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第207話 都会は大人になる所かも


 待たせていた謙二達を迎えに行き、今日は外食に連れて行って上げる事になった。


 何を食べたいか聞いたところ、昨日肉が多かったので今日は寿司が良いらしい。


 それならと、何時もの魚座に食べに行く事にした。


 魚座の個室は豪華な座席になっており、職人さんが二人付いてその場で握ってくれる。


 まるで、1件のお寿司屋さんのようで贅沢極まりない。



「お~ スゲエな、貸し切りみたいじゃね?」×ケイスケ


「うわ~ 高そう~ こんな良い店に来ちゃって良いの? 私達お金そんなに持ってないよ?」×アカリ


「あはは、気にしなくて良いよ。この店は、僕達が何時もお世話になっているお店なんだ。メチャクチャ美味しいから、期待しててよ」


「うふふ、たっのしみ~ ありがとね、ヨウ君」×ナツキ


「・・・流石に、俺達も少しは払うってレベルじゃねえよな。甘えるぞ?」×ケンジ


「良いって。持ち込みの魚もあるから、安くしてくれるかもだし? 職人さん、調理台の上に魚を出して良いですか?」


「ええっ? さ、魚ですか?」


「まあ、見て下さい♪」



 僕はストックしている黒マグロを、調理台の上に取り出した。



「うはっ!」×職人さん


「「「「うはー!」」」」×ケンジ達



 何か調理台がミシミシ言っているようだ。


 無理もない、僕が出した黒マグロは500キロを超える、巨大マグロだったりする。



「み、三日月様?」×職人さん


「これも、捌いて貰って良いですか?」


「へ、へい、しばらくお待ちを」


「おいヨウ、どっから出したんだよ?」×ケンジ


「ん~ こういう、スキルもあるんだよ?」


「簡単に言わないでよ~」×アカリ


「あはは、これダンジョン産なんだけどメチャクチャ美味しいから、楽しみにしてて」


「あ~ もう、頭が痛くなって来たわ」×ナツキ


「もう、何でも有りだな?」×ケンジ



 流石に魚座の職人さんは腕が良いのか、目の前で巨大マグロの解体ショーをしてくれ、謙二達と一緒に魅入ってしまった。


 せっかくなので今日はマグロ尽くしを握って貰い、僕達の知らない部位から頂くことにした。最後に出て来た大トロは絶品だった。


 パクパクと巨大マグロの半分を食べ尽くした僕達に、謙二達は驚いていた。



「・・・アヤメさん達、そんな細い身体のどこにお寿司が入って行くんですか?」×アカリ


「んふふ、それは永遠の謎ね♪」×アヤメ


「シッカリ食べとかないと、動けなくなっちゃうのよね・・・」×ナギサ


「ヨウもどんだけ食うんだよ、物理的におかしいだろ?」×ケンジ


「あはは、僕にも分かんないよ。強く成るに連れて燃費が悪くなるんだよね。


まあ、美味しい物を一杯食べれて嬉しいんだけどさ」


「はぁ~ 全く、規格外になっちゃったのね~ どれだけ驚かせてくれるんだか」×ナツキ



 お腹一杯になった僕達は、余った巨大マグロを魚座さんに進呈すると、食事代を無料にしてくれるそうだ。


 それも悪いので遠慮すると、食事代より何倍も価値があるらしく、押し切られてしまった。


 それならと、サービスでもう1匹巨大マグロを進呈することにした。


 魚座の職人さん達は目を丸くして驚いていたが、皆メチャクチャ喜んでくれたので僕も嬉しくなった。


 次は何か甘い物でも食べに行こうかと謙二達に言うと、せっかくお酒が飲めるようになったのでお酒が飲みたいらしい。


 っと、言う訳でスズカさんのお店に行く事にした。


 元々シノママに、謙二達が希望している風俗店を聞こうと思っていたので丁度良いしね。


 スズカさんのお店に着くと、謙二達は田舎者丸出しで、高級クラブが立ち並ぶ外観に興味深々と言った感じだったのが面白い♪



「何かこういうのも、都会って感じだよな~」×ケイスケ


「あはは、分かる、分かる。僕もそう思ったよ」


「お酒が飲めるとこって、此処なのか?」×ケンジ


「うん、僕達のメンバーである、スズカさんの高級クラブなんだよ」


「「「「ええっ!」」」」


「高級クラブって、そんなとこに、私達が入っちゃって良いのかな?」×アカリ


「うん、知り合いだし、女性でも気にしなくて良いよ?」


「居酒屋さんをイメージしてたのに、高級クラブになっちゃうのね」×ナツキ


「俺は綺麗な女性が居そうで、嬉しいけどな♪」×ケイスケ


「もう、散々綺麗な女性達を見たでしょ?」


「見たけどよ、全員ヨウの彼女なんだもんよ、何か違うだろ?」


「おっ! 啓介も気を使ってくれてたんだな?」


「馬鹿、当たり前だろ? 幾ら綺麗でも、連れの彼女を変な目で見れるかよ」


「そもそも、女性を変な目で見ようとするな」×ナツキ


「しょーがねーだろ、男なんだからよ?」


「もう、啓介はやらしいんだから。ヨウ君も何か言ってやってよ?」


「えっ? い、いや~ あはは」


「ククッ! 駄目だよ。男の子は皆同じだからね♪」×ツドイ


「まあ、とりあえずお店に入ろうか?」


「何か誤魔化されたような気がするけど、まあ良いわ」×ナツキ


「うふふ、そうね行きましょ」×アカリ



 謙二達は地下にあるスズカさんのお店に入ると、その豪華さにメチャクチャ驚いていた。


 スズカさんの店、特有の自由に変更できる内装は、黄金色でライトアップされ煌びやかな雰囲気を醸し出していた。



「いらっしゃい、ヨウ君」×スズカ


「今日は、お願いします、スズカさん」


「任せて、たっぷりサービスしちゃうからね。謙二君達、今日はいっぱい女の子付いて貰うから、楽しんで行ってね」


「はい、ありがとうございます」×ケンジ


「うはー、楽しみ過ぎる」×ケイスケ



 謙二と啓介は、隣のベースで両隣に綺麗な女性を侍らせ、御満悦な表情をしている。


 その気持ちは、十分分かるんだけどね。しかし、男を喜ばすのは簡単だなと苦笑してしまう。



「謙二達、嬉しそうな顔しちゃって、単純なんだから~」×アカリ


「うふふ、まあ、楽しみにしてたからね良いんじゃない?」×ナツキ


「アカリさん達も接待しちゃいますよ!」×スズカ


「スズカさんみたいな綺麗な女性に付いて貰ったら、女でも嬉しいわね」×アカリ


「確かに♪ とても同じ年だと思えない程、大人の女性に見えるもんね」×ナツキ


「ありがとうございます。でも、ヨウ君に綺麗にして貰うまでは、とんでもない田舎娘だったんですよ?」


「今のヨウ君は、凄いものね~ ちょっと前までは、ポヨポヨしてたのに」


「どんな表現なんだよ? 言っとくけど変な事言っちゃ駄目だぞ?」


「うふふ、変な事って巨乳好きな事かな?」


「あっ! こ、こら、そういうとこだぞ!」


「うふふ、ヨウ君が敬語で喋ってないのって新鮮で良いわ♪ ねーねー? 私にもそんな感じで喋ってくれないかな?」×スズカ


「えっ! スズカさんにですか?」


「私だって、同い年なんだから良いでしょ?」


「ん~ やっぱり、全然違いますよ~ スズカさんには何時もお世話になってるし?」


「お世話になってるのは私なんだけど?」


「んふふ、私達だって呼捨てにしてくれないんだから、ヨウ君は手強いわよ?」×アヤメ


「にひひ、ベッドでは呼捨てにしてくれるでしょ?」×ナギサ


「ええっ? 私呼捨てにされてない?」×スズカ


「そうなの?」


「・・・・・」


「そ、そんな目で見ないで下さいよー、アヤメさん達とは、普段呼捨てにしない交換条件みたいなもので・・・」


「私もベッドだけでも呼捨てにして欲しいですー」


「は、はい、分かりましたから普段は勘弁して下さい」


「あの~ 私達ちょっと、照れちゃうんですけど?」×アカリ


「ヨウ君、モテすぎ~♪」×ナツキ


「あ、あはは、罰が当たっちゃいそうです?」


「君達も、今日から僕達にモテちゃうよ? ヨウ君と違って僕達は年下好きなんだよね♪」×ツドイ


「うわっ! ゾクゾクきたー」×アカリ


「はわわ! ツドイさんヤバいですよー」×ナツキ



 ツドイさんは、アカリの肩に手を回しキスをしようとしたが、アヤメさんに寸前の所で止められた。



「こらこら、駄目よツドイ? ファーストキスだったらどうするのよ」×アヤメ


「ん、女性同士ならノーカンじゃない?」×ツドイ


「それでも駄目よ、ヨウ君の後にしなさい」


「はいはい、じゃ、今日の夜までお預けだね」


「あ、あはは、ヨウ君。よくメロメロにならないわね?」×アカリ


「フフ~ 逆ですよー、ツドイもヨウ君には何時もメロメロなんだから」×ノノ


「・・・言葉にされると、ちょっと恥ずかしいよね」×ツドイ


「はぁ~ ヨウ君。どこまで高みに登っちゃったのかな?」×ナツキ


「女性を極めたような言い方はしないように・・・誤解だよ?」


「フフ、かなり手加減して、ヨウ様のマッサージを体験したら、少し分かるのでは?」×リラ


「えっ?」×アカリ


「フフ~ ほらほら、手を出して♪」×ノノ


「なんか、ちょっと怖いんだけど?」


「怖い事なんてないけど、ちょっとだけですよ?」



 僕はアカリの手を取り、少しだけマッサージをすることにした。


 性〇帯マッサージではなく、普通にコリを解す程度に止めておいた。



「ぴゃっ! わわっ! 変な声出ちゃった・・・」×アカリ


「んふふ、どうかな? 気持ち良いでしょ?」×アヤメ


「・・・本当だ! 凄く気持ち良い♪」


「ナツキもやって貰いなよ」


「えっ! ちょっと怖いわね・・・」×ナツキ



 よかった。この程度なら安心だと思い、ナツキにもマッサージをした。


 しかし、女の子の手ってどうしてこんなに柔らかいんだろ。



「んきゃっ! はわわ! 猿見たいな声出ちゃった・・・」×ナツキ


「それ、Hなマッサージなら手でも失神しちゃうんだよね」×ツドイ


「「ええっ!」」


「ヨ、ヨウ君?」


「何か、変な誤解をしてないか?」


「・・・変な薬使ってないよね?」


「ブッ!? 誤解にも程がある」


「フフ、薬に例えたら劇薬ですね♪ ヨウ様に触られて抵抗出来る女性が居るとは思えませんから」×リラ


「「うはー!」」


「ちょっとヨウ君、何回驚かす気なの?」×ナツキ


「驚かそうとしたのは、家ぐらいなんだけど?」


「超美人な彼女? 超豪華なマンション? 超お金持ち? 超VIP生活? 超強者? 数えたらキリがないんだけど?」×アカリ


「・・・言われて見れば、僕って幸せ者ですよね?」


「「間違いないわ!」」


「全部ダンジョンの恩恵なんだよね、でも僕自身、基本的には何も変わってないよ?」


「うふふ、それだけは安心してるの。ヨウ君は、相変わらずヨウ君だね」×アカリ


「そそ、中身は昔のままのヨウ君だ。お金持ちになったら人は変わるって言うんだけどね?」×ナツキ


「一応お金持ちになるのは目標だったんですよ? 親にも恩返ししたかったしね。


でも、気付いたらお金がドカドカ入って来ちゃって、未だに理解が出来てないような?


300円のジュース買うのに、まだ抵抗があるからね」


「ヨウ君って、超お金持ちなのにコンビニで高めのお菓子買うのに『えいっ』って言うんだよ?」×ナギサ


「「あははは♪」」


「良いね♪ ヨウ君は、ずっとそのままでいてよね?」×アカリ


「ん~ たぶん、生活は変わっても僕はずっとこのままかな?」


「うふふ、ヨウ君とは長い付き合いになりそうだね?」×ナツキ


「ああ、僕って案外、友達が少ないから宜しく頼むよ?」


「あらっ? 今日から友達以上なんだけど?」×アカリ


「友達から、超仲が良い友達になるって事で良いんじゃない?」


「うふふ、なるほど。そう思ったら男女間でも友達は有り得るわね」×ナツキ


「男女間の友情と愛情は曖昧だから、考え方はそれぞれよね」×アカリ


「しかし、本当に後悔しませんか? 今のヨウ様と触れ合えば戻っては来れませんよ?」×リラ


「ん~ ナツキとも相談したんだけど、そんときは一生ヨウ君と居るよ」


「そだね、それも楽しそうだし何の問題も無いわ」


「フフ、それでは、私達とも宜しくお願い致しますね」


「「こちらこそです♪」」


「ひょっとしたら、リラさん達に溺れちゃいそうなんだけど?」×アカリ


「おいおい、それは無いだろ?」


「あはははは♪」×全員



 アカリとナツキは初めてのお酒を飲んで酔ったのか、上機嫌になっていた。


 謙二達も美人に囲まれて幸せそうだし、スズカさんにお店を持ってもらって良かったと実感した。


 あっそだそだ、忘れてたけど、シノママさんに風俗の事相談しなきゃ。


 僕はトイレに行くついでにシノママさんに声を掛け、謙二達の風俗の事を相談することにした。


 シノママさんは気を使ってくれ、二人で話が出来る店員の休憩室に案内してくれた。



「ウフフ、三日月様からの相談とは身構えてしまいますね?」×シノママ


「あ~ すみません。相談と言うか、お願いがあるんですよ」


「はい、三日月様の頼みとあれば、どんなことでも致しますわ♪」


「ありがとうございます。実は僕の友達である男二人に風俗を紹介するよう頼まれてるんですよ。


でも、僕は風俗は全く分からないし、リラさんにも相談しにくくて・・・」


「ウフフ、なるほど。分かりましたわ♪


三日月様の御友人でしたら、この店の女の子でも対応出来るかもしれませんけど?」


「うはっ! いえいえ、とんでもない。出来たら、プロの女性をお願いしたいのですけど?」


「ウフフ、分かりました。最高のお店を段取り致しますわ」


「うわ~ 本当ですか。ありがとうございます」


「シノママさんには、お世話になりっぱなしですね、良かったら3号店を・・・」


「い、いえいえ、幾ら何でも、こんな事でお店なんて頂けませんわ」


「困ったな・・・現金でのお礼は無粋だし?」


「ウフフ、それでしたら、私にもマッサージをお願いしても宜しいでしょうか?」


「えっと、Hな方のですか?」


「まあ、そちらも興味は御座いますが・・・」


「あはは、冗談です。お安い御用ですよ」



 僕はシノママさんの希望通り両肩のマッサージをして上げた。


 少しだけだけど、肩が凝ってそうだったから気持ち良い筈。



「んっ! んはぁ♪ し、信じられない程、気持ち良いですね・・・」


「それは良かったです。シノママさんは働き過ぎかもしれませんね~」


「あっそうだ! 慰安旅行をプレゼントしちゃおうかな?」


「ええっ! 旅行ですか?」


「しばらく、旅行にも行って無いんじゃないですか?」


「確かにそうですが・・・」


「お店の女の子と一緒に、一度羽を伸ばして来るのも良いですよ?」


「ウフフ、そうですね♪」


「お店があるから正月休みにでもハワイとかどうですか? 僕の別荘使って貰っても良いですから」


「ええっ? 三日月様の別荘なんて、宜しいのですか?」


「はい、もちろんです。使わないと勿体ないですからね~ じゃ、段取りもしますから何時でも言って下さいね」


「ありがとうございます」


「謙二達の風俗代も払っておきます。えっと、豪遊させて上げたいから5億程渡しておきますね」


「そ、それは、幾ら何でも多過ぎるのでは?」


「良いです、良いです、お店貸し切りとかして上げて下さい」


「そ、それでも、多過ぎるのですけど・・・」


「余りは、シノママさんへのチップです!」


「うふふ、私へのお礼は、先程のマッサージで十分お釣りが来ますよ?」


「そんなに気に入ってくれたなら、次は本気でやらないと?」


「うふふ、失神したら困りますわ?」


「あはは、なるほど♪」



 シノママさんは早速、風俗店の段取りをしてくれた。


 やはり、シノママさんともなると風俗店にも伝手があるのか、対応の早さが素晴らしい。


 懸念していた問題も無事解決したので気分良く席へ戻ると、アヤメさん達からジト目で見られることになった。



「にひひ、ヨウ君シノママさんを口説いてたのかな~」×ナギサ


「ち、違いますよ、ちょっとした頼み事です」


「うふふ、シノママの妖艶さにやられちゃったかな?」×スズカ


「だ、だから誤解ですからね?」


「ふむふむ、シノママも候補っと!」×ツドイ


「だー、飲みますよ」


「はいはい♪」×アヤメ



 親友達は、初めて飲むお酒を堪能して貰えたのか上機嫌になっていた。


 お店に来てから2時間程経つのに、未だにデレデレでお酒を飲んでいる謙二達のところへ行く。



「初めてのお酒は楽しんでるかな?」


「あはは、こんなに気分が良くなるとは思わなかったよ」×ケンジ


「酒に酔ってるのか、女性に酔ってるのか分からねえけどな」×ケイスケ


「あはは、本当だな~ 大阪最高~♪」


「イエーーー♪」



 謙二達は、少し酔いすぎのような気もするが、楽しんでくれてるなら良いか。



「ところで、アレ段取りしといたけど大丈夫か?」


「「マ、マジか?」」


「だ、大丈夫だ! い、今からなのか?」×ケンジ


「うん、何時でも良いぞ?」


「「うおーーー♪」」


「やっぱ、持つべきものは友だな♪」×ケイスケ


「でっ! どんな段取りなんだ?」×ケンジ


「この後、タクシーでシノママさんが送ってくれるから、お礼を言っといてくれよ?」


「「友よ♪」」


「調子良すぎるぞ♪」



 こうして、謙二達の事はシノママさんに任せ、アカリ達は僕達と帰る事にした。


 スズカさんも少し早いけど一緒に帰る事になり、酔い覚ましがてら少し歩く事にした。


 すると、リラさんが僕の耳元に顔を近づけて来たので少しドキリとした。



「フフ、次からは風俗店の紹介であっても、私に御申しつけ下さいね?」



 はい、シッカリとリラさんにはバレてました・・・



「すみません。少し恥ずかしかったんですよ」


「フフ、一緒に行きたかったですか?」


「そ、そんな事ないですよ?」


「お店に負けない様に頑張りますね♪」


「・・・メチャクチャ、楽しみなんですけど?」


「フフ、今日はアカリさん達も居ますからね」


「そうなんですよね。アカリ達の事は好きなんですけど、本当に良いんでしょうか?」


「常識的に言えば駄目なのでしょうが、誰も嫌な思いをしていないので良いのではないでしょうか?」


「なるほど。リラさんにそう言われると、難しく考える事もないですね。本能にしたがっちゃいます」


「フフ、それで宜しいかと。でも、常に私達の事を気に掛けてくれるのは、とても嬉しく感じますよ?」


「それは、お互い様ですよ?」


「フフ♪」



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