ~ 夜はテレビ切られるもの?」


「あ~ なるほど」×全員


「うふふ、テユン。性教育も頑張ってね♪」×シュアン


「さ、流石に説明が難しいんだけど?」×テユン


「えっ? なになに?」×イーノォ


「ま、待ってイーノォ。夜になったら言うから・・・」


「あはははは♪」×全員


「そう言えばヨウ様。以前オークションに出品した金貨10枚が落札されました」×リラ


「あ~ そう言えば、そういうのもありましたね、幾らぐらいになりました?」


「はい1枚100万円で落札され、合計1000万円になりました」


「うわぁ~」×全員


「儲かっちゃいましたね」


「・・・・・・・・」×全員


「どしたんです、皆さん?」


「ヨウ君、軽すぎるって・・・あの金貨、何枚あるか分かってる?」×ナギサ


「えっと・・・数えきれないですね~」


「これだけ広い部屋に溢れかえってるんだもの数億枚以上よ? いえ、もっとあるかも?」


「凄いよね、全部換金したら兆の次になったりして?」×ツドイ


「えっと、なんだっけ?」×ノノ


「もうノノ。京ですよ?」×リラ


「うはー、兆の次ですか?」


「フフ、流石にそれだけ流出すれば、価格は暴落するでしょうけどね。


ダンジョン産の金貨と言う事で、高値になったようですし」


「あはは、京の景色ってとこですか?」


「もうヨウ君、簡単に言い過ぎよ? 凄い事なんだからね?」×アヤメ


「もう、お金の多さを理解するのは、半分諦めてるんですよね・・・」


「んふふ、それは分かるかも」×ナギサ


「あ、あの私達の前で、そんな事言っちゃって良いのかな?」×テユン


「クレセントメンバーに隠してもしょうがないじゃない?」


「あ、頭が痛くなってきたんだが?」×ソヒョン


「んふふ、慣れるしかないわね」×アヤメ


「ヨウ君は、どんな大金より美味しい物の方が喜ぶ人だからさ」


「あはは、それは間違いないですね~」


「その美味しい物ってのも、高額なんじゃない?」×ソンイ


「売らないから、値段はあってないようなものですよ?」


「うふふ、凄い人ねヨウ君は」×フィ


「食いしん坊さんです!」


「クレセントメンバーは、全員そうかも?」×ギュリ


「強くなっていくにつれ、消費カロリーが上がってくんだよね」×ツドイ


「シュアン達も、その内、人の事言えなくなるわよ?」×アヤメ


「「「「「「・・・・・・」」」」」」


「まっ! 美味しい物がいっぱい食えるなら良い事か?」×ソヒョン


「もう、ソヒョンも軽いんだから」×シュアン


「あはは、イーノォ。これから美味しい物いっぱい食べようね」×テユン


「うん! 私ケーキ大好きになったわ♪」


「皆、甘い物好きそうですし、専属のパティシエールを雇っても良いかもしれませんね」×リラ


「パティシエじゃないの?」×ノノ


「男性がパティシエ! 女性がパティシエール! と言うんですよ?」


「そうなんだー」


「にしし、それなら、パティシエールさんにしないとね?」×ナギサ


「なんで、僕を見ながら言うんですか?」


「男性がクランメンバーになっても良いの?」


「駄目です!」


「ほら~♪」


「別に、女性好きって訳じゃないですからね?」


「・・・ホントに?」


「たぶん・・・」


「これだけ綺麗な女性達に囲まれてるんだから、言い訳なんて出来ないだろ?」×ソヒョン


「・・・ぐうの音も出ません」


「あはははは♪」×全員


「シュアンさん達も、此処の生活に慣れてきましたか?」


「・・・まだ、当分掛かりそうだわ」×シュアン


「こんな夢みたいな生活に慣れたら、もう戻れなくなりそうで怖いんだけど?」×ソンイ


「なにより、五十鈴ちゃんまでメンバーだったなんて、心臓が止まるかと思ったわ」


「まだ、スキルの訓練に没頭してるからマシだけど、此処は何から何まで最高すぎるぞ?」×ソヒョン


「寝具なんて最高よ? 起きられなくなっちゃったもの」×フィ


「私はお風呂が最高ね。幸せだわ~」×ギュリ


「まるで、レジャーランドみたいだからね?」×テユン


「やっぱり、此処って最高なんだ?」×イーノォ


「そりゃそうだよ。此処が普通だなんて思っちゃ駄目だからね?」


「うん、夢みたいな所だなって、思ってたんだよね」


「あはは、気に入ってくれたなら、良かったですよ」


「それとヨウ様。『グランドクロス』と『メイデンガーデン』にゴールドスライムの確認に行きませんと」×リラ


「あ~ あれから、もう10日経ちましたか。早いもんですね? 分かりました。じゃ、『グランドクロス』から見に行きましょうか」


「OKよ! コウタに電話しとくわ。でも、絶対にもう手放せなくなってるわよ?」×ナギサ


「あはは、そうですよね~ 僕達も毎朝ゴールドスライムに拝む習慣が出来ちゃいましたから」


「んふふ、御利益が、天元突破してるからね」×アヤメ


「あっ! 私達、一旦中国へ帰る手続きをしてくるわね」×シュアン


「分かりました。中国へ着いたら迎えにいきますね~」


「うふふ、なんか変な感じね?」


「頭が痛くなるから、それはあまり考えない方が良いぞ?」×ソヒョン


「確かに・・・」×シュアン達


「中国でゆっくりしてちゃ駄目よ? まだ、取らないといけないスキルが沢山あるんだからさ」×アヤメ


「ええ、直ぐに帰って来るわ」×シュアン


「にしし、そろそろ、夜も参加して貰わないとだしね」×ナギサ


「「「「「「えっ・・・」」」」」」


「もう、ナギサ。朝に言う事じゃないでしょ?」×アヤメ


「決めといた方が、踏ん切りがついて良いでしょ?」


「次に、日本に返ってきた夜にしよっか?」


「わ、分かりました。ヨウ君が良いのであればですが」×シュアン


「僕は、何時でもウエルカムですけど、そんなに急がなくても良いですよ?」


「ははは、なんか照れるな?」×ソヒョン


「そりゃそうでしょ?」×ソンイ


「えへへ、楽しみにしといてね~」×テユン


「はい、でも、もっとゆっくりでも良いですからね?」


「いえ、私達も気になってたから丁度良いわ」×ギュリ


「ちょっと、興味があるもんね」×フィ


「ちょっと、じゃないでしょ?」×テユン


「それを言わないでよ?」


「あはははは♪」×シュアン達



 ナギサさんがコウタ君に電話してくれると、もう全員揃って待ってくれてるそうなので、急いで行くことになった。


 丁度、ミナミさんも居たので同行して貰う事にした。


 やっぱり、アダマンタイトの加工が出来る鍛冶師さんって、少ないのが今回でよく分かった。



「・・・なんだよ? 私をジロジロ見て?」×ミナミ


「いや~ やっぱり、ミナミさんって、凄い人なんだなって思っちゃって」


「ば、馬鹿野郎! そんなに褒めても何にも出ねえぞ?」


「え~ キスぐらいしてくれても?」


「ば、馬鹿・・・あ、朝から何言ってんだよ?」


「んふふ、ミナミって本当に可愛いんだから」×アヤメ


「ヨウ君が揶揄いたくなるのも分かるわ」


「この、照やさんめ~」×ナギサ


「お前等が、慣れ過ぎてんだよ?」


「ん? キスにかな?」×ツドイ


「そうだよ・・・」


「慣れてないよ? まだ凄くドキドキするしさ」



 チュ!



 ツドイさんは、ミナミさんの唇に軽くキスをしニコニコと微笑んでいる。



「こら! な、なにすんだよ・・・」


「フフ~ 私もしちゃお」×ノノ


「こ、こら~~~」



 ミナミさんは、結局全員からキスしまくられ、頬にキスマークを付けたまま出掛けることになった。



「フフ、グランドクロスに着くまでに、キスマークを消さないと恥ずかしいですよ?」×リラ


「自分も付けといて、良く言うよな?」×ミナミ


「フフ、照れるのが可愛いので、つい♪」


「ヨウも何で、膝枕してやがんだよ?」


「えへへ、甘えてます♪」


「全く、私はマスコットじゃねえんだからな?」


「良いじゃない? ヨウ君に膝枕するのなんて、順番待ちなんだよ?」×ナギサ


「そそ、光栄に思わなくちゃ?」×アヤメ


「そんな、良いものじゃないですよー」


「・・・まあ、良いけどな」


「くくっ! ミナミがデレた」×ツドイ


「そ、そんなんじゃねえ」


「あはははは♪」



 車内で楽しく会話をしていると、直ぐにグランドクロスへ着いてしまった。


 リーダーさんやコウタ君達が出迎えてくれている。


 僕達は、恐縮しながら挨拶をすることにした。



「すみません。出迎えて貰っちゃって」


「いや当然だよ。さあ入ってくれ」×鷹匠


「どもども」



 僕達はグランドクロス本部の最上階にある部屋へ案内され、コーヒーを淹れてくれた。



「どうだったコウタ? 凄かったでしょ?」×ナギサ


「凄い何てもんじゃねーよ。あれ、怖いぐらいだぞ?」×コウタ


「んふふ、でしょー、私達も毎朝拝んでるもの」


「いやはや、説明は聞いていたが、私達も驚いてるんだよ」×鷹匠


「ドロップするところを、誰にも見せれなくなったぐらいだからな?」×レイ


「ああ、初級ダンジョンでも、SPオーブやスキルオーブがドロップするのが素晴らしい」


「今のところは、『メイデンガーデン』の者達と折り合いを付けながら上手くやってるよ」


「人選の方は大丈夫ですか?」


「ああ、ウチは元々素行の悪い者は入れてないからね。


だが、まだ全員に説明するのは、悩みどこなんだよ・・・」


「良いんじゃない。全員に説明しなくてもさ?」×ナギサ


「グランドクロスに入ったら、ドロップ運が良くなるって噂が立つぐらいにはなるかな?」×アヤメ


「入居者が殺到しそうだね?」×ツドイ


「そこは何とか調整していくよ」×鷹匠


「なるほど、なるほど、じゃゴールドスライムは回収しなくても良さそうですね?」


「あはは、今取り上げられたら涙が出るかもな?」


「この10日間、凄かったもんな?」


「SPオーブが信じられないぐらいドロップしたからな~」


「スキルオーブや魔法スクロールも、1日1個はドロップしてるわ」


「皆さんに喜んで貰えたなら嬉しいですね」


「でも、言い難い事なんですけど、もし秘密を守れない人が出てきたらどうします?」


「・・・その時は、俺が責任を持ってクランを追放するよ」


「えっ? 追放? 追放してから始末するんですか?」



 ゾクッ!



「し、始末とは?」


「もし、この事が世間にバレたら、『グランドクロス』の者が、どれだけ危険に晒されるか分かりますよね?


それなのに、クラン追放だけで許される訳が無いと思うんですよ。


キッチリと、責任を取って貰わないとです」


「フフ、そんなヨウ様を裏切るような者が居たとしたら、私達が先に動くかもしれませんけどね」×リラ


「駄目ですよリラさん? そんな鷹匠さんの顔を潰すような事しちゃ」


「申し訳ありません。失言でした」


「・・・分かった。その時は、俺が責任を持って始末する」


「はい、もし怪しい人が居たら僕達に言ってください。僕達に嘘なんて付けませんから直ぐに真偽が分かりますよ。それに、僕達からは絶対に逃げれませんからね、地球の裏側まで逃げても無駄です」


 ゴクッ! 「俺達も事の重大さを、もう一度認識しておくよ」


「はい、皆さんも秘密を守る事は、命を守る事だと思って下さいね。では、皆さんの御躍進を楽しみにしておきますね」


「ありがとう。色々と感謝するよ」


「いえいえ♪」




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ