第239話 遂にアヤメさんの御両親に会えるんですね
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<ナタリー視点>
「うは~ ナタリーさん、想像以上に綺麗になりましたね? メチャクチャ眼鏡が似合ってます、綺麗です、大人の女性です」
「ありがとうございます・・・」×ナタリー
「んふふ、何か疑問でもありそうね?」×アヤメ
「クレセントの女性達が驚くほど美しい理由が分かりましたが、ビューティーポーションの効果だけでは無いことが分かりました」×ナタリー
「その説明は簡単だね、ステータスを上げたら綺麗になったりして」×ツドイ
「・・・ツドイさん達のステータスは怖くて聞けませんね。それにしても、何なんですかこの部屋は?」
「フフ、ヨウ様の自宅兼クレセント本部です」×リラ
「フフ~ ちなみにナタリーさんがクレセントに入ってくれたら、此処に住むことになるんだよ?」×ノノ
「こんなに素晴らしい、タワーマンションにですか?」
「シドニーギルドが所有する最高級マンションより、遥かに豪華な部屋なのですけど・・・」
「褒められると嬉しいですね~ 此処は皆で考えて建てたマンションですから」
「えっ? ロシアのソフィア? アメリカのアリーシャまで、な、何故此処に?」
「言ったでしょ? 此処はクレセント本部だって」×アヤメ
「・・・なるほど。国を代表するような冒険者まで、クレセントメンバーだったのですね」
「ウフフ、必死でヨウ君にお願いして、クレセントに入れて貰いましたからね」×ソフィア
「ヨウ君に気に入られるなんて、幸運な人ねナタリーさんは」×アリーシャ
「夕食出来たわよー、とりあえず皆で食べましょ」×シオ
「そうですね、ナタリーさんもどうぞ」
「はい、ありがとうございます」
私はテーブルに並べられた、見た事も無いような美しい料理に手を付けると、どれもこれも目を見開く程美味しい。
三日月様が、食材に拘るのも理解出来た様な気がします。
振る舞ってくれたお酒に料理は、この世の物とは思えない程美味し過ぎます。
料理人の腕もあるのでしょうが、これだけ貴重な食材を確保出来るのは並外れた強さの証でしょう。
三日月様には何度驚かされたことか、どうみても可愛い少年の様にしか見えないのですが・・・
国を相手取れる程の恐ろしい強さに、まるで知らない事は無いのかと思えるほどの情報力。
なんとも、不思議な魅力に溢れた少年ですね。
忙しい日々に恋愛など忘れていましたが、こんなに凄くて可愛い少年から好意を寄せられる日が来るとは・・・
元々年下好みではありましたが、改めて見ても三日月様は可愛いですね。
それにしても、これだけ美しい女性達が、ハーレムに不満を持たずに生活しているのは驚きです。
いえ、不満どころか皆心から三日月様を愛しているのが、一目瞭然ですね。
うふふ、最初から選択の余地など無かったのかもしれませんね。
まだ分からない事だらけですが、このお誘いを受けない理由が思いつきません。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
<ヨウ視点>
「三日月様」
「はい、どうしましたナタリーさん?」
「正直に申しますと、私は三日月様が怖いです・・・
私の常識では計りしれない、お方だからだと思います。
ですが決めました! 私も是非クレセントメンバーに・・・いえ三日月様のハーレムに入れて下さい。お願いいたします」
「やったーーー! ありがとうございます。
でも僕が怖いですか? 確かに僕は怖い人間だと思います。
ナタリーさんには僕の本質が分かっているのかもしれませんね。
それでも、僕のハーレムに入ってくれるのですか?」
「はい、もう迷いません。これから宜しくお願い致します」
「分かりました。これだけは言っておきますが、僕はハーレムの皆を平等に愛する事を誓います。
不器用で、考え足らずなところはありますが、これから宜しくお願いします」
「こちらこそ、何の取り柄もない女ですが、末永く宜しくお願い致します」
「にしし、ねーねー、ハーレム入りを決めた一番の理由は何かな?」×ナギサ
「・・・そうですね、色々とありますが、やはり一番となると三日月様の可愛さでしょうか?」
「・・・僕、やっぱり可愛いままで、良いかもしれないですね?」
「でしょ?」×アヤメ
「あはははは♪」×全員
「ヨウ君の魅力は色々あるんだけどさ、結局は可愛さに惚れちゃうんだよね」×ナギサ
「そそ、一度好きになったらドンドンヨウ君の魅力が分かってきて、絶対離れられなくなるからね」×アヤメ
「ナタリーさんって、タイプがアヤメに似てるから、年下好きだと思ったんだよね~」
「も~ 何よそれ? ヨウ君を見てたら構いたくなるのは、皆も同じでしょ?」
「うふふ、確かに♪」
「フフ、それではナタリーさんのクレセントメンバー入りを祝って、乾杯と行きましょうか」×リラ
「ではでは、新たにクレセントメンバーに入った、ナタリーさんを祝って乾杯!」
「乾杯~~~♪」×全員
こうして、新たにナタリーさんが加わり、皆で喜びのお酒を楽しんだ。
「ところで、私の役割とかは、あるのでしょうか?」×ナタリー
「えっと、これといって無いんですけど、とりあえずは自衛出来るぐらいに強くなって貰いたいです」
「受付嬢の私が、強さですか?」
「んふふ、私も元は受付嬢なんだよ?」×アヤメ
「にしし、私も~」×ナギサ
「はい?」
「ヨウ君って過保護だからさ~ 身内には何があっても大丈夫なように、鍛えちゃうんだよね」×アヤメ
「ちなみに、僕は元運転手だから」×ツドイ
「・・・クレセントのメイドさんが、あれだけ強かったのも頷けますね?」
「フフ、心配なさらなくても大丈夫ですよ。ヨウ様のサポートは凄まじいですので」×リラ
「フフ~ ゆっくりで良いので、慣れていったら良いと思うよ」×ノノ
「えっと、ハーレムメンバー特典はリラさん、身の回りの事はカンナさん、お願い出来ますか?」
「「畏まりました」」
「基本戦闘訓練はリッカさん、武器はミナミさん、防具はフミさん、アクセサリーはヒメちゃんさん良いですか?」
「了解!」
「ああ、任せとけ!」
「うふふ、分かりましたわ!」
「はいですぅ~!」
「何、か分からない事や聞きたい事があったら、誰でも良いので聞いて下さいね」
「まだまだ、理解に苦しむ事がありそうですね?」
「んふふ、私達でも未だに驚かされるんだからね?」×アヤメ
「僕も驚かされる事がありますよ?」
「あ~ 職人さん達にね」×ナギサ
「セツナが、たまにやらかすからだよね?」×ツドイ
「ナハハ、今日は私じゃないよー」×セツナ
「えっ?」×全員
「まあ、そのなんだ、振りがあったから言っとくか?」×ミナミ
「はいですぅ~」×ヒメ
「うふふ、そうですわね」
「・・・なんか、嫌な予感がするんだけど?」×アヤメ
「そんな訳ねえだろ? 実はやっと常世の布、永久の枝、黄泉の石の加工に成功したって話だ」
「えっ!」×全員
「あのレア素材が、どうにかなっちゃったの?」×ナギサ
「ああ、俺1人じゃ無理だったけどよ、フミとヒメの3人での合作だな」
「ウフフ、頑張りましたわ」×フミ
「私も頑張ったんだよ~」×ヒメ
「なるほどね~ 3人の職業スキルが揃ったからね」×アヤメ
「まさか、とんでもない武器じゃないでしょうね?」
「逆だ逆、名前を付けるとしたら『身代わり人形』ってところか」
ミナミさん達が作ってくれた人形は、掌に入る程小さい木彫りの猫が、マントを羽織っているものだった。
「へええ~ 可愛いじゃない。名前からすると効果も良さそうね?」×ナギサ
「<鑑定>によるとだな、致命的な攻撃を受けても3回までなら身代わりになってくれるようだ」
「うはーーー!!!」×全員
「凄いな~ ぶっ壊れ性能じゃないですか?」
「だろ~ もっと褒めて良いぞ? 苦労して作ったんだからな?」
「量産出来たりします?」
「ああ、そう言うと思ってな、メンバー全員分は作ってあるぞ」
「流石です♪」
「わわっ! こ、こら抱き着くなって」
「にしし、嬉しいくせに~」×ナギサ
僕は嬉しくなって、フミさんとヒメちゃんさんも、思いっきり抱きしめていった。
「うふふ、頑張った甲斐がありましたね」×フミ
「はいですぅ~」×ヒメ
「まあ落ち着けって、まだ報告があるんだからよ」×ミナミ
「ええっ?」×全員
「えっと私からなんですけどぉ~ 以前に預かってた大きなペリドット原石の加工に成功しちゃいました~」×ヒメ
「お~ 確か、そういうのもありましたね~」
「お披露目しますね~ じゃじゃ~ん♪」
ヒメちゃんさんが見せてくれたペリドットは、見た目完全にゴルフボールだった。
透明度の高い綺麗な黄緑色で、大きさもゴルフボールと同じサイズなのが驚きだ。
それが1ダース程ある、どれも寸分違わず同じで見分けがつかない、流石ヒメちゃんさん。良い腕をしている。
「うわ~ とんでもない大きさだね~ ゴルフ好きなら絶対欲しいかも」
「見た目だけじゃないんですぅ~ なんと、なんとLUK+100の効果があるんですよ?」
「えええええっ!!!!!」×全員
「LUK+100って、凄いじゃない?」×アヤメ
「・・・それを持っているだけで、レアボスの出現確立が跳ね上がるかもしれませんね?」×リラ
「そうなんでか? ちょっと危ない物かもしれませんね~」
「でも、確実にドロップも良くなるでしょ?」×ノノ
「ボス戦以外なら重宝しそうね」×ナギサ
「レアボス狙いなら、絶対欲しい一品だね」×ツドイ
「それとそれと、ヨウ君さん」
「はい?」
ヒメちゃんさんは、僕の耳元で小声で喋る内容に、度肝を抜かれてしまった。
「たはっ! ヒメちゃんさん天才だ!」
「えへへ~ そんな天才なんて、誉め過ぎですぅ~」
「もう、なにコソコソ話してるの?」×アヤメ
「えっ! あはは、何でもないです」
「ヨウ君が、そう言う時って絶対なんかあるんだから~」
「まあ、何時もの事じゃない」
「そう言えばヨウ君、僕の親がヨウ君にお礼を言いたいって、言ってるんだけど会って貰って良いかな?」×ツドイ
「はい、もちろんです。シドニーで軽く挨拶しただけですから、僕も会いたかったんです」
「あっ! え、えとヨウ君?」×アヤメ
「はいはい?」
「私の親にも会ってくれる? それとなくヨウ君の事話したらさ、是非会いたいって言ってるのよね・・・」
「うわ~ 本当ですか?」
「にしし、遂に諦めたのか~」×ナギサ
「しょ、しょうがないでしょー? 本当は、今でも気が重いんだから・・・」
「無理を言ってすみません。アヤメさん」
「い、いや、ヨウ君が謝るような事じゃないのよ、ごめんなさい。私が恥ずかしいだけで・・・」
「にひひ、楽しみだな~」×ナギサ
「もう、ナギサーーーーー」×アヤメ
「あはは、ごめん、ごめん♪」
ここまでアヤメさんが照れる家族さんって、どんな方なんだろ。
とりあえずツドイさんと、アヤメさんの家族さんに都合を聞いてくれたところ、2日後に一緒に会えることになった。
ツドイさんの家族には一度会ってるとはいえ、今から緊張してしまう。
ナタリーさんを見ると、詳しい説明は明日からとして、今日は皆と楽しく会話しているようだ。
僕も参加しようとワインを持って、ナタリーさんの下へ向かう。
「楽しめてるみたいですね?」
「はい、皆さん流暢な英語を話されるので驚いております」×ナタリー
「あ~ なるほど。そう思うのも当然ですよね」
「私も皆さんに気遣われる事のないよう、日本語を覚えようかと思っていたところです」
「僕、日本語しか話せないって言ったら信じます?」
「はい? ま、まさか・・・」
「たぶん、そのまさかです」
「そ、そんな<言語理解>スキル?」
「ピンポン、ピンポン♪」
「こ、こんな、大人数の方が希少な<言語理解>スキルを所持していると言うのですか?」
「頑張って集めました!」
「・・・頑張ったからと言って、集めれるものでは無いと思うのですが?」
「んふふ、ヨウ君は天才冒険者だから、常識に囚われちゃ駄目よ?」×アヤメ
「そそ、理解しようとしたら頭がパンクしちゃうからね」×ナギサ
「毎日コツコツと頑張っている田舎者を捕まえて、なんて言い草ですか?」
「ヨウ君のコツコツは、音速を超えてるよね?」×ツドイ
「フフ、超越者のコツコツですから」×リラ
「フフ~ 田舎者って超越者って意味だからね~」×ノノ
「あれ・・・まだ、僕誤解されてます?」
「うふふ、私には雲の上の話ですね」
「にしし、ねーねー、ナタリーさん。今日は泊っていけるんでしょ?」×ナギサ
「用事は御座いませんが、何も用意していませんので」
「必要な物は全部揃ってるから大丈夫だよ?」
「宜しいのですか?」
「もちろん。でさ、夜はどうする?」
「ど、どうするとは?」
「分かるでしょ? ヨウ君のハーレムに入ったんだからさ」
「えっ? そ、その・・・」
「今日は見学でも良いんじゃないかな?」×ツドイ
「何言ってるのよ、ツドイ?」×アヤメ
「もう、ナタリーさんもハーレムメンバーなんだからさ、早いか遅いかの違いだよ?」
「私はあまりそういった経験は御座いませんので、出来ましたら今日は見学で宜しいですか?」
「あはは、いーよ、いーよ」×ナギサ
「ナ、ナギサー?」×アヤメ
「にしし、別に良いじゃない。ツドイの言う通り、早いか遅いかの違いだけだって」
「そ、そりゃそうだけど・・・最初から刺激が強すぎない?」
「どのみち、今日はスキルも取得してないしさ、ヨウ君のお相手は厳しいでしょ?」
「ナタリーさん、メンバーの中でタイプって言うか、気に入った女性はいたかな?」×ツドイ
「皆さん非常に美しい女性ばかりですので、私が気に入るなど烏滸がましいのですが、ヒメさんは可愛い女性だと思いました」
「ふむふむ、ナタリーさんは、可愛い系が好きなんだね。
じゃ、ヒメ呼んでくるから、今日はヒメの相手をしながら見学だね」
「うはー、ツドイらしいけど、そうきたかー」×ノノ
「フフ、ヨウ様は宜しいですか?」×リラ
「返答に困りますけど、ナタリーさんさえ良ければ?」
「んふふ、決まったところで、お酒でも飲みますかー」×ナギサ
「ささ、ナタリーさんも飲んで、飲んで」
「はい、ありがとうございます」
「・・・コク! 初めて飲むワインですが、本当に美味しいワインですねこれは」×ナタリー
「それ1杯で、ポルシェ買えちゃうからね」×ツドイ
「はい?」
ナタリーさんは皆の顔を順番に眺めていたが、皆笑顔で首をコクコクと動かしている。
「の、飲んでしまいました・・・」
「あはは、そりゃ飲んで貰わないと」
「気に入って貰えて良かったです。それダンジョンで取ってきた『霧のワイン』って言うんですよ」
「ダ、ダンジョン産のワイン・・・どおりで・・・ひょっとして、料理の方もダンジョン産なのでは?」
「そうですよ。今日のメインはレッドドラゴンのステーキだったんだけど、どうでした?」×シオ
「ド、ドラゴンステーキ?
今まで食べた、どのステーキより美味しいと思ったら。
何時も、こんな豪華な食事なのですか?」
「カップ麺の時もあるわよ? ヨウ君は値段に拘らず美味しい物が好きだからね~」
「あはは、カップ麺美味しいですよね」
「いくら美味しいって言っても、50個とか食べすぎなんだからね?」×アヤメ
「アヤメさんも10個ほど食べてたじゃないですか~」
「それぐらいが普通でしょー」
「・・・私も健啖家になるのでしょうか?」
「んふふ、なるわね~」×ナギサ




