第240話 僕の童顔は筋金入りの様です
評価やブックマーク等、応援して下さった全ての方、ありがとうございます。
<ナタリー視点>
「宜しくですぅ~」×ヒメ
「すみません、無理を言いまして」×ナタリー
「良いですよぉ~ でも、私で良かったんですか?」
「はい、とても可愛らしい女性だと思っていました」
「えへへ、そんな事無いんですけど、照れちゃいますよぉ~」
「いえ、クレセントの女性達は本当に皆さん美人揃いなので、私なんかが居ても良いのかと思います」
「ナタリーさんは、ヨウ君さんの好きな女性のタイプど真ん中ですよぉ~ 年上で知的な感じですから」
「ヒメさんの様に同じぐらいの年齢の方も、好みなのではありませんか?」
「私はこれでもヨウ君さんより、ずっと年上なんですよぉ~」
「そ、そうなのですか、申し訳ありません」
「うふふ、良いんですぅ~ ヨウ君さんも私の事、子供扱いしますからぁ~
年上なのに、直ぐに頭撫でてくるんですよぉ~?」
「うふふ、分かるような気がしますね」
「日本人は若く見えますから、羨ましいぐらいです」
「明日から年齢なんて関係なくなると思いますよぉ~?」
「そ、それはどう言う意味なのですか?」
「うふふ、それは明日のお楽しみですぅ~」
「・・・明日が怖くなって来ました」
「あはは、大丈夫ですよぉ~ それより、そろそろ行きましょうか」
「どこへ行かれるのですか?」
「ベッドルームですぅ~」
「えっ」
辺りを見回してみると、何時の間にか三日月様や女性達が居なくなっていた。
私はヒメさんに連れられるまま部屋を移動すると、そこには巨大なベッドが幾つも設置されている空間となった。
女性達は色々な場所で寛いでおり、中には既に寝ている女性も見かけられた。
信じられない事に至る所で女性同士でキスをしている、見ているだけで顔が赤くなっていくのが感じられた。
「ヒ、ヒメさん・・・」
「驚いちゃいました? ヨウ君さんって、女性同士でキスしてるの見ると喜んでくれるので、自然にこうなっちゃったみたいですぅ~
ナタリーさんは、こういうのは嫌ですか?」
「・・・皆さんが美し過ぎるので、何故か分かるような気がします」
「なら、大丈夫そうですねぇ~♪」
「チュ♪ えっ? あわわ」
「えへへ、今日は見学なので、頬っぺだけにしときますね」
私はヒメさんから頬にキスをされ、顔が真っ赤になってしまった。
明日から人生が変わるような体験をすると聞いていたのですが、十分今夜で私の人生観が変わりました。
それからは記憶があまりなく、眠れない夜を過ごすことになりました。
翌朝、目を覚ますと、昨日の事はまるで夢でも見てたのかと思うほど、皆さんは陽気に行動している。
当たり前の様に朝からお風呂へ行き、朝食を食べると各自仕事へと出かけて行った。
そして、私は眠気など吹き飛ぶような大量のスキルオーブと魔法スクロールを目の前に出され、説明を受けながら習得していった。
1つ1つが信じられない様なスキルに驚愕していく。
聞くところによると、クレセントメンバーの最低限のスキル構成のようだ。
まさかとは思いましたが、空を飛ぶスキルまであるなんて・・・
日本に現れた飛行生命体は、三日月様達だった事に、不思議と驚きはしませんでした。
極めつけはピークベリー・・・これから、私は年を取らないようになりました。
昨日ヒメさんが年齢など関係なくなるとは、このことだったのですね。
やはり、私がクレセントに慣れるには、途方もない時が必要になりそうです。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
<ヨウ視点>
時は経ち、今日はツドイさんとアヤメさんの御家族さんに会いに行く日になった。
クレセント本部に招待しても良かったんだけど、ツドイさんとアヤメさんに絶対驚くからと反対されてしまった。
なので、以前にヒメちゃんさんの御家族との夕食に行った、料亭を貸切ることにした。
先に料亭に着いてみると、相変わらず大阪とは思えないほど緑に囲まれた日本風の建物で入口から見事な庭園になっている。
料亭の中に入るとスリッパに履き替え、ピカピカに磨かれた廊下を歩いて行く。
すると、見事な中庭に広がる庭園が素晴らしい。
リラさんが予約してくれた大部屋に入ると、メチャクチャ高そうなテーブルに、間隔を広くとった肘掛けまで付いた高そうな座椅子が並べられていた。
以前にも見たが部屋から見える日本庭園はとんでもなく広く、豊かな情緒溢れる安らぎの空間は、本当に大阪なのか疑いたくなる。
僕達は上座の席を開けて席に着き、待ち時間も気に成らないほど景色を楽しんでいると、どうやらツドイさんの両親が到着したようだ。
全員立ち上がり、ツドイさんの両親に挨拶をしにいく。
「こんばんは、今日はお越しいただいて、ありがとうございます」
「いや、こちらこそ以前は助けていただき、ありがとうございます。お陰様で会社も倒産の危機を脱することが出来ました」
「三日月さん、本当にありがとうございました。本当に助かりましたわ」
「いえいえ、殆どツドイさんが1人で解決したようなものですから、お気にせずに」
「そんな事無いよ。ヨウ君と皆が色々と助けてくれたからだよ」×ツドイ
「皆さんも、本当にありがとうございました」
「うふふ、ツドイの彼女さん達よね、本当にありがとうございました」
「いえいえ、当然の事ですから」×アヤメ
「これからも、困ったことがあれば何時でも言って下さいね?」
「ツドイの事なら全力で、お手伝いしちゃうわよ」×ナギサ
「私も微力ながら、お手伝いさせていただきます」×リラ
「ツドイには何時もお世話になってるからね~」×ノノ
「あれっ? 僕、涙が出てきちゃった・・・ありがとね」×ツドイ
「ふむ、何時の間にかツドイには、良い彼氏と彼女が出来たみたいだね」
「本当、ツドイには心配してたけど、母さんも安心したわ」
「うん、僕には勿体ないぐらいの、旦那さんと奥さんだよ♪」×ツドイ
「・・・奥さんって呼ばれると、何か変な感じよね?」×ナギサ
「あはははは♪」×全員
ツドイさんの両親には、とりあえず座って貰い、改めてツドイさんとの交際をお願いすることにした。
「少し話をしただけでも、三日月君の人となりは分かるよ、見た目とは相反する実力もあるのだろうね。
もちろん、私から反対する事が、あろうはずもない。
ツドイの事、末永く宜しくお願いします」
「うふふ、乗り物にしか興味のない娘ですけど、宜しくお願いしますね」
「こちらこそ、末永く宜しくお願いします。
ツドイさんは綺麗で格好良いのに可愛い所もあって、何時も僕を喜ばせようとしてくれる素敵な女性です。
僕が今よりもっともっと弱かった時、少しやらかした事があったんですけど。
その時も危険なのに、僕の専属運転手も快く引き受けてくれました。
こんな子供っぽい僕を、愛してくれると言ってくれた時の感動は一生忘れません。
僕も生涯、ツドイさんを愛し幸せにすることを誓います」
「ヨウ君、ヨウ君、珍しくツドイがワチャワチャしてるから、それぐらいで勘弁して上げて」×アヤメ
「まあ、ツドイったら真っ赤な顔しちゃって、母さんツドイのそんな顔初めてみたわ♪」
「僕、もう体力ゲージ無いかも?」×ツドイ
「あはははは♪」×全員
ツドイさんの両親と話をすればするほど、理解の深い大人だと言う事が分かる。
流石ツドイさんの両親だなと感心してしまう。
僕だけではなく、アヤメさん達とも順番に話をしていった。
「ところでさ、僕2人に家買ってあげたいんだけど、一戸建てとマンションどっちが良いかな?」×ツドイ
「「・・・・・・・・・・・・・」」
「ホントだよ?」
「以前も稼いでる事は聞いたが、にわかには信じられなくてね?」
「だってそうでしょ? 急に〇〇稼いでるって言われても母さんも信じられないわ?」
「普通に喋っても大丈夫ですよ? <サイレント>の魔法を掛けてますから」×アヤメ
「・・・いやはや、色々と出来るんだね?」
「とりあえず、10億円ほど渡しておくから好きな家を買ってね?」×ツドイ
「「えっ?」」
「それと、パパとママはちょっと働き過ぎだと思うんだよね、たまには旅行でも行ってきなよ。
世界一周クルーズ旅行を、予約しといたからさ」
「「ええええええっ?」」
「一番良いコースにしといたよ、船内のお店は全て無料だってさ、飲み放題食べ放題♪
100日間で世界中を回るんだってさ、お土産代も渡しておくから買ってきてね」
「ちょ、ちょっとツドイ?」
「会社の方も大丈夫だよ、ちゃんと根回ししといたからさ。
一戸建てを選んでも、帰って来るまでには完成してるだろうから、丁度良いと思うんだよね。
はい、2人にブラックカード作っといたよ、パパには家代も含めて20億円、ママも5億円ほど入れといたからね。
コンシェルジュも頼んでおいたから、旅行中分からない事があったら何でも聞いてね」
「・・・まだ理解が追い付かないのだが?」
「夢みたいな話なんだけど、現実なのよね?」
「旅行は来月だからさ、ゆっくりと段取りしたら良いよ。
お金が足りなかったら連絡してね、直ぐに10億でも20億でも振り込んであげるからさ」
「「うはっ!」」
ツドイさんの両親は、怒涛の様に降り注いでくる話に戸惑っている様が、とても面白かった。
しかし、ツドイさんは人を喜ばすのが上手いな~
「世界一周のクルーズ旅行なんて、良く知ってたわねツドイ?」×アヤメ
「僕もリラに聞いたんだよね、色々と全部教えてくれたから楽だったよ」
「なるほど、流石リラだね~ 私の両親にもプレゼントしちゃおっかな」×ナギサ
「あはは、それ良いですね、僕もそうしよっかな」
「んふふ、私も今日、聞いてみるかな~」×アヤメ
「あっ! リラとノノの前でする話じゃなかったわね、ごめんなさい」
「気遣いが足りなかったです。ごめんなさい、リラさん、ノノさん」
「私もだ~ ごめんね」×ナギサ
「フフ、私とノノも両親が亡くなってから、とてもお世話になった老夫婦の方へプレゼントしようと思ってます」×リラ
「フフ~ だから、そんなに気を使わなく良いんだよ?」×ノノ
「そうでしたか。それなら良かったです」
旅行の話が終わる頃、タイミングよくアヤメさんの御家族さんも来てくれたようだ。
僕達はツドイさんの両親に断りを入れ、出迎えることにした。
「あぅぅ! 遂に来たのか・・・」×アヤメ
「にひひ、諦めなさいって」×ナギサ
大部屋に来てくれたアヤメさんの御家族さんを見てみると、聞いていたとおり両親に姉が1人のようだ。
アヤメさんの姉さんは流石に姉妹だけあり、アヤメさんと雰囲気が良く似ている綺麗な女性だった。
もちろん、好みのタイプど真ん中だけど、自重は大事だよね。
「久しぶりね元気だった?」×アヤメ
「「「えっ?」」」
「ア、アヤメ? アヤメなのか?」
「もう、お父さん。私の顔忘れちゃったの?」
「い、いや、だってお前・・・」
「間違い無いわよね・・・確かにアヤメだわ。貴女一体どうして、そんなに綺麗になったの?」
「嘘でしょ? 本当にアヤメなの?」
「ちょっと色々あったんだよ。まあ、座ってゆっくり話すからさ」
アヤメさんは御家族さんに座って貰い、ツドイさんの両親とも軽く挨拶を交わし、僕達と向かい合った。
僕はとりあえずと思い、挨拶をすることにした。
「初めまして。僕はアヤメさんとお付き合いをさせていただいている、三日月陽と言います。
今日は忙しい中、御足労いただき、ありがとうございました」
「「「ギ、ギルティーーー!!!!!!!!」」」
「ブッ!?」×アヤメ
「な、なんて事だ・・・まさかとは思ったが、我が家から犯罪者を出してしまうとは」
「ま、待って! まだ犯罪と決まった訳じゃないわ・・・うっ、うぅぅ」
「お母さん気休めは止めて! ちゃんと前を見てよ・・・こ、こんなに可愛い少年なのよ? アヤメが我慢出来ると思う?」
「せめて、高校生・・・いや中学か・・・うぅぅ」
「お、終わったのか・・・スミレが受付嬢だったら冒険者しか出会いが無いと言ったじゃないか?」
「だって、冒険者って18歳からしか成れないのよ? 大丈夫だと思うじゃない?」×スミレ
「アヤメお願い! 手を出したりしてないわよね? お願い手を出してないと言って」
「アヤメ、三日月君の御両親には、ちゃんと謝ったのか? 許される事では無いが誠意は大事なんだぞ?」
「お父さん、お母さん、それより先に言うことがあるでしょ?」×スミレ
「そ、そうだな」
何故かアヤメさんの御家族さん達は、僕の前で深々と頭を下げだした。
「「「三日月君、本当に申し訳ない」」」
「えええっ?」
「「「・・・・・・アヤメ・・・・・・・・・自首しなさい!」」」
「ぶはっ♪」×クレセントメンバー
「長年懸念していたことが、まさか現実になるとは・・・」
「あれだけ我慢しなさいと言い続けてきたのに・・・」
「やってしまった事は、もう取り返しが付かないけど刑務所に入っている間に成人すると思うわ、10年ぐらいよね?」×スミレ
「も、もう勘弁して~~~♪」×クレセントメンバー
「ヒーヒー、お、お腹痛い~~~」×ナギサ
「ぷっ! くくくっ! や、止めて呼吸できない・・・死んじゃう♪」×ツドイ
「スーハー、ぷぷっ! だ、駄目です! 耐えなければ・・・こ、これは試練です」×リラ
「あははははははははは♪ も、もう駄目♪ 誰か助けてーーー」×ノノ
「・・・アヤメさん。僕って高校生にも見えないのかな?」
「・・・・・ごめんなさいヨウ君。だから皆には会わせたくなかったのよ。
あのね~ 説明するのも疲れるけど、ヨウ君はれっきとした18歳よ? 冒険者だって言ったでしょー」×アヤメ
アヤメさんの御家族さんは、一斉に立ち上がりアヤメさんの顔を凝視している。
「「「ほ、本当に?」」」
「もう、どこまで私は信用ないのよ? 本当だってば」
「「「ふぅ~~~! た、助かったーーー」」」
「寿命が縮んだぞ?」
「冷や汗を掻いちゃったわ」
「九死に一生を得たわね」
「いや、しかし、私はアヤメの事を信じていたぞ」
「うふふ、私も分別が出来る娘だと思っていたわ」
「ねっ? 私の言った通り、受付嬢を進めて良かったでしょ? ギリギリだったけどさ」×スミレ
「あのね・・・そんな見事な掌返ししたって遅いんだからね?
見てよ、皆に笑われまくってるじゃない?」
「ヒーヒー、アヤメのショタコンと、ヨウ君の童顔は筋金入りだね~」×ナギサ
「あらっ? 誰かと思ったらナギちゃんじゃない、貴女も綺麗になったわね~」×スミレ
「スミレさん、お久しぶりです」×ナギサ
「本当に綺麗になったわねナギちゃん♪」×スミレ
「ほら、そんな事よりヨウ君が挨拶してるでしょ? ちゃんと応えて」
「いや、すまなかったね三日月君。我が家の一大事だったものでな」
「そうなのよ、アヤメが好きになった男性なら、絶対に年下なのは分かってたんですけど三日月さんが可愛すぎたから」
「うふふ、ごめんね三日月君、アヤメが惚れるだけあって可愛いわね♪」×スミレ
「い、いえ、気にしてませんので」
「全く・・・ごめんねヨウ君。こんな家族で」
「いえいえ、楽しそうな御家族さんで安心しました」
「じゃ、ちゃんと紹介しとくね彼氏の、三日月陽君よ」
「宜しくお願い致します。ぺこっ!」
「コホン・・・それで、こっちの4人が私の彼女でナギサ、ツドイ、リラ、ノノよ。全員冒険者で同じパーティを組んでるの」
「「「「宜しくお願い致します!」」」」
「「「はい?」」」
「か、彼女?」×スミレ
「そそ、彼女よ?」×アヤメ
「そ、そういう意味よね?」
「そういう意味よ!」
「「「はいーーーーーーーーーーーーー?」」」
「ま、また、とんでもない事、ぶっこんできたわね?」×スミレ
「そーお? 今時珍しい事でもないんじゃない?」
「ちょ、ちょっと待ってくれ、私にも分かるように説明してくれないか?」
「だから~ ヨウ君は彼氏で、こっちの4人は彼女なの。ヨウ君から見たら、5人の彼女になるってことよ?」
「バイセクシャル&ハーレム?」×スミレ
「イエス♪」×アヤメ
「冒険者って、そんなにぶっ飛んでるの?」
「私達は特別かもね? ヨウ君が超人だからさ?」
「僕は至って普通のつもりなんですが・・・」
「んふふ、ヨウ君にも紹介しとくね、私の両親と姉のスミレよ。結婚してて旦那さんと2人暮らしなんだけどね」
「そうでしたか。アヤメさんと似てて、綺麗な女性ですね」
「うふふ、嬉しい事言ってくれちゃってー!
アヤメが惚れるのも分かるわ、本当に可愛いわね、ヨウ君は」×スミレ
「アヤメは会う度に驚かせてくれるな?」
「今回のは過去最高にして最大ね?」
「うふふ、本当ね♪ でも良いんじゃない? 喜ばしい事なんだからさ?」×スミレ
「親としては、そう簡単に割り切れんよ?」
「そうね結婚も出来ないだろうし、世間体もあるのよ?」
「そんなのどうでも良いじゃない? それよりも、ヨウ君に全員養えるだけの甲斐性があるのかな?」×スミレ
「そこは大丈夫よ、ヨウ君は大金持ちだからね」
「「「ええっ!」」」




