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第235話 全員参加のオークッキャスル訓練になりました

評価やブックマーク等、応援して下さった全ての方、ありがとうございます。


 僕達はメイドさん達と共に日本へ転移し、クレセント本部へ帰る事にした。


 今日の階層争奪模擬戦は諦める事にし、メンバー全員に声を掛けて夕飯にクラフトビールのお披露目と行こう。


 急遽お願いしたにも関わらず、メンバー全員予定を調整してくれ集まってくれた。



「えっと、今日は職人さん達への新たな素材提供と、ヒメちゃんさんのお祝いをしたいと思います」


「待ってました!」×ミナミ


「素敵ですわ!」×フミ


「やたーーーーー!」×シオ


「わぁーーーーーー♪ えっ、私のお祝いって?」×ヒメ


「実は実は、待ちに待った彫金師スキルを発見しましたーーー!!!」


「おお~~~~~~~!!!!!!」×全員


「ホ、ホントですかぁー?」×ヒメ


「お待たせです、遂に見つけましたよ!」


「わーいわーい、嬉しいです~~~♪」


「ではでは、早速どぞどぞ」



 僕はヒメちゃんさんに、彫金師スキルオーブを手渡した。



「ありがとうございます。これから、もっと、もっと頑張りますぅーーー♪」



 ヒメちゃんさんは彫金師スキルを、大事そうに胸に抱え習得してくれた。


 皆は拍手によって、ヒメちゃんさんを祝い称えた。



「皆さん。ありがとうございますぅーーー♪」


「うわーーーうわーーー、す、凄い、これ凄いですぅ~~~♪」


「あはは、そうだろそうだろ、習得した瞬間、知識が流れ込んでくるんだよな」×ミナミ


「うふふ、あれは素敵な時間でしたわ♪」×フミ


「あれは感動ですよね~」×シオ


「では、まずはビールで乾杯したいと思います!」


「乾杯!」


「かんぱーーーい♪」×全員


「グビグビグビ・・・グビグビグビ・・・ぷはっ!」


「えっ?」×全員


「な、なによ、これ?」×シオ


「にしし、驚いた? これはね~ 今日、発見したダンジョン産クラフトビールだーーー♪」×ナギサ


「ええっ! 聞いてないよーーー」


「にひひ、言ってないもの♪ その方が驚くでしょ?」


「そりゃ驚くわよ・・・美味しい。何て美味しいのよ、過去最高に美味しいビールよ!」


「旨え・・・なんだこりゃ?」×ケリー


「美味しい!」×ソフィア


「あ~ん、美味しいよー、これだからクレセントの食事は外せないんだから~」×イスズ


「毎回、ヨウ君には驚かされるわね?」×アリーシャ


「もう、何度驚かされた事か・・・」×リッカ


「うふふ、未だに慣れないね♪」×マユ


「相変わらず、とんでもないわ、ヨウはん」×コトエ


「新たに取ってきた食材は、まだまだ沢山ありますから楽しんで下さいね~」


「はぁ~い♪」×全員


「あっ! そう言えば、今日行ったシドニーのダンジョンで訓練するのに良いところを見つけたんですよ。


実は今日メイドさん達にも挑戦して貰ったんですが、見事にクリアしました。


それで皆にも、どうかな~って思うんですけど?」


「良いですね。是非やってみたいかも」×リッカ


「おもろそうやな~ ウチ等も行くで」×コトエ


「もちろん、私達も参加しますよ」×アリーシャ


「ヨウ君のお勧めだもの、当然参加よ」×ソフィア


「えっと、私達もなのかな?」×スズカ


「えっと一応割り振りは職人さんパーティ、リッカさんパーティ、イスズさん、イズミさん、セナさん」


「ソフィアさんパーティとアリーシャさんパーティの2パーティ」


「コトエさんパーティは1パーティでと考えてます」


「うひゃ~ ウチ等だけかいな」×コトエ


「・・・やはり、私達とコトエのパーティでは、それだけ実力に差がありますか?」×ソフィア


「ん~ 正直、ソフィアさん達とアリーシャさん達と比べて実力は拮抗してますね」


「それなら、どうして?」×アリーシャ


「コトエには、アレがあるからね~」×ナギサ


「論より証拠、まあ見たら分かるわよ」×アヤメ


「なんやなんや、ウチがどないしてんな?」×コトエ


「本人には分からないと思うよ?」×ツドイ


「気になるやないか、アレってなんなんや~」


「あはは、まあ気にしない気にしない。


ではでは、ネタバレ防止で明日は職人さんパーティ、リッカさんパーティ、イスズさん、イズミさん、セナさんで行きましょうか。


皆、予定は大丈夫かな?」


「マネージャー行けるよね?」×イスズ


「うふふ、大丈夫よ、なんとかするわ」×イズミ


「わーい♪」



 他の皆も大丈夫みたいなので、明日は以上のパーティでオークキャッスルに挑むことになった。


 一応、もう経験しているメイドさん達も後学のため見学することになる。


 そして次の日、階層争奪模擬戦をしていないので僕達は真っすぐ地下15階へ向かった。


 参加する皆に簡単に説明をすると、予想通り皆驚いていた。



「マ、マジかよ・・・良くメイド達で倒したよな?」×ミナミ


「うふふ、頑張りました」×カンナ


「・・・正直、かなり本気でやらないとヤバいわね」×リッカ


「ひゃ~ 私達、大丈夫かな?」×イスズ


「私も、此処まで厳しいものとは思いませんでした」×イズミ


「わ、私なんて、役に立つかどうか・・・」×セナ


「ウフフ、ヨウ君が出来ない事を言う訳ないじゃない? さあ作戦を考えましょ」×スズカ


「それもそうだな、よし! いっちょ打ちかましてやるか」×ミナミ


「おーーーーー♪」×全員



 こうして僕の<スタン>から戦闘が開始され、怒涛のように攻めてくるオーク達に皆、果敢に挑んでいく。


 やはりリッカさんパーティが主軸となり、迫りくるオークを悉く蹴散らしていく。


 心配していたイスズさん達やセナさんも、魔法でオークを薙ぎ払い活躍しているようだ。


 しかし、職人さんパーティも強い!


 自衛のためにと思ってダンジョンを勧めたけど、まさかここまで強くなるなんて嬉しい誤算だ。


 特にミナミさんなんて、職人さんとは思えないほど武器を使いこなしている、流石鍛冶師と言ったところだ。


 一番不思議なのはスズカさんが異常に強い。まあ才能があったという事だろうか、怖いママさんが誕生してしまったようだ。


 時は進み危なげなく城内のオークも倒してきたが、オークキングに苦戦するのは仕方のない事だろう。


 メイドさん達の時と同じく、武器が悉く破損していき、ミナミさんがブチ切れている。



「こ、この野郎、俺が作った武器を陶器の様に砕きやがって、許さねえ・・・


鍛冶師を舐めんじゃねえ~~~~~~~~~」×ミナミ



 ミナミさんは、予備として所持していたハンマー系の武器を皆に手渡し、総攻撃を仕掛けた。


 それでも、ハンマーまで砕かれたが、最後にはゴリ押しでオークキングを倒し切った。


 オークキングが光の粒子となり消えていく頃、皆ガッツポーズで喜びを分かち合った。



「おおおおおおおおおおお~~~~~~~~~♪」×全員


「やった~~~~~~~~~~~~~~~~♪」



 僕達もメイドさん達に引き続き、見応えのある激戦に見ているだけで力が入ったが、拍手を以て勝利を称えることにした。



「でも、疲れた~~~」×イスズ


「いくら何でも硬すぎでしょ?」×スズカ


「このレベルになってくると、ミスリル製の武器じゃ、どうにもなんねえな」×ミナミ


「ヨウが、アダマンタイトを欲しがったのが分かるよ」


「そうでしょー、僕達も苦労しましたから」


「よーーし、皆にも気合を入れて良い武器作ってやるからな~」


「わあ~~~♪」×全員


「でも、今はクタクタで駄目ですぅ~」×ヒメ


「あはははは♪」×全員



 そして、お楽しみである宝探しは、思った通り全員が会心の笑顔で喜んでくれた。


 やはり、自分達が苦労して手に入れた宝は、感慨もひとしおなのだろう。


 無事オークキャッスル訓練は終わったけど、次の階層であるピンアップルは権利が無いので諦めざるを得ない。


 しかし、地下18階まで下りて、クラフトビールだけはキッチリと確保しておいた♪


 そして次の日、ソフィアさん達とアリーシャさん達の激闘が始まった。


 流石に僕達と出会う前からSランクへ上り詰めたパーティだけはあり、圧倒的な殲滅力だ。


 しかし、オークの群れに深く入り過ぎたのか、後衛に控えたオークアーチャーの雑な矢が味方のオークを巻き込みながら襲い掛かる。



「クッ! カーチャ!」×ソフィア


「任せて!」


「<エアウォール>!!!!!!」


「ケリー出番よ!」×アリーシャ


「私かよ! 薙ぎ払うぞ」


「<風斬>!!!!」



 捌き方は違えど、不意の攻撃にも素早く対処していく。連携も素晴らしい。



「うわ~ やっぱり本職は違うな~」×スズカ


「そりゃ、国を代表する様なパーティだからな?」×ミナミ


「魔物相手なら、まだ勝てそうにないわね?」×リッカ


「まあ、私達は格闘家だからね」×キョウコ


「対人戦なら私達に分があるんだけどな」×アズサ



 早々に城から出てきたオークを殲滅し、城内の戦闘に移ってからも見事な立ち振る舞いを披露してくれる。


 やはり、盾役が居ると戦闘が安定するなと感心してしまう。


 僕達は大体一撃で魔物を倒してしまうので、強敵相手の練習もしとかないとと思わされた。


 そして、遂にオークキングとの戦闘になったが、案の定全員の武器が粉々に砕かれ苦戦を強いることになる。


 攻撃力が高いのが裏目に出たのか、他の皆より早く武器が無くなり魔法やスキル主体の攻撃になる。


 それでも少しずつダメージを積み重ね、最後には盾によるシールドバッシュでオークキングを倒し切った。


 流石に両パーティ共に疲労困憊と言ったところだろう、全員肩で息をしていた。



「お、終わった~~~♪」×ケリー


「流石に強かったわね~ もうクタクタよ」×アリーシャ


「ナイス、カーチャ。良い攻撃だったわ♪」×ソフィア


「ありがと、でも、もう駄目よ、腕が上がらないわ」×カーチャ


「あ~ん、私の武器が~ トホホ・・・」×ベッキー


「ミスリル製の武器が通用しないなんて、硬すぎでしょ?」×アデル


「私達もそんなレベルになった証明じゃない?」×レシャ


「ウフフ、良い事言うわね♪」×アリーシャ


「そうね、でも、もっと強くならなきゃ・・・」×ソフィア


「安心して下さい。新しい武器はもうミナミさんに頼んでありますから」


「うわ~~~ ありがとう♪」×ソフィア・アリーシャパーティ



 両パーティ共に、この後、行われた宝探しに大いに喜んでくれた。


 分かりやすい金銀財宝は、皆喜んでくれるので見ていても非常に楽しい♪


 明日は、いよいよ最後となるコトエさんパーティの挑戦になる。


 今からコトエさん達の驚く顔が目に浮かぶ。


 そして、翌日クレセントメンバー全員を引き連れて、地下1階から楽しく階層を進んでいった。


 今日は人数が多いので、昨日メイドさん達にお願いし階層争奪模擬戦で権利を獲得して貰った。


 なので、今日は全ての階層を楽しんで貰った。


 いよいよ地下15階へ到着し、簡単にオークキャッスルの説明をするとメチャクチャ驚いていた。



「うひゃ~ とんでもないやないか」×コトエ


「流石に驚いたわ・・・でも、負けてられないわね」×ユウカ


「そうね、気合が入ってきたわ」×マユ


「うふふ、やる気満々ね」×ナホ


「「全力全開ですー♪」」×ミミ・ルル


「そやな~ ウチも血が滾ってきたで~


ええか、とんでもない数やけど、ウチ等だけで倒せるとヨウはんが信じてくれたんや。


期待には答えやなあかんで?」×コトエ


「うふふ、鼓舞してくれるじゃない? 全てを出し切ってみせるわ」×ユウカ


「あはは、皆の前で無様な姿は見せれないよね」×マユ


「うわ~ 私武者震いって初めてかも?」×ナホ


「思いっきりやるよ、ルル?」×ミミ


「当然分かってるわ、ミミ」×ルル


「よっしゃ、気合入れえ。ウチ等は『ガーディアンズ』や、いっちょ見せたろかい!」×コトエ


「「「「「おう!!!!!」」」」」



 十分気合が入ったとこで、僕はスタートの合図である<スタン>をオークキャッスルに放った。


 当然の様に、怒り狂ったオークの軍勢が城から飛び出し、コトエさん達に襲い掛かる。



「来よったで~ マユ・ナホーーー! 打ちかましたれ~~~」


「「りょ!」」


「<ファイアボール>500連!!!!!」×マユ


「<サンダーボール>500連!!!!!」×ナホ


「「いっけえええええーーーーー!!!!!!!!」」



 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドンッ!


 ビリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリィィ!



「よっしゃ! 勢いが止まりよったで、ユウカーーー!!! 風穴開けたれーーー!!!!!」


「りょ!」


「<風斬>100連!!!!!!!!」×ユウカ



 ズバババババババババババババババババッ!!!!!



「ええで、ええで、左右分断されよった。ミミ・ルルーーー! 迎え撃ったれーーー!!!!!」



「「りょ!」」


「行くよルル!」×ミミ


「行くよミミ!」×ルル


「「イイイイイイイイイイヤッホーーーーーーーーーーーーーー♪」」


「ウチも行くでぇ~ 総攻撃や!!!!!」×コトエ


「「「りょ!」」」



 コトエさんに指示された言葉通り、オークの軍勢に真っ向から迎え撃つ、その清々しいまでの攻撃は見てて気持ちが良かった。


 何時ものやり方なのだろうか、コトエさんの叫び声に鼓舞された仲間達は、力が漲るように突き進んでいく。


 こうやって、気合を乗せて上げるのも良いなと思い、見ているだけで体に力が入る。



「ヤ、ヤバい! マユ・ナホ後方へ攻撃や」×コトエ


「「りょ?」」



 昨日と同じようにオークアーチャーが矢を放とうとしてたのだろうが、矢を打つ前にマユさんとナホさんの魔法で倒されていく。



「な、なんで、分かったの?」×ソフィア


「あの位置からでは見えなかった筈・・・」×アリーシャ


「んふふ、これがコトエの力なんだよね」×ナギサ


「どういう事なの?」×ソフィア


「コトエってさ、メチャクチャ感が鋭いのよ? 訳が分からない直感で危険を回避しちゃうのよね。ヨウ君も強さより安全性を重視して、コトエ達だけ1パーティにしたって事よ」×アヤメ


「・・・あの矢、私達は放たれてから対処したけど」×ソフィア


「コトエは放たれる前に対処した・・・」×アリーシャ


「なるほど。やはり、ヨウ君の一番弟子は伊達じゃないってことね♪」×ソフィア


「あはは、直感か・・・あれだけオークの軍勢にも対応するって、メチャクチャね♪


集団戦になればなるほど、コトエの直感は脅威になるわ。


ソフィア、コトエ達に並ぶのは骨が折れそうね?」×アリーシャ


「ええ、でも遣り甲斐はあるわ。


何時かきっと私達はコトエ達を超えてみせる!」


「いいえ、私達が先に超えるわ」


「あれ、ヨウ君を超えるって言わないのかな?」×ツドイ


「「それは無理だから・・・」」×ソフィア・アリーシャ


「な、なんでですかー」


「あはははは♪」×見学者



 城内戦に移ったコトエさん達は、破竹の勢いで突き進みオークキングとの戦闘になる。



「うはっ! ヤバい、ヤバいでぇ~ メッチャ危険な感じがビンビンしよる。


長期戦になるで、ミミ・ルル足やオークキングの足を潰す、まずは機動力を奪いにいくで?」×コトエ


「「はいですぅ~」」×ミミ・ルル



 コトエさんは自らオークキングの正面に立ち、<追加防御>を駆使して盾役をしている。


 しかし、オークキングの猛攻に武器や盾が破壊されていく。


 それは格闘武器であるミミ・ルルコンビも同じだが、手数の多さで<追加攻撃>を入れてダメージを稼いでいるようだ。



「なるほど、そんな手があったのね・・・」×ソフィア


「参ったわ。どうやらコトエ達の方が明らかに格上みたいね」×アリーシャ



 やがて、オークキングは地面に膝をつき、歩けなくなったようだ。


 だが、コトエさん達も既に武器は破壊され、ミミ・ルルコンビも素手に<硬質化>スキルを使い戦っている。



「踏ん張りどこやで、使い切るんや!」×コトエ


「「「「「やあああああ~~~!!!!!」」」」」



 機動力を奪ったとはいえ、オークキングの硬い皮膚に有効な攻撃は通らず、ひたすら<追加攻撃>を乗せて叩き込む。


 時間が進むに連れコトエさん達の体力や魔力も削られていったが、遂にオークキングも地面に手をついた。



「これで、終いや~~~」×コトエ



 ドッガアアアアアアアアン!!!!!



 コトエさんは盾に渾身の力を込め叩きつけた! それが止めとなりオークキングは光の粒子となり消えていった。



「ウチ等の勝ちやぁああああああ~~~~~♪」


「「「「「やったぁああああああああああ~~~~~~♪」」」」」



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