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第215話 ナギ姉の知り合いは皆恐ろしい人達です


 僕はレイさんとタクシーに乗り、安くて旨いと言う店に行く事にした。


 店に着くと、そこは感じの良いレストランだった。


 でも、何故か見覚えがあるような・・・あああ! この店はナギ姉の友達であるシオさんの店だ。


 ヤ、ヤバい・・・レイさんと2人で入ったら、絶対揶揄われる。



「着いたぞコウタ。この店は人気があってな、予約も出来ねえから早く来ねえと直ぐに一杯になるんだぞ」


「そ、そうなんだ、楽しみです」



 だ、駄目だ・・・もう、他の店に行こうなんて絶対に言えない・・・


 この店には1度しか来てないし、シオさんにはしばらく会ってないから俺の事、覚えてないかもだし行ってみるか。


 俺はレイさんと恐る恐る店内に入ってみると、まだ少し早い時間なので客は少なかった。


 適当な席に座ると、直ぐにシオさんが注文を聞きに来てくれた。


 久しぶりに見るシオさんは、流石にナギ姉の友達だけはあり、メチャクチャ綺麗な女性だった。


 うはー、何で、最近こんなに美人な女性ばかりに会うんだろうか、嬉しいけど・・・



「いらっしゃーい♪」


「あら、レイさんじゃない? お久しぶりね」


「ああ、久しぶりだな。何か凄く綺麗になってないか?」


「うふふ、ありがと♪」


「レイさんはデートかな?」


「ち、違うって、こいつは同じパーティのコウタってやつだ」


「へええ~ えっ? コウタ君?」



 だ、駄目だ・・・完全にバレた・・・もう諦めよう。



「お久しぶりです。シオさん」


「うわ~ 本当にコウタ君じゃない? 久しぶりね♪」


「なんだ? この店知ってたのかよ?」


「えっと、シオさんは姉の友達なんですよ。そんで、1度だけ連れて来て貰った事があったんですけど、ついさっき思い出しました」


「へええ~ コウタ君が、レイさんと同じパーティに入れるなんて、凄いじゃない?」


「はい、夢のようです♪」


「ば、馬鹿野郎! 言い過ぎだっての」


「うふふ、そっか、コウタ君がレイさんとか~♪ 頑張りなさいね、私も応援しちゃうからさ」


「ありがとうございます」


「何を頑張る気だよ? 全く・・・」


「うふふ、レイさんが、年下の男の子とか~」


「なっ! そんなんじゃねーよ、あんまり客を揶揄うなよな?」


「うふふ、ごめんなさい。料理は楽しみにしててね、たっぷりサービスしちゃうわ♪」



 シオさんは、とても良い笑顔で戻って行く、しかし本当に綺麗な女性だな。



「全く、困った奴だ」


「レイさんは、この店に良く来るんですか?」


「ああ、この店は安いくせに、ダンジョン食材も出してくれる良い店なんだ」


「ええっ! ダンジョン食材って、凄く高いんじゃ?」


「普通そうなんだけどな、どっから仕入れて来るのか安くしてくれんだよ」


「なるほど。楽しみですね♪」



 しばらく、レイさんと喋っていると、シオさんがワインを持ってきてくれた。



「お待たせ~」


「おい、ワインなんて頼んでねえぞ?」


「うふふ、食前酒代わりに1本サービスしちゃうわ♪ 美味しいワインだから飲んでみて」


「なんか悪いな、コウタはワインいけるか?」


「はい、少しなら大丈夫です」



 シオさんは、ワイングラスにワインを注いでくれ、とても良い笑顔で勧めてくれる。



「はい、どうぞ」


「ありがとな、じゃコウタ、乾杯だ!」


「はい、乾杯!」



 俺はワインなんて飲んだ事ないから、どんな味か分からなかったので、ちょっとだけ口に含んでみた。



「くはっ! なんだこれ?」


「うはっ! お、美味しい・・・ワインってこんなに美味しいんですね♪」


「うふふ、でしょ~♪ 『霧のワイン』って言うんだよ!」


「これ、絶対高いだろ?」


「気にしなくて良いわよ? サービスだからさ。料理も任せてね、腕に寄りを掛けちゃうわ♪」



 それからシオさんが出してくれた料理は、どれもこれも信じられないぐらい美味しくて驚くばかりだった。


 レイさんも美味しい物が好きなのか、無言で食べ続けていた。



「ふ~ 参った。どんだけ、美味いもん食わせてくれるんだよ?」


「うふふ、絶賛と受け取って良いのかしら?」


「本当に全部美味しかったです。これって、メチャクチャ高い食材だったんじゃないですか?」


「そーね、1人1万円でどうかしら?」


「はぁ? ワインだけでも1万じゃ全然足りねえだろ?」


「うふふ、コウタ君は親友の弟なんだよね♪ だから、レイさんにもサービスしとくわ」


「シオさん、ありがとうございます」


「いーの、いーの! コウタ君のデートなんだもの、私も張り切って作っちゃったわ」


「だから、デートじゃねえっての」


「うふふ、顔を赤くしてレイさん可愛いんだから♪」


「そんな事より、今日の料理殆どダンジョン産だろ? こんな買い集めるのも大変な物、どうやって仕入れてるんだよ?」


「うふふ、本当は秘密なんだけど、ちょっとだけ教えて上げるわ。


自分で狩ってきてるのよ♪」



 ガタッ!


 <レイ思想>


『なっ、なんだと? 今まで何も感じなかったのに、行き成りとんでもない圧迫感みたいなものが・・・


 こいつ、とんでもねえ・・・まるで、あの女みたいじゃねえか?


 あ、汗が止まらねえ、こいつは・・・つええ・・・間違いなく、私より遥か高みに居やがるな』



「どうしたんですかレイさん、行き成り立ち上がって?」


「うふふ、流石Aランク冒険者ねレイさん♪ 少しだけ『解放』しただけなのに敏感に感じ取るなんてね」


「コウタ君は、まだまだね。もっと気配を感じ取るように頑張りなさいね」


「・・・何のことか、分かりませんけど頑張ります」


「うふふ、相変わらず素直ね、素直なのは良い事だよ? コウタ君はきっと強く成るわ」


「あっそうそう、コウタ君を応援するために、今日の料理に魔法をかけておいたから頑張ってね♪」


「えっ? はい、ありがとうございます」



 俺は食事代の2万円を払い、シオさんの店を後にした。


 レイさんを見ると、何故か大量の汗を掻いている・・・



「あの、ひょっとして、料理が辛かったですか?」


「コウタには分からなかったか? あのシオって女性、メチャクチャ強いぞ? 私が何人居ても敵わない位にな」


「ええっ? だって、普通の料理人ですよ?」


「今日の料理の中にアルマイトって魔物の肉があったんだが、超高級食材でよ、メチャクチャつええんだ。


そのアルマイトも自力で狩ってるんだとしたら、恐ろしいぐらいの強さだぞ?」


「ふあ~ マジですか?」


「ああ、間違いねえよ。さっき、何かを解放したって言ってただろ? あの瞬間肌が泡立つような恐怖を感じたよ」


「・・・俺には何も分かりませんでした。だから、シオさん気配を感じろって俺に言ったんですね」


「まあ、そうだろうな。せっかく<気配感知>って言うスキルも手に入れたんだ、頑張って身に付けるんだな」


「はい、でも驚いたな。シオさんって、そんなに強かったんだ」


「全く世の中って奴は怖いよな、あんなのが普通に料理作ってんだからよ。


あっ! 言っとくが、今日の事は誰にも喋るんじゃねえぞ?


私に実力を感じ取らせたって事は、口止めしたって事だからな?」


「ふあ~ そんな意味もあったんですか? レイさんが教えてくれなかったら分からなかったですよ」


「なんか、お前の知り合いって、化物ばかりなんじゃねえだろうな?」


「・・・何か激しく誤解されてるみたいですが、俺は至って普通ですからね?」


「コウタに出会ってから、私は驚きのバーゲンセールだよ?」


「俺はレイさんに出会ってから、幸福感が確変してますよ?」


「馬鹿野郎♪」



 俺はレイさんと笑い合いながら家に送り、また明日ダンジョンに行く約束をした。


 ここ最近、ずっとダンジョンに潜ってるけど、楽しくて仕方ない。ヨウ兄さんとナギ姉には感謝だな。


 そして翌朝、レイさんと待ち合わせているギルドへ行くと、何故か人だかりが出来ていた。


 なんだろうと思い、俺も覗きに行くと、そこには絶世の美女が佇んでいた。


 俺は、そりゃ人だかりも出来るよなと思いニコニコしていると、その美女が俺に方に歩み寄って来た。



「おいコウタ。何してやがる早く行くぞ」


「えっ? ええっ! レ、レイさん?」


「お前な~ 直ぐに分かれよな。さっ行くぞ! 此処は居心地が悪すぎる」


「は、はい」



 俺はレイさんに腕を引っ張られながら、ダンジョンに入って行く。


 それにしてもレイさん・・・メチャクチャ綺麗になってる・・・


 俺はダンジョンに入ると、もう一度レイさんを凝視してしまう。


 うはー、レイさんって綺麗だと思ってたけど、こんなにも美しい女性だったんだ・・・



「なに見てんだよ?」


「レイさん綺麗です♪」


「馬鹿野郎・・・くそっ! 何の事かと思ったら、こう言う事だったのかよ」


「いったい、どうしたんですか?」


「あいつだよ、あいつ・・・昨日メシ食いに行った、シオだよ」


「ええっ?」


「あいつが料理に魔法を掛けたとか言ってただろ?」


「うはっ! あれって、こう言う事だったんですね?」


「ああ、間違いなく、美容効果の高いダンジョン食材かなんかを使ったんだろうな。


私は昨日から、鏡を2度見しっぱなしだよ?」


「でも、本当に綺麗ですレイさん。髪は艶々になってるし肌は透き通るようだし、胸も・・・」


「ど、どこ見てんだよ? くそう・・・ブラも買い直さねえといけねえじゃねえか」


「あっ! 俺プレゼントします! 今日の帰りに買いに行きましょう」


「馬鹿野郎! 下着ぐらい自分で買うに決まってんだろ?」


「じゃ、服にします。俺、普段からレイさんにはお世話になってるから、何かプレゼントしたかったんです」


「また、可愛い事言いやがって。ところで、お前も鏡見たのかよ?」


「そう言えば、見てませんね」


「コウタも男前になってんぞ♪」


「ええっ? 俺もですか?」


「ああ、全体的に引き締まって、ちょっと大人になった感じだな」


「うはー、レイさんに褒めて貰ったら嬉しいかも?」


「・・・私もありがとな、褒めてくれてよ」


「えへへ、レイさんは元々綺麗なんですけどね」


「ふふ、しかし、おっそろしい奴だよな、間違いなく未確認食材だろ?」


「やっぱり、そうなりますよね」


「ひょっとしたら、今流行ってるビューティポーションの原料かもな」



 流石レイさん鋭すぎだよ。シオさんってナギ姉の友達だからビューティポーションに関わってる可能性は高いんだよな。


 アヤメさん達が驚くほど綺麗だったのも、こう言う事だったんだ・・・


 でも、そんな事レイさんには言えないしな・・・



「んっ? 何か言いたそうだな?」


「い、いえ、何でも無いですよ」


「まあ良いけどよ、今日も頑張るぞ」


「はい、レイさん♪」



 今日も俺達はSPオーブを順調に集めて行き、<追加攻撃>は出なかったけど<敏捷強化><気配感知>は無事ドロップした。



「はぁ~ 本当に、有言実行するなんてよ、何て奴だ」


「あはは、俺はもう素直に喜ぶ事にしましたよ?」


「特に<気配感知>は、絶対欲しかったんですよね」


「確かに魔物の索敵にも便利だよな、今日はコウタの誘導でかなり助かったよ」


「是非、レイさんも<気配感知>を体感して下さい」


「分かってんよ、検証しねーとだしな、それにもう遠慮はしねーぞ?」


「もちろんです」


「・・・なるほどな~ 目を瞑ってても魔物やコウタの位置が分かるな、こりゃ便利だ」


「そうなんですけど、それだけじゃないって事ですよね?」


「ああ、きっとその先があると見て良いだろうな・・・


兎にも角にも慣れんと始まらん。常に<気配感知>に意識しろよ?」


「分かりました。<敏捷強化>も使いこなさないとですから、大変なんですけどね」


「ふふ、やり甲斐だけは、テンコ盛りだな」


「確かに♪」



 俺は<敏捷強化>のコツをレイさんに教わり、その凄まじい効果を体感した。


 しかし、スキルって言うのは、どれもこれも素晴らしい!


 特に、この<敏捷強化>スキルを使ったレイさんとの連携は、今までとは別次元だ!


 唯でさえSPオーブで上がったステータスに翻弄されてるのに、そこにスキルが加わると攻撃の幅が格段に上がる。


 レイさんも、昨日<敏捷強化>を覚えたばかりなのに、なんであんなに多彩な動きが出来るのか。


 俺も負けてらんねえな。


 俺達はブラックベアから<腕力強化>スキルオーブをゲットし、地下7階に辿り着いた。



「さーこっからが、初級ダンジョンの稼ぎ場だぞ! シャドースパイダーは毒持ちだから気をつけろよ?」


「了解しました」


「ん~ これかな・・・なんか、魔物の位置が<気配感知>スキルでも分かり難くないですか?」


「ああ、確かに分かり難いな、シャドースパイダーにはそう言う特性があると見て良いだろうな。


こいつには、何度も不意打ちを食らわされたんだ。注意深く見てたのにも拘わらずな」


「なるほど、気配を断つスキルがあるのかもしれませんね?」


「ふふ、コウタなら実証出来るんじゃねーか?」


「頑張ります!」



 俺達は魔物の微かな気配を感じ取り、慎重に遠い間合いから攻撃することにした。


 メチャクチャ大きな蜘蛛だったのでゾワッとしたが、なんとか倒す事が出来た。


 気配は分かり難いし、毒持ちだし糸も飛ばしてくるので、厄介な魔物である。



「くぅ~ 相変わらず、此奴は気持ち悪いな・・・」


「あはは、やっぱりレイさんでも蜘蛛は苦手ですか?」


「そりゃ、誰でも気持ち悪いだろ?」


「確かに、デカい蜘蛛なんて俺も勘弁ですね」


「遠隔武器を持ってりゃ楽なんだけどな」


「あっそうだ! 俺、攻撃判定を付けるのに便利かなと思って、パチンコ玉持って来てるんですけど使いますか?」


「ほほ~ なるほど。コウタも色々考えてんだな」


「見直してくれましたか?」


「あはは、パチンコ玉ならよ、指弾の練習してみたらどうだ?」


「指弾ですか?」


「ああ、ほら、こうやってよ親指で弾くんだ」


「へえ~ なるほど。レイさんって何でも知ってますね」


「何でもって、訳じゃねえっての。私も、ちょっとやってみるかな」


「どっちが早く上手くなるか競争ですね? 負けた方が今日の晩飯奢るってのはどうです?」


「生意気な。受けて立とうじゃないか?」


「あはは、勝負です♪」



 それから、レイさんと指弾勝負になり、シャドースパイダーが居そうな所へ2人で指弾をバカバカ打ち込んでいった。



 ビシッ!ビシッ!ビシッ!ビシッ!



「ええっ! 指弾でシャドースパイダーを倒しちゃったんですか?」


「ああ、こりゃ良いな♪ 指弾にも<追加攻撃>が乗せれるぞ?」


「うはっ! その手があったか、流石レイさん」


「しかし、ドロップ品である魔糸玉が、面白いように出るな」


「はい、白くて綺麗ですよね」


「お前、分かってねえだろ? これ1つで9000円ぐらいで売れるんだぞ?」


「はい? えええっ! メチャクチャ、高く売れるんじゃないですかー」


「あはは、だから初級ダンジョンの儲け所って言っただろ?


まあ、幾ら儲かるからって言っても、シャドースパイダーは誰も狩らねえんだけどな」


「・・・確かに。俺も<気配感知>スキルが無かったら厳しい魔物ですね」


「そう言う事だ。だが、逆に<気配感知>があるなら穴場だと思わないか?


私達には、<追加攻撃>とパチンコ玉もあるしな」


「稼ぎ時ってやつですね♪ 今日は焼肉にしましょうか?」


「ふふ、頑張らねえとコウタの奢りだぞ?」


「そうだった・・・レイさん、器用過ぎませんか?」


「ふふ、コウタのお陰でDEXにもステフリしてるからな、指弾って言っても投擲だ、段々慣れて来たぞ」


「うはー、俺も負けてられませんね」



 晩飯が掛かった勝負って事もあり、俺達はシャドースパイダーを狩り捲った。


 魔糸玉がドンドン溜まっていきホクホク顔をしていると、ドロップ品の中にスキルオーブが輝いていた。



「・・・・・・・」


「そ、そんな目で見ないで下さいよ、レイさん」


「お前が、抱き締めたくなるぐらい素敵な奴だってつくづく思うよ?」


「えっ? レイさんなら、何時でも良いですよ!」


「馬鹿野郎! 良いか? 私以外の奴に絶対見せるんじゃねえぞ?」


「重々承知してます!」


「それと、ちょっと聞きてえんだが?」


「なんですか?」


「もうかなり、パチンコ玉使った筈なんだが、一体どれぐらい持ってきたんだ?」


「えっ? えとですね・・・」



 ま、拙い・・・お試し程度しか持ってこなかったから、地面に転がってるパチンコ玉は、<虚空庫>に回収してたんで減ってないんだよな・・・



「結構、持って来ましたから、あはは」


「ほほ~ じゃ、撃ち終わったパチンコ玉が、見当たらねえのは何でだ?」



 ・・・シッカリバレてる! 駄目だ・・・もう諦めよう。



「・・・参りました!」


「やっぱり、まだ、何か隠してたのか?」


「ちょっと、流石に言えなかったんですよ・・・」



 俺は諦めてレイさんに、<虚空庫>スキルを持っている事を伝えた。



「こ、<虚空庫>スキルだと? そんなレアスキルまで持ってたのかよ?」


「はい。でも、1ヶ月毎日スライムを狩り続けて1回しかドロップしなかったから、かなりドロップ率が悪いスキルみたいです」


「ぐはっ! スライムから<虚空庫>スキルオーブがドロップするのかよ?


その情報だけでも、大事になるぞ?」


「ですよね~ 持ってるだけでヤバそうだから、誰にも言えなかったんですよ」


「・・・あ~ 詮索しちまったからな。悪かった許してくれ」


「いえいえ、レイさんには何時か伝えてたと思いますし」


「ごめんな。絶対、誰にも言わないからよ」


「あはは、お気にせず♪」


「しかし、とんでもない奴だな。確かそれ2000億円だぞ?


売れば間違いなくAランクだし、一生遊んで暮らせたのによ?」


「ん~ 売るのもヤバそうだし、冒険者やるなら欲しいスキルですから」


「あはは、確かにな♪ 冒険者やってて<虚空庫>が欲しくない奴はいねーよな」


「そーなんですよ、これメチャクチャ便利ですよ?


もうバレちゃったから、これから荷物は<虚空庫>に入れちゃいますね」


「止めろよ? 抱き締めたくなるだろ?」


「あはは、何時でもWELCOMEです♪」



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― 新着の感想 ―
買取額でランク上がるの運次第で実力以上のランクになりそう
更新ありがとうございます。 そろそろヨウくんが恋しくなってきましたね。
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