第194話 気付けば夢の様な毎日になっていたり
<アール視点>
私達は疲労で重くなった体を何とか動かし、玄関に整列していく。
すると、エレベーターからヨウ様達が御帰りになったので、ピシッとしたお辞儀で出迎える。
「フフ、どうやら訓練を頑張っていたようですね」×リラ
「すみません。汗を止めれませんでした」×アール
「そんな事、気にしなくても良いわよ? カンナさん達は強かったでしょ?」×アヤメ
「はい、私達では相手にもなりませんでした・・・」
「んふふ、私達と違ってリッカ達から本格的に戦闘を習ったからね~」×ナギサ
「そんな、私達などナギサ様達に比べれば、赤ちゃん以下なのに」×カンナ
「そんな事ないよ? カンナ達も職人さん達に近づいて来たかも?」×ツドイ
「ミナミさん達にですか? 勝てる気が全くしません・・・」
「あはは、何故か職人さん達もすっごく強いもんね、ミナミはもちろんスズカやヒメちゃんまで強いからさ」×ノノ
「アールさん達なら、直ぐに私達より強くなりそうですね、地力が違いますから」×カンナ
「やっぱりそうですか? 格闘家のリッカさん達もぐんぐん強くなってますからね~」
「ほ、本当に、私達も強くなれるんでしょうか・・・」×アール
「今は強くなる事よりも毎日を楽しんで下さい。メイドさんをしていれば自然と強くなれますから」
「んふふ、何かおかしいけど確かにそうね」×アヤメ
「そんな事より、少し休憩しませんか? 汗を掻いてるみたいだからプールでも行きましょうか?」
「あ~ ヨウ君。アールさん達のビキニが見たいんでしょ?」×ナギサ
「そ、そんな事ないですよ~」
「んふふ、私達も汗掻いて来たから丁度良いわ、カンナ達も行きましょ」×アヤメ
「はい、直ぐに用意致しますね」×カンナ
私達はカンナさん達に連れられ、水着に着替える様に言われたけど、流石に今日の買物で水着までは購入していない。
その事を伝えようとするとしていると、私達全員にカンナさんが水着を手渡してくれた。
「うふふ、そんなに驚かなくても、メイド用の水着や、お風呂着まで用意してありますよ。
サイズの方は私の目測ですから、もし合わなければ言ってくださいね?」×カンナ
「は、はい」
私達は少し此処を舐めていたようだ・・・水着に着替える部屋に入ると、そこにはメイド用の水着どころか、水着専門の販売店かと思う程の水着が一面に用意されていた。
急いで水着に着替えると、着ていたメイド服は全自動のクリーニングに回されていく。
・・・お金持ちの生活って、みなこうなんだろうか?
驚くほど便利な環境に驚いていると、次にはカンナさん達のスタイルに驚くことになる。
カンナさん達は同じ女である私から見ても、惚れ惚れする様なスタイルをしている。
アヤメさん達に至っては、最早この世の者とは思えない程美しかった。
輝くような肌に長い脚、素晴らしいヒップラインに縊れた腰、引き締まっているのに豊満な胸を見ていると、男性の様に生唾を飲みそうだった。
「あれれ? ひょっとして女性にも興味があるのかな?」×ナギサ
「ち、違います! 違いますけど、み、見てしまいます」×アール
「ククッ! 正直だね♪ アール達も可愛いよ」×ツドイ
私はツドイ様に至近距離で顔を覗かれ、顔が赤くなっていくのが自分でも分かってしまう。
「こらこら、アールさん達はまだ慣れてないんだから、手を出しちゃ駄目よ?」×アヤメ
「いくら僕でも、ヨウ君より先に手は出さないよ?」
「本当? ツドイは怪しいんだから」
「本当だよ? 心配なら今日はアヤメが僕の相手する?」
「も、もう、恥ずかしい事、言ってないで行くわよ」
「ククッ! アヤメも可愛いよね」
思わず私達が赤面する様な会話をした後、ルーフバルコニーにあるプールへ移動していった。
アヤメさん達って、まさか・・・私は余計な事を考えずに後を着いていった。
そこはルーフバルコニー? 確かにルーフバルコニーの筈なんだけど、どうみてもハワイだった。
蒼い海、青い空、サンサンと輝く太陽の日差しの中、ヤシの木に囲まれたプールは高級リゾートにしか思えない。
私達はもう、乾いた笑みを浮かべながら佇むしかなかった。
「おーい、先に泳いでますよー」
「ヨウ君、早いよー、さっ、皆も行こっか」×ナギサ
「はい」×カンナ達
「は、はい」×アール達
私達はカンナさん達に背中を押され、そのまま一斉にプールへ飛び込んだ。
「ぷはっ!」
「こっちこっちー、泳ぎましょうかー」
「はい」
汗を掻いていたせいもありプールの水は、とても気持ち良くヨウ様の所まで泳いでいく。
皆さんは慣れているのか泳ぐのも速く、付いて行くのは大変だったけど、気持ちの良い汗を流した。
十分にプールで涼むと、全員座るのが勿体なようなビーチチェアーに寝転がった。
私達は都会に居る事を忘れ、優雅な気分に浸っているとヨウ様自らが、とても美味しそうなトロピカルジュースを持ってきてくれた。
「ヨ、ヨウ様、そんな事私達がやりますから」×カンナ
「良いから良いから、僕からのちょっとしたサービスです」
「申し訳ありません。ありがとうございます」
「はい、アールさん達もどうぞ」
「ありがとうございます」
「えっ? ええっ?」
そこには、当然の様に上半身裸のヨウ様が立っていたが、その身体に心底驚くことになる。
な、なんて身体・・・まるで鋼のようだわ。
少年? 華奢? とんでもない、その引き締まった筋肉のため、身体が一回りも二回りも大きく見える。
一体どんな過酷なトレーニングをしたら、此処まで研ぎ澄まされた体になるのだろうか・・・
「ゴクッ!」×アール
「どうしたんです?」
「んふふ、ヨウ君の身体に驚いてるのよ」×アヤメ
「ヨウ君って服を脱いだら、とても可愛い少年には見えないもんね」×ナギサ
「あはは、ずっと、裸で居る訳にもいきませんからね。ちょっとは、男らしく見えますか?」
「はい、素晴らしい身体です・・・」×アール
「そんなに褒めても、トロピカルジュースの御代わりは無いですよ?」
「それは残念ですね」
「アールさん達も鍛えていただけあって、引き締まった良い身体してますよ?」
「うふふ、ありがとうございます。少し恥ずかしいですけど、ヨウ様にはもう全部見られてますしね」
「出来るだけ、見ない様に努力はしましたよ?」
「全然見て無かったんですか?」
「・・・眼福でした?」
「やっぱり、見てたんじゃないですか?」
「し、仕方ないんです、見ない様にしてたけど見ちゃうんです」
「フフ、許して上げて下さい。ヨウ様は健康的な男性ですから」×リラ
「でも、これだけ彼女が居るんだから、もうちょっと慣れてても良いんじゃない?」×ナギサ
「無理ですよー、僕が毎日どれだけドキドキしてると思ってるんですか?」
「今もドキドキしてるのかな?」×ツドイ
「・・・してます! ビキニの水着は色々とヤバいんです」
「フフ~ また、トップレスにしましょうか?」×ノノ
「あれは危険です! 兵器みたいなもんですよ?」
「危険なのは私達でしょ? 死んじゃうかと思ったんだから?」×アヤメ
「んふふ、あの時は凄かったよね~ 本当の兵器はヨウ君の・・・」×ナギサ
「ナギサ、駄目だよー、ヨウ様が困ってるでしょ?」×ノノ
「ノノがトップレスなんて言うからだよ?」×ツドイ
「えっ! そうだっけ?」
「フフ、最初はノノですね」×リラ
「えっと、あはは、ごめんねヨウ様。ほんの冗談だからさ♪」
「言葉だけですか?」
「えっ?」
「言葉だけですか?」
「もう、ヨウ様。皆が居るとこじゃ恥ずかしいんですからね?」
ノノ様はヨウ様にバードキスをすると、2人共照れていた。
その微笑ましい光景を見ていると、少し羨ましくなった。
ああ・・・色々と不安だったけど、これから此処で生活していくんだと朧気ながら感じていた。
それから、私達は毎日スキルと魔法の訓練に明け暮れ、ようやくメイドの仕事も手伝えるようになってきた。
月日が経つのも早いもので、私達が此処に来てから一週間が経とうとしていた。
変わった事と言えば、私達に正式な名前が出来た、正式と言っても自分達で考えた名前なんだけど。
ちなみに、私の名前はアール・グレイにした。結局、全員今まで使っていた呼び方を取り入れ呼び方は変わらないようにした。
現在、私達は皆と魔法サーフィンレースをしている。とんでもなく広く、回るプールでチーム戦だ。
この一週間練習した甲斐があり、私達も魔法サーフィンを乗りこなせるようになってきた。
だからと言って、他の皆さんは一日の長があるので、私達は必死になって追い掛けている。
「ひゃほ~~~♪」
「がんばれ~」
「コーナー勝負だよーーー」
「はわわっ! 皆速いよ~~」
「うふふ、そう簡単には勝たせないわよ?」×マドカ
「マドカさん、抜かせません!」×アール
「お~ 良い勝負ですね」
「ん~ ゴール~~~ 僅かにマドカチームの勝利~~~」
「あ~ん、おしぃぃぃぃ」
「フフ、惜しかったわね」×マドカ
「流石ですね、ハンデ戦なのに逃げきれませんでした」×アール
「もう、次からはハンデ無しになりそうね?」
「はい、そうなるよう頑張ります」
メイド対抗魔法サーフィンレースの結果は、マドカチームを破りカンナチームが優勝した。
その後に行われたレースは段々とレベルが上がっていき、どう見ても慣性の法則を無視してるとしか思えなかった。
「よっしゃ~ ウチの勝ちや♪」×コトエ
「くぅぅ! もう一度勝負よ!」×ソフィア
「あかん、あかん、今日はウチ等の勝ちや」
「つ、次こそ負けないわ」
「ウチ等も負けへんで」
「じゃ、今日の優勝はコトエさんチーム~」
パチパチパチパチパチッ! ×全員
「おおきに、おおきに♪」
「優勝したコトエさんチームには、なんとなんと賞金1000億円プレゼント~」
「えええええ~~~!」×コトエチーム
「っと、言うのは冗談で♪」
ガクッ! 「ちょ、やめてぇーな、ヨウはんが言うと冗談に聞こえへんで?」
「あはは、でも、賞品は用意しましたよ?」
「おお~?」×コトエチーム
「えっと、賞品は超高級オープンカーです! 皆さん拍手~♪」
「おお~~」
パチパチパチパチパチッ!!! ×全員
「うはー、めっちゃ嬉しいやん♪」
「・・・・・」×コトエチーム
「どないしたんや皆? うれしーないんか?」
「もう、コトエ分かんないの? どうみても普通の車じゃないでしょ?」
「へっ? 言われてみれば・・・ミスリルみたいな色しとんな?」
「ピンポンピンポン♪ コトエさん大正解! セツナさんとミナミさんに協力して貰ってミスリルボディのオープンカーにしてみました!」
「えええええ~~~!!!」
「一体なんぼ、掛かっとんねんな?」
「フフ、少なくとも1000億円では買えないでしょうね」×リラ
「は、はい?」
「ナハハ、オープンカーなんだけど風属性魔石を駆使した雨にも濡れない、熱くも寒くもならない全天候型なんだよー」×セツナ
「凄いよねー、僕も欲しいぐらいだよ」×ツドイ
「な、なんちゅうもんくれよんねんな、さっきの冗談でも何でもあらへんやん?」
「えっ! だって賞金じゃなくて賞品ですから?」
「そやなくて、ウチが言っとるのは価値や価値?」
「あはは、まあ良いじゃ無いですか。それとも違うの用意しましょうか?」
「こんな良いもん、断る訳あらへんわ、ありがたく貰っとくって」
「良いのかな私達が、こんな凄い車貰っちゃって?」×ユウカ
「うわーうわー、凄いね~」×マユ
「カッコイイ~」×ナホ
「「ドライブに行けます~」」×ミミ・ルル
「そやな、せっかくやし、今度ドライブに行こか」
「「わーいわーい♪」」
私達はヨウ様のスケールの大きさに戸惑いながらも、スパイをやっている時には決して味わえなかった、楽しさを感じていた。
今も魔法コントロールについて、皆で熱く語り合っている。
私も何時の間にか、本気で楽しんでいる事に、不思議な気持ちになっていた。
「そうそう。アールさん達もスキルや魔法に慣れてきたみたいだし、次のスキルオーブ渡しときますね」
「次のスキルオーブって、まだ何かあるんですか?」×アール
「んふふ、此処でメイドするなら必須のスキルがあるんだよね~」×ナギサ
私達はヨウ様から1つずつスキルオーブを受取り、戸惑ってしまったが勧められたとおり全員習得していった。
「<高速飛翔>?」
「そそ、これから空を飛べちゃったりします♪」
「ええええええええっ!!!!!」×アール達
「じょ、冗談ですよね?」
「冗談じゃないですよ? ほら♪」
うはっ! 信じられない事に、ヨウ様達は一斉に空へ浮き上がり、目の前で空を飛んでいる。
「んふふ、アールさん達を驚かそうと思って、この一週間、皆空を飛ぶの控えてたんだよね~」×アヤメ
「あの大阪での飛行集団は、ヨウ様達だったんですね?」
「ピンポンピンポン♪ 大正解です!」
「ワシントンでの飛行集団もですか?」
「それはソフィアさん達を迎えに行った時のやつですね~」
「うふふ、凄い・・・どこまで凄い人達なんですか? 組織に居た時に分かっていればボーナスものですね」
「フフ、そうなっていたら、今頃アールさん達は土の中だったでしょうけどね」×リラ
「そうですね、流石に私達でも、それは理解出来ますよ?」
「私達はヨウ様に拾われて、本当に幸運だったのですね」
「ヨウ様、改めて私達を拾ってくれて、ありがとうございました」
「いえいえ、僕も優秀なメイドさんが増えて、ありがたいですから。
WINWINってやつですよ?
どうです? 此処での生活は楽しんで貰ってますか?」
「はい。まだスキルや魔法訓練の毎日ですが、それも凄く楽しんでます。
皆さん優しい人達ばかりだし、特にカンナさん達にはとてもお世話になってます」
「んふふ、ダンジョンに行くようになったら、もっと面白くなるわよ?」×アヤメ
「そそ、なんてったって稼げるしね~ 好きな物買える様になるわ」×ナギサ
「えっ! メイドって、ダンジョンにも行くのですか?」
「そうですね、ヨウ様は戦うメイドがお好みの様ですから」×カンナ
「ええっ?」×アール達
「だって、メイド服で強かったら恰好良いじゃないですか? それに大剣なんて最高ですね♪」
「・・・カンナさん達が、とても強い理由が分かったような気がします」
「そだそだ、リッカさん。そろそろアールさん達にも戦闘訓練して貰っても良いですか?」
「ええ良いわよ、もともと鍛えてたみたいだし、教え甲斐があるわ」
「フフ~ 良かったね、リッカ達に鍛えて貰ったら、メチャクチャ強くなるよ?」×ノノ
「ちょっと、厳しいかもだけど?」×ツドイ
「ヨウ君より厳しくないですよ?」×リッカ
「え~ 僕が厳しいみたいじゃないですか?」
「あはは、ヨウ君はレベルが違いすぎるだけだよ」
「・・・メイドって、スパイより大変な仕事だったんですね、知りませんでした」×アール
「いや、違うからね? カンナ達はスーパーメイドだから」×ナギサ
「うふふ、ありがとうございます」×カンナ
「そう言えば、普通のメイドさんって知らないわね?」×アヤメ
「どうなんだろ? ヨウ君。詳しいんでしょ?」×ナギサ
「僕もイメージだけしか知らなかったですけど、カンナさん達は可愛いし綺麗だし強いし、良く気が付いて最高のメイドさんですね」
「カンナ達が照れてるよ。まあ、育てたリラの基準が高いんじゃないかな?」×ツドイ
「フフ~ そうだよね~ リラ姉って完璧主義者だから」×ノノ
「フフ、ヨウ様に喜んでいただく為に、最善を尽くしているだけですよ?」×リラ
「ねーねー、最近カンナがリラに似て来たと思わない?」×ナギサ
「カンナも、完璧主義者だからね~」×ノノ
「嬉しいです! 私には最高の誉め言葉ですね」×カンナ
「リラに、ベタ惚れだからね」×ツドイ
「そ、そんな事・・・ありますけど」
「フフ、私などに好意を持ってくれて嬉しいですね」
「にひひ、ちゃんと夜も可愛がってあげないと駄目だよ?」×ナギサ
「もう、ナギサ何言ってるのよ、カンナが照れちゃってるでしょ?」×アヤメ
「・・・あの、皆さんを見ていると少し感じるのですが、ひょっとしてそっちの方なのですか?」×アール
「あはは、そう言う訳じゃないんだけど、ヨウ君が女性同士のキスとか見たら喜ぶ困った人なんだよね」×ナギサ
「え~ 男なら、誰でも喜びますよ?」
「ねっ? ヨウ君がこんなだからハーレムメンバー同士なら有りになっちゃったのよ」
「私は半分は、ツドイのせいだと思うけど?」×アヤメ
「僕、何かした?」×ツドイ
「もう自覚が無いんだから、ツドイってキス魔でしょ?」
「あはは、そうだね僕キス魔かも♪」
「まっ! そう言う事だから、アールさん達も気にしないで」×アヤメ
「は、はい」
そして今日も到底訓練とは思えない楽しいイベントも終わり、美味しい夕食やお酒を頂き、自分達の部屋に集まる。
「・・・ねえ、皆は此処での生活をどう思う?」×アール
「ん~ まるで、天国?」
「あはは、簡単に言えば、本当にその通りなのよね」
「改めて考えてみると、嫌なことが全く思いつかないのよね・・・」
「皆良い人達だし、此処って快適過ぎるでしょ?」
「確かに衣食住が最高なんだもの」
「メイドの仕事はしてるけど、間違いなく、そこらのセレブより優雅な生活してるよね?」
「そのメイドの仕事も、楽しいんだよね~」
「それに今日思ったんだけど、皆隠し事なんて無いかのように自由に楽しんでるんだよね」
「でも間違いなく全員、ヨウ様を基準に行動してるよね?」
「それだけ、全員から愛されてるって事だよ?」
「まあ、ヨウ様が愛されるのも当然よね?」
「底しれない程強く優しく、とっても可愛らしい容姿に鋼の様な身体、おまけに超大金持ちなんだもの」
「でも、それだけじゃないよね? 何か分からないけど不思議な魅力があるんだよね~」
「あの若さで、どんな生活してたらあんな超人になるんだろう・・・考えれば考える程、不思議な人よね?」
「うふふ、皆大体予想通りの意見ね♪」×アール
「実はカンナさんから、私達もヨウ様のハーレムメンバーに入らないか勧められてるんだけど、皆はどう思う?」
「ん~ それが良く分かんないんだけど、私達に拒否権なんて無いのに、何で聞いてくるんだろ?」
「そりゃ拒否権があるからよ? 良く考えてみなさいよ、メイドだって強制じゃなかったでしょ?」
「そう言われればそうよね、あくまでも私達の意思で此処に居るんだもんね」
「でも、拾ってくれなかったら私達路頭に迷ってたよね? 身分証明なんて無いんだから」
「実際、ヨウ様に命を助けられ、組織からも抜けさせてくれた大恩があるから、例え体を求められても断れないでしょ?」
「あはは、此処の女性達見たでしょ? 私達なんて相手にされないって」
「ちょっと、悲しい事言わないでよー、確かにそうだけどさ」
「うふふ、それがそうでもないのよ♪」×アール
「えっ?」
「カンナさんが言うには、ヨウ様のハーレムメンバーに入るのは簡単な事じゃ無いのよ。
例え世界一の美女でも、この本部に入る事すら出来ないそうよ」
「そ、それじゃ私達って?」
「そう、私達は奇跡の様な確率で、ヨウ様のお眼鏡に適ったって事なの。
後は、私達がヨウ様を愛していれば、きっとハーレムメンバーに入れてくれるそうよ♪
ちなみに私は、それを聞いて体が震える程嬉しかったわ」
「って事は、アールはヨウ様が好きになったって事よね?」
「そうね。だって本来なら処分されていた私の大事な仲間を全員助けてくれたのよ? 例えおじさんでも愛してたと思うわ。
ヨウ様が雲の上の人ってのは分かってるけど、ハーレムメンバーの末席に加えてくれるなら、私の残りの人生を捧げても良いわ」
「同感だわ、皆はどうする?」
「うふふ、聞くまでもないんじゃない?」
「えへへ、実は私達も、姉さんと同じ気持ちだったりして」
「じゃ、決まりね♪」




