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第197話 五十鈴さんのコンサートに行っちゃいました

評価やブックマーク等、応援して下さった全ての方、ありがとうございます。


 東京ドームで行われるイスズさんのミニコンサートは、急ピッチで段取りが進められ、遂に当日となった。


 観客の上限である7万人を超えてからも、チケットを求める者が殺到したが、何とか当日まで漕ぎ着けたようだ。


 僕達のクランメンバーも全員見に行く事になり、最前列とはいかないが結構良い席を確保してくれた。


 アヤメさん達5人は、イスズさんのガードをするので、最前列であるステージ台の下で待機するらしい。


 しかし、人が7万人も居ると凄い熱気に包まれている、余程楽しみにしていたのか皆楽しそうだ。


 僕達も楽しみに始まるのを待っていると、イスズさんより先にアヤメさん達が現れた。


 まるで、SPの様な黒スーツで身を包んでおり、サングラスがとても似合っている♪


 スーツ姿なんだけど、抜群のスタイルと美貌はサングラスで隠せる筈もなく、絶世の美女達なのが一目で分かる。


 その中、アヤメさんだけは品の良い黒のドレスを着ていた。


 引き締まった腰に、豊満な胸がとてもセクシーで、大きな帽子にベールで顔を隠していた。


 この出で立ちに見覚えがあると思ったら、オークションの時着ていたドレスだ!


 アヤメさんを中心に5人が配置に着くと、観客達の視線は5人の美しさに釘付けになっていた。



「なんだよあれ?」


「分かんねえけど、メチャクチャ美人だよな?」


「足なげ~ バックダンサーじゃねえよな?」


「うわ~ 5人共絶対美人よ、すっごいオーラがあるもの」


「・・・嘘だろ? ま、間違いねえ・・・あんな美人一度見たら忘れるわけねえ」


「おい、あの美人誰か知ってるのかよ?」


「俺は大阪で初めて開かれたオークションに参加してたんだよ、これだけ言えば大体分かんだろ?」


「それだけで・・・ちょっと待て、あのベールに包まれた美女ってまさか?」


「間違いねえ・・・あれは、大阪ギルド本部の公認鑑定人である、絶世の美女と称された『魔女』だ!」


「マジかよ? なんでそんな大物が此処に居るんだよ?」


「ちょっと? その話本当なの?」


「いくら顔がハッキリ見えねえって言ったって、一度見たら忘れられねえよ」


「うわ~ それじゃあ、あの人が『麗人』なんだ♪」


「おい、そろそろ、始めるみたいだぞ」


「キャアアアアア♪」


「やっと、やっと、生で聞けるわ。イスズちゃ~ん♪」



 アヤメさん達が現れてからザワザワとした雰囲気から、遂にイスズさんが登場すると、会場は一気に熱気に包まれた。



「うおおおおおおおおおおおおお~~~~~~~~」


「キャアアアアアアアアアアアア~~~~~~~~」



【みんな~ こんにちわ~ 久しぶりだね~


ミニコンサートなのに、こ~んなに大勢が来てくれて吃驚だよ~


皆も知ってると思うけど、前回のコンサートでは、大変な事になっちゃったからね~


もう超鬼ゴッコだよ~ 私必死で逃げちゃったよ~】



「あはははははは♪」×7万人



【笑いごとじゃないよ~ マネージャーと2人でメチャクチャ全力疾走しちゃったよ。


もう追い掛けちゃ駄目だよ~? 本当に大変だったんだから。


でも、今日は、友達の冒険者が私のボディーガードで来てくれましたー。


なんとなんと、日本でも数人しか居ないSランク冒険者です! 皆さん拍手~」



「おお~~ パチパチパチ・・・」×7万人


「ええええええええっ!!!!!!!!」



【あはは、皆驚いた? 芸能人である私より、ずっとずっと綺麗な女性達なのに、5人共Sランク冒険者なんだよー。


今日はステージに近づいたら、とっても怖い思いするから、絶対近づいちゃ駄目だよー】



「Sランク冒険者って、東京に居る1人しかハッキリ分かって無かったよな?」


「ああ、確か現在日本では、Sランク冒険者は7人になっている筈だ」


「それじゃあ、ずっと謎だったSランク冒険者が、一気に5人も姿を現したって事?」


「こんな公の場で、噓なんて言わないでしょ?」


「絶対間違いないよ、だってあの5人普通じゃないよ、凄いオーラみたいなものがあるもん」


「凄いな、あんな超絶美女達が、日本のトップランカーなのかよ」


「流石イスズちゃん、そんな凄い人達が友達だなんて」


「俺は信じられない。あんな美女が上級ダンジョンの魔物を倒せるとは思えない」


「確かにそうだよな・・・あの凶悪な魔物を狩れないとSランクに成れっこないしな」



【うふふ、どうやら信じられない人が居るみたいだね。


分かる、分かるよ~ 私も最初聞いた時は信じられなかったもの。


信じられない人の為に、ちょっと魔女の力を見せてあげてくれないかな?】



『ごめんねアヤメさん、ちょっとだけ魔法を披露して貰って良いかな?』×イスズ<念話>


『そう言う事は、ヨウ君に確認しなきゃ駄目でしょ?』×アヤメ<念話>


『良いですよ~ 派手なの披露しちゃって下さい』×ヨウ<念話>


『ヨウ君、ありがとね』×イスズ<念話>


『もう、調子良いんだから1つ貸しよ?』×アヤメ<念話>


『は~い♪ 今日の夜、奉仕します♪』×イスズ<念話>


『もう馬鹿ね♪ よ~し、じゃ、ちょっと派手なの行きますか』×アヤメ<念話>



 アヤメさんは右腕を空へ向け手の平をゆっくりと開いていく、たったそれだけの仕草なのに観客は全員アヤメさんに魅了された様に固唾をのんで見守っていた。



「<ウォーターバード>!!!!!!!」



 美しい声が会場中に響いた次の瞬間、数千数万にも及ぶ水で形成された鳥が、東京ドームの中を自由に滑空した。


 水の鳥は光に反射しキラキラと輝いており、とても美しく幻想的な光景になっていた。


 初めて魔法を見る者も居たのか、熱狂的な歓声に包まれていく。



「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお~~~~~~~」×7万人


「うわあああああああああああああああああ~~~~~~~」


「信じられねえ、一体どれだけ魔力があったら、こんな真似出来るんだよ?」


「これだけの数を1人で制御してるのか? 化物だ!」


「やべえ、本物の魔女だ!」


「素敵~♪ これが魔法なんだ♪」


「・・・私は恐ろしいわ、Sランク冒険者って、こんなにも桁違いなの?」


「うふふ、Sランク冒険者の敷居が上がっちゃったわね。ソフィアならこんな事出来る?」×アリーシャ


「冗談でしょ? この1/10でも無理よ? アヤメさん達はもうSSランクで良いんじゃないかな?」×ソフィア


「うふふ、じゃ、ヨウ君はSSSランクね」


「ヨウ君にはSが幾つあっても足りそうもないわ」


「あはは、確かに」


「えっと、ジュースでも買って来ましょうか?」×ヨウ


「うふふ、お世辞じゃないわ」



【うわ~ 頼んどいて言うのもなんだけど、凄いわね~


よ~し、この美しい景色に乗っかって1曲目行っちゃうよ~】


【セイレーン!!!】



 魔法にどよめいていた観客達は、イスズさんの唄声が耳に届いた瞬間、一斉に静まり返った。


 こんな事があるのだろうか・・・7万人にも及ぶ観客達が、まるで時が止まったかのように微動だに動かず、イスズさんの唄声に魅了された。


 東京ドーム内に唄声が、いや唄声が東京ドームを包み込む頃、感動のため涙を流す者までいた。


 僕達は何度か部屋で聞かせて貰っているが、やはりコンサート会場で聞く唄声は身震いする程迫力があった。


 その素晴らしい唄声に聞き惚れていると、あっと言う間に時間が過ぎ去り最後の曲になっていた。



【楽しい時間って本当に過ぎるのが早いよね~ もう最後の曲になっちゃった。


やっぱ、ミニコンサートだから短いよね~ 


でも、次はちゃんとしたコンサートにするから、楽しみにしててね。


じゃ、最後の曲行っちゃうね~】



 最後の曲はバラードの様なラブソングで、心に染み渡るような唄声を聴いていると、幸せな気分になっていく。


 優しく緩やかだった唄声が終わると、それに反比例したような熱狂的な歓声がドーム内を埋め尽くした。


 観客達は、もう自分を抑える事が出来なくなったのか、全員立ち上がりステージに近づいていく。



【えっ! ちょっと駄目だよー、ステージに近づいちゃ駄目ぇ~~~~~】



 イスズさんの呼び掛けも耳に入らないのか、雪崩の様に動き出した観客達は、次の瞬間凍ったかのように動きを止めた。


 そう、アヤメさん達5人が危険と判断したのか、<威圧>スキルを解き放った。


 感動し一気に上り詰めたテンションは、一瞬にして奈落に突き落とされた事だろう。


 手加減しているとは言え、ビリビリと空気に伝わる殺気は、生物である限り恐怖を感じるのは避けられない。



【ストップ! ストーーーップ!!!】



 イスズさんの制止の声に、アヤメさん達も<威圧>を解除すると、観客達は糸が切れた人形の様に地面に膝をついている。



【駄目だよ~ ステージに近づいたら怖い思いするって言ったでしょ?


本当は駄目なんだけど、皆が落ち着ける様にもう1曲サービスしちゃうね】



 アンコールの様に始まったイスズさんの唄声で、地獄へ落とされた様な観客達も和らいだ表情になっていく。


 僕は歌の力って、本当に凄いなと感心するばかりだった。


 アンコールを歌い終わると、イスズさんは元気一杯で、観客達に別れの挨拶をしてステージを去って行った。


 観客達も暴動を起こす事もなく、静かにそれを見送っていた。



「フ~ 死ぬかと思ったわ・・・」


「私ちょっと心臓が止まったかも?」


「まさに、天国から地獄って感じだったよな? Sランク怖え~」


「なんか、今日は凄い体験したよなー」


「あれって、覇気ってやつか?」


「あはは、まさか♪ でも凄い怖かったね。私気絶しちゃいそうだったもの」


「俺、次のコンサートも絶対来る、んで大人しくするよ」


「私も興奮しない様にしてたんだけど、勝手に体が動いちゃった。イスズちゃんの歌って凄いわ」


「あ~ん、私も絶対、絶対、次も来る~ ちょっと・・・かな~り、怖かったけどね」


「おっとろしいよな~ あれがSランク冒険者の力なのか」


「そんな凄い人と友達だなんて、イスズちゃんって何者なんだろうね?」


「イスズちゃんも凄いからな~ 類友なんじゃね?」


「あはは、そうかもな♪」



 想定した通り<威圧>スキルを使う羽目になったけど、結果を見れば無事コンサートも終わり、大成功と言っても良いだろう。


 皆で帰ろうとイスズさんにも声を掛けたけど、ちょっとした打ち上げがあるらしく、帰るのは少し遅れるそうだ。


 それならと、東京に来た事がない人も居たので、少し観光してから帰る事にした。


 リッカさん達は東京に来たついでに、古巣であるダンジョン攻略部隊に挨拶に行くそうなので、お土産に巨大マグロを1匹渡しておいた。



「うはー、ありがとうヨウ君。こんなの渡したらメチャクチャ喜んでくれるよ」×リッカ


「いえいえ、本郷さんに宜しくお伝えください」



 リッカさん達は挨拶が終われば、また僕達と合流することになった。


 東京見物の方はアールさん達はもちろん、コトエさん達も初めてらしく、有名な所を見て回る事にした。


       ◇     ◇     ◇


 <リッカ視点>


「ん~ 古巣に帰るのも久しぶりの様な気がするわね? 当然だけど全然変わって無いわ」×マイ


「あはは、ついこの間まで、此処で働いてたのにね」×シノブ


「ごめんね。何か皆を巻き込む様な事しちゃって・・・」×リッカ


「あのね~ 今の生活を考えてみなさいよ? 誰が文句言うのよ? 感謝しかないわ」×キョウコ


「あはは、そうね。ダンジョン攻略部隊も悪くなかったけど、今の生活は桁違いだからね」×ナナエ


「まっ、1番はヨウ君だけどね。でもまさか、リッカが入れあげてたヨウ君を好きになるとは、人生分かんないものね~」×マイ


「それを言うなって、何か恥ずかしくなるだろ?」×アズサ


「アズサなんて男性に全く興味なかったもんね。それが今では?」×キョウコ


「だ、だから言うなって、私も戸惑ってるんだから」


「うふふ、全員ヨウ君を好きになってくれて良かったわ」×リッカ


「いや~ そりゃ惚れちゃうでしょ? ヨウ君って可愛いし、強いし、優しいし・・・あれっ? 改めて思うと良いとこだらけだね?」×シノブ


「って言うか、欠点が無いんだよ?」×ナナエ


「普通これだけ彼女が居たら、嫉妬とかありそうなんだけどな?」×アズサ


「うふふ、ヨウ君の愛情は深いからね~ 1人ならアドレナリン中毒になっちゃうよ?」×リッカ


「私達も以前よりずっと仲良く? なっちゃったしね」×マイ


「以外とアズサが敏感で、可愛いのも分かったし?」×シノブ


「だぁ~ こ、こんなとこで、そんな話するなよな? 誰かに聞かれたらどーすんだよ?」×アズサ


「あはは♪」×全員


「ところで今日は、何か用事があったのリッカ?」×キョウコ


「用事は無いんだけどさ、皆を引き連れて辞めたみたいになっちゃったから、一度キッチリと挨拶に来ようと思ってたんだよね」×リッカ


「私達も自分の意思で辞めたんだから、そんな事気にしなくていいのに?」×シノブ


「うん、ありがとね♪」



 私達は久しぶりにダンジョン攻略部隊の門に着くと、顔見知りの門兵がおり驚いた表情をしている。



「リッカ、リッカじゃないか久しぶりだな」


「久しぶり~ 元気だった?」×リッカ


「ああ、こっちは相変わらずの毎日だが、リッカ達は今先生の所に居るんだろ? 訓練とかメチャクチャ厳しいんじゃねえか?」


「ん~ 簡単に言うとメチャクチャ楽しいかな? 戦闘訓練は厳しいと言えば厳しいのかな~」


「先生達は鬼の様に強いからな~ リッカ達も鍛えられてそうだ」


「うふふ、そうね。私達もかなり強くなったかな」


「おっと、もっと話を聞きたいが怒られちまうな、誰に繋げば良い?」


「ありがとね、とりあえず松田隊長・・・じゃなくて松田さんに連絡して貰っても良いかな?」


「あはは、了解!」



 顔見知りの男性門兵は、直ぐに連絡を取ってくれると、松田隊長自ら私達を迎えに来てくれた。



「元気そうだな?」


「はい、松田さん自ら来てくれるなんて、恐縮しちゃいますね?」


「ハハハ、幾ら、かつての部下とは言え、今はVIP待遇のお客さんだからな」


「えっ? 私達もですか?」


「なんだ知らなかったのか? 元職員とは言え簡単に門を潜れただろ?」


「そう言えば、ヨウ君は顔パスだったような・・・」


「まっ! そう言う事だ」


「うふふ、何か変な感じですね~」


「おいおい、お前達悪い顔になってるぞ? 勘弁してくれよな?」


「うふふ、了解です♪」



 松田隊長と雑談をしながら歩いていると、どうやら本郷さんの所へ向かっているそうだ。



「ええっ? 私達なんかに、幕僚長が会ってくれるんですか?」


「こらこら、元幕僚長だろ? それから言ってるだろVIP待遇だと」


「うはー、流石ヨウ君って感じですね~」


「彼がどれだけ凄い人物なのか、もう俺より分かってるんだろ?」


「ん~ 確かにそうなんですが、ヨウ君って身内にはメチャクチャ優しくて凄さを感じさせないんですよ」


「優しいのは身内だけって事だよな・・・さりげなく脅されてるような気がするんだが?」


「うふふ、どうでしょうね」



 そして、私達は此処に居た時は入ることも出来なかった社長室で、秘書さんにコーヒーを淹れて貰っている。


 直立不動でしか話す事が出来なかった松田隊長や本郷社長を相手に、ソファーに座っていると、どうしてもソワソワしてしまう。


 ヨウ君の事を探り入れられるかなと少し覚悟してたのに、一切聞いて来ないのは流石だなと感心してしまう。


 私達は揃って辞職した事をお詫びし終わると、少し此方から突いてみる事にした。



「ところで本郷社長、私達だけで良かったらお力になれますよ?」



 私がそう言うと2人共とても驚いた表情になり、心の底から楽しそうな感じで笑い出した。



「わはははは! いやはや参った。私の顔に出ていたかね?」


「そう言う訳では無いんですけど、聞きたい事や頼みたい事が沢山あるのに、我慢して貰っているのは理解出来ますから。


「お察しの通り、私達は何も喋れませんけど、1つだけ言えるのはヨウ君と敵対しちゃ駄目です。


ヨウ君を敵に回したら、破滅しかありませんから」


「「・・・・・・」」


「ああ、重々分かってるつもりだったが、改めて心に釘を刺しておこう」


「うふふ、でもヨウ君は本郷社長の事が気に入ってるみたいですよ。


今日もお土産渡す様に託ってますから。


此処では出せないので、後で食堂に渡しときますね~」


「ほほ~ っと言う事は、ダンジョン産の食べ物か、楽しみにしておくよ」


「では、そろそろ聞きますよ? 何かあるんですよね?」


「わはは、確かに色々あるが、今一番と言えばダンジョンのフロアを独占している者達がいてね、我々も対応に困っているんだよ」


「うわ~ そんな子供みたいな人達が居るんですか?」


「うむ、東京にある上級ダンジョンの地下13階なんだがね」


「ええっ? それってまさか、プラチナマスクメロンですか?」


「流石だね、その通りだ」


「あそこのコーラルディーアって結構強いのに、そこそこの強さもありそうですね」


「じゃ帰りにでも、チャチャっと片付けようか」×アズサ


「そうね、プラチナマスクメロンもナギサさんが喜びそうだしね」×リッカ


「今から行ってくれるのかね? 独占してる者達は結構数が居るのだが・・・」


「ん~ たぶん、今の私達なら何人居ても問題じゃないかな」×マイ


「では、本郷社長また連絡しますね」×リッカ



 私達は挨拶も終わったので、食堂に寄って巨大マグロを渡し帰る事にした。


 当然の様に、皆とても驚いていた。


 そりゃ、500キロの巨大マグロ見たら驚くよね。



「<虚空庫>スキルまで持っているのか・・・」


「どうやら、彼が身内に優しいってのは間違い無さそうですね」


「しかし・・・これ職人じゃないと捌けませんね社長?」


「ふはは! ああプロを呼んでくれ。今日はマグロの刺身で一杯行こうじゃないか」


「おっ! 良いですね♪」


       ◇     ◇     ◇


 一応事の顛末をヨウ君に連絡し、上級ダンジョンに行く事を伝えると、快く了承してくれたので何の心配も無くなった。


 ヨウ君は危険だと思ったら、直ぐに<念話>する様にと何度も言われた。


 うふふ、私達を心配してくれてるのが良く分かり、嬉しい気持ちになる。


 私達も一応トップランカーだったんだけど、ヨウ君達に会ってからはプライドも木端微塵になっちゃったからな~


 でも、ヨウ君に恩恵を受け、鍛えられている私達を脅かす者が居るとは思えないんだけどね。


 しかし、油断何かしたら怒られちゃうので、気合を入れてダンジョンに向かう事にする。



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