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第174話 楽しかったハワイも最終日になっちゃいました


 楽しい時間が過ぎるのは早いもので、とうとうハワイも最終日の朝を迎えてしまった。


 明日の朝ハワイを立つので、自由に動けるのは今日だけになる。


 ちなみに、イスズさん達は仕事の都合で、先に日本へ帰って行った。


 日本に帰って直ぐ新曲を大々的に発表するらしく、今とても忙しいらしい。


 確かにイスズさんの、あの唄声を聞いたら新曲を作りたくなるのも頷けるけどね。


 音楽の事はあまり分からないけど、発表の時は、きっと世界中が驚く事になるだろう。


 アリーシャさん達も鍛えまくったお陰で、何とか地下21階以降の海中ステージにも慣れてきたようだ。


 ボス戦はマダマダ危険だから、挑戦するのは禁止してあるんだけどね。


 後は、スタンピートと不死王さえ、気を付けたら大丈夫だと思う。


 今日もアリーシャさん達を連れて、上級ダンジョンを制覇して無事帰る事になった。


 お世話になったギルドへも、最後の挨拶をしに行く事にした。



「アリーシャさん達、良く頑張ったわね」


「はい、正直、大変でしたけど、皆さんのお陰でなんとかなりました」


「あ~ 地獄の様だったな・・・」×ケリー


「・・・我ながら、良く生き残ったと思うわ」×アデル


「ヨウ君達に着いて行くだけなんだけど、それが一番辛かったわ」×スーザン


「改めて、ヨウ君達の凄さが分かったよ」×アルシア


「何回、死んじゃうかと思ったか・・・」×モニカ


「あはは、ちょっと大袈裟だけど流石ですね♪ でも、明日から僕達も居ないし無理しちゃ駄目ですよ?」


「はい、とてもじゃないですけど、私達だけではボス戦には勝てませんから」×アリーシャ


「不死王も駄目ですよ?」


「あんなの見て、挑戦しようと思うのは、ヨウ君達だけですよ?」×アリーシャ


「フフ、そうですね。ヨウ様は特別ですから」×リラ



 ギルドへ着くと、何時もより出迎えてくれる受付嬢さんが多く、全員居るんじゃないかと思う程だった。



「お疲れ様でした。三日月様」×パティ


「ありがとう、今日は盛大な出迎えですね?」


「はい、明日には三日月様が日本に帰られると聞きましたので、今日は受付嬢全員で出迎えに上がりました」


「うはー、やっぱり全員だったんだ、ありがとう。パティさんには、とてもお世話になりましたので、何かお礼をしないといけませんね、何か欲しい物はありますか?」


「いえいえ、私は受付嬢として仕事をしただけですから、お礼なんてとんでもないですよ」


「でも、ビューティポーションは日本の何処で買えるか、教えていただけたら嬉しいかもです♪」


「うふふ、そうだよね~ あれを体験したら、また欲しくなるよね」


「なるほど、分かりました。ビューティポーションの製造を任せてる人が居るのですが、一度彼にホノルルギルド本部に来るように手配しておきます。


そうですね・・・ハワイでは冒険者のみ購入出来るようにしたら面白いかな?」


「フフ、ヨウ様。そこは、ギルド関係者と冒険者のみ販売するようにしませんと」


「そうですね、それでどうですかパティさん?」


「ありがとうございます。とっても嬉しいです♪」


「僕は彼の事をサラリーマンさんって呼んでいるんですが、女性と2人で来ると思いますから、頑張って口説いて下さいね」


「はい、全力で接待させていただきます」



 僕達はアリーシャさん達と共にVIPルームに案内され中へ入ると、既に社長のハンターさんと部長のマイルズさんが待っていてくれた。


 2人は椅子から立ち上がり僕達を出迎えてくれた、偉い人なのに丁寧な対応をしてくれると僕も嬉しくなる。



「お疲れ様だね、さあ座ってくれたまえ、何か飲み物を用意しよう」×ハンター


「ありがとうございます、ハンターさん」



 僕達は受付嬢さんが煎れてくれたコーヒーを飲みながら、軽く挨拶代わりの会話を楽しんだ。



「先に三日月君に報告をしておくよ、訓練場で君達に絡んだクランの者達は、ほぼ全員逮捕されたよ。


クランリーダーは終身刑になり、刑の軽い者でも5年は出て来れないだろう。


もちろん全員がギルドカードを剥奪し、2度と冒険者には成れないように処置しておいた。


今まで被害にあった者も調べ上げ、救済処置を実施中だ」


「ありがとうございます。流石ハンターさんですね、お任せして良かったです」


「そう言って貰えてホッとしたよ。警察の方にも事情聴取とは言え、いきなり連行するような事がないよう、署長の方から徹底して貰ったよ」


「あ~ すみません。あの時は、僕達も気が立ってましたから警察官の方も職務を全うしただけだったのに、八つ当たりしちゃいましたね。


ハンターさんからも、お詫びを言っておいてくれると助かります」


「ありがとう、確かに私から伝えておくよ」


「お礼と言ってはなんですが、アリーシャさん達も、何とか地下21階以降に行けるよう頑張って貰いましたよ」


「おおっ! ありがとう三日月君。アリーシャ達も大変だっただろう、十分なお礼を用意するよ」


「いえ、私達も希望した事ですから、でも確かに少々大変でした」×アリーシャ


「そうだぜ。何度、死を覚悟したか・・・」×ケリー


「ほほ~ 予想以上に大変だったようだね。アリーシャ達には我がギルドが所有する最上級のマンションの1室を用意したよ。是非使って欲しい」


「ええっ?」×アリーシャ達


「あの有名な、マンションですか?」×スーザン


「ハハハ、冒険者なら誰もが憧れる、超高級マンションだから知っているだろう?」


「や、やったぁ~~~~~♪」×アリーシャ達


「うわ~ 頑張った甲斐がありましたね」×モニカ


「三日月君達へのお礼は、非常に難しいのだが、何か希望を言って貰えると助かるよ」


「ん~ それじゃあ。ダンジョン産のフルーツを、定期的に日本へ送ってくれると言うのはどうでしょう?」


「なにっ? たったそれだけで良いのかね?」


「はい、美味しい物が、僕達には何より嬉しいですから」


「分かった、毎週最上級の食材を送ると約束しよう」


「やったぁ~ ありがとね、ヨウ君♪」×ナギサ


「うふふ、喜びすぎよナギサ」×アヤメ


「私からも1つ良いかね?」×マイルズ


「はい、もちろん良いですよ、マイルズさん」


「・・・少し頼み辛いのだがね」


「フフ、ビューティポーションの事なら、既に話はついてますよ?」


「マイルズ部長、つい先程ギルドにビューティポーションの製造担当者を派遣してくれると、三日月様がおっしゃってくれました」×パティ


「そうかね。いや、ありがとう三日月君、これで私の肩の荷がおりたよ」


「あはは、マイルズさんも、苦労人ですね」


「よし! ハンターさんやマイルズさんには、とってもお世話になったので少しサービスしちゃいますね」



 僕はマイルズさんに<看破>スキルを使った所、大きな怪我や病気は無かったけど、色々と問題があったので治して上げることにした。


 僕は、マイルズさんの後ろへ移動し肩へ手をおいた。



「マイルズさん、動いちゃ駄目ですよ?」


「な、なにを?」×マイルズ



 僕は、問答無用で<回復魔法>を使い、マイルズさんの身体を治していった。


 <回復魔法>の光がマイルズさんの身体を包み込んでいくので、かなり驚かせてしまった。



「よし、終わりましたよ。体調はどうですか?」


「おお! 肩が軽い。それに、身体のだるさが消えたようだ」×マイルズ


「それは良かった。じゃ、ハンターさんも見ちゃいますね」


「待ってヨウ君。どうせならキッチリやっちゃおうよ」×アヤメ


「なるほどね♪ マイルズさん。少しだけ外で待ってて貰っても良いかな?」×ナギサ


「ああ、それは構わないが・・・」



 マイルズさんは、説明もしていないのにVIPルームを出てくれた。



「・・・驚いたな君は。<回復魔法>まで使えるのかね?」×ハンター


「やっぱり、分かっちゃいましたか? 僕のモットーは『安全第一』ですから」


「三日月君の事で、驚くのは止めることにするよ」


「んふふ、でっきるかな~」×ナギサ


「じゃ、下着姿はあんまりだから、水着に着替えて貰おうかな」×アヤメ


「な、なにを?」



 ハンターさんはアヤメさん達に、寄ってたかって水着に着替えさせられたようだ。



「・・・幾ら此処がハワイでも、此処でこの姿は、かなり恥ずかしいのだが?」


「んふふ、少しだけ我慢して下さいね。後悔はさせませんよ」×アヤメ


「ヨウ君、良いわよー」×ナギサ


「お~ 予想はしてましたけど。ハンターさんも素晴らしいスタイルですね」


「止めてくれ! こんな美人達の前で・・・」


「お世辞じゃないですよ? じゃ、そのまま座ってて下さいね」



 僕はハンターさんにも<看破>スキルを使い、徹底的に小さな古傷に至るまで完治させた。


 それからアヤメさん達の勧めで、ハンターさんに本物のビューティポーションを飲んで貰った。


 少し躊躇したが、ハンターさんが40代前半ぐらいの年齢だったのでピークベリーも勧めてみる事にした。



「最後になんですけど、流石に本人の確認無しで、使用する事は出来ない物があるんですけどハンターさん?」


「な、何を言っているのか全く分からないのだが、まだ何かあるのかね?」


「はい♪ えっと肉体的にピークの年齢から、死ぬまで若いままになる果物があるんですが食べて見ますか?


あくまでも外見だけで、寿命が伸びたりはしません。


それに一度食べたら、元に戻す事も出来ません。


どうします?」


「なっ! な、何を言っているのだ? そんな夢の様な物が・・・


フー、君達に掛かれば無いとも言い切れないのか・・・全くもって信じられないが、本当の話なのだろうね」


「お~ 凄いですね。信じてくれるなんて」


「フフフ、そんな貴重な物を私などに勧めてくれるのだ、これを断れば女が廃ると思わないかね?」


「あはは、流石ですね。はい、これがピークベリーです」


「ゴクッ・・・ありがたく頂くよ、イチゴの様だね」



 ハンターさんは少し手が震えながら、ピークベリーを口へ運んでくれた。



「お、美味しい! なんて甘味だ」


「んふふ、美味しいでしょ? 効能を考えると、パクパク食べる訳にもいかないのよね」×アヤメ


「そそ、私ももう一度食べたいんだけど、流石にね~」×ナギサ


「じゃ、仕上げと行きましょうか」×アヤメ



 僕はまた、後ろを向かされ、ハンターさんの着替えや簡単な化粧をしているようだ。


 先程からアリーシャさん達やパティさんは、驚きのあまり固まっているのか何も言葉を発しない。



「フフ、改めてピークベリーの凄さを実感しますね」×リラ


「ハンターさんの年齢なら、効果絶大だね~♪」×ノノ


「僕も改めて驚いちゃったよ。三日月君、もう見て良いよ」×ツドイ


「はい、うわ~ 僕の予想を遥かに超えてますよ? ちょっと、やりすぎちゃったかな」


「一体、先程から何を言っているのかね?」


「しゃ、社長・・・ハンター社長ですよね?」×パティ


「おいおい、私を忘れたのかね?」


「んふふ、はい! 姿見出して上げるから、自分で確認してみて♪」×アヤメ



 アヤメさんは、姿見の鏡を<虚空庫>から取り出して、自分の姿を見て貰っている。


 人は本当に驚くと動きが止まるのか、唖然としているハンターさんを見ると楽しい気持ちになってしまう。



「ま、まさか、これが今の私なのか?」


「その、まさかだよ♪」×ナギサ


「・・・半ば信じていなかったが、冗談の様な効果だな・・・参った。これ程とは・・・これから、私がハンターだと認知して貰うのは大変だな」


「元々若くて綺麗だったから大丈夫ですよ。言っときますけど内緒ですからね?」


「あはははは! ああ、分かってるよ。いや、これはとんでもない物を貰ってしまったようだ。ありがとう感謝するよ」


「いえいえ♪」


「あっそうだ。パティさんにも、これ上げちゃいますね」


「えっ? これって、ビューティポーションですよね? ありがとうございます」×パティ


「んふふ、それは本物のビューティポーションだよ。普通のと違って効果が永遠に続くし効能も良いんだよ」×アヤメ


「ええっ! そんな貴重な物、私だけが貰えませんよ?」


「ん~ パティさんには、とってもお世話になったから貰って欲しいんだよね、これから、マイクの事も気に掛けて欲しいし?」


「言っとくけど、こんなチャンス2度と無いわよ? それって、絶対に売りに出さない物だからね」×ナギサ


「パティ、遠慮なく貰っときなさい。三日月君の好意を無にする事になる」×ハンター


「はい、ギルドマスター! では遠慮なく頂きます。ありがとうございます、三日月様」×パティ



 パティさんはコクコクとビューティポーションを飲んでくれ、その効果に感動していた。



「うわ~ これ、本当に凄いです」×パティ


「そりゃそうよだよ。ひょっとしたら<虚空庫>より高値が付くかもだからね」×ツドイ


「ええっ! <虚空庫>って確か50億$・・・あわわ」


「ちょ、ちょっと待ってくれ、そんなに高価な物だったのかね?」×ハンター


「フフ、実質非売品ですから、お金では買えませんけどね」×リラ


「何故、売らないのかね? 売れば一生贅沢出来るじゃないか?」


「フフ、ヨウ様が1日で稼ぐ金額に比べたら、微々たるものなのですよ?」


「「は、はい?」」×ハンター・パティ


「僕、お金は結構持ってるんで、気にしないで良いですよ?」


「気にしないで良いレベルじゃないですよー」×パティ


「にひひ、良いから良いから♪」×ナギサ


「では、僕達はもう行きますね、2人共お世話になりました。また、どこかでお会いしましょう」


「ありがとう三日月君。是非、またハワイに来て欲しい」×ハンター


「ありがとうございました三日月様。私も、次に来られる時を心待ちにしておきます」



 僕は2人に手をブンブンと振って、別れの挨拶をした。


 この後、ハワイ最後の1日は自由時間とし、解散する事になった。


 僕はアリーシャさん達とは、しばらく会えなくなるので、皆の好意もありアリーシャさん達と行動する事にした。



「しかし、ヨウがハワイに来てから怒涛の毎日だったな」×ケリー


「うふふ、そうですね。一生分驚かされちゃったかも?」×アリーシャ


「アリーシャは面識があっただろ? 私達は驚愕の毎日だったわ」×スーザン


「でも、アリーシャには一生感謝するわ、アリーシャのお陰でヨウ君に会えたんだからさ」×アデル


「ヨウ君に会えて、世の中の広さが分かったよ。自分が強いと思ってたのが恥ずかしいわ」×アルシア


「にゃはは、プライドを粉々にされちゃったもんね♪ でも、私はヨウ君に女にして貰った事が一番の感動かな?」×モニカ


「こ、こらモニカ! こんな道端で言う事じゃ無いでしょ? ヨウ君が照れちゃったじゃない?」×アリーシャ


「あはは、確かにそれが一番なのは間違い無いな。こんなガサツな私まで抱いてくれて感謝しかない、女に生まれて来た事を神に感謝したぞ」×ケリー


「何度も言いますけどケリーさんは、とっても素敵な女性ですよ?


年上の女性に言うのも失礼かもしれないけど、凄く可愛い顔してるし、守って上げたくなっちゃいます。


スタイルも抜群だし、特に最近はステータスも上がってきたせいか、引き締まった筋肉が魅力的ですよね。


それに僕、言い難いんですが、大きい胸が好きみたいでケリーさん見てるとドキドキします」


「も、もう、それぐらいで止めてあげて、ケリーの顔が真っ赤になって、倒れそうよ」×アリーシャ


「馬鹿野郎・・・ほ、褒めすぎなんだよ」×ケリー


「あはははは♪」×全員


「ところでヨウ君。何処か行きたいとこってあるのかな? どこでも案内するわよ」×アリーシャ


「そうですね。じゃ、アリーシャさん達の家に行って見たいです」


「「「「「「ええっ?」」」」」」


「新しく、ギルドから貰ったマンションの事かな?」×アリーシャ


「いえいえ、今アリーシャさん達が住んでる家ですよ」


「・・・ヨウ君が望むなら断れないけど、皆掃除とか大丈夫?」×アリーシャ


「「「「「・・・ヤバい」」」」」


「あはは、掃除なんてしなくて良いですよ。アリーシャさん達が普段どんな生活をしているのか、見てみたいだけですから」


「ま、待って。お願い、少しだけ時間を頂戴!」×スーザン


「幾ら何でも、素の状態は駄目なの」×アルシア


「凄く、危機感を感じるんだけど」×アデル


「えっとえっと、やっぱり駄目、掃除しなきゃ」×モニカ


「私は別に良いけどな」×ケリー


「ケリー下着とか脱ぎっぱなしにしてない?」×アリーシャ


「・・・やっぱり駄目だ、少し片付ける」×ケリー


「ヨウ君。ちょっとだけ待ってて貰って良いかな?」


「ホントに、掃除なんて良いですよ?」


「女性には色々とあるのだよ、ヨウ君」


「ん~ じゃ、出来るだけ普段通りの部屋が見たいから、5分でどうです?」


「「「「「ええ~~~~~」」」」」


「分かったわ。皆制限時間は5分よ、頑張ってね」×アリーシャ


「「「「「・・・ヤバいかも」」」」」



 アリーシャさん達の家は、近くのマンションらしく、1室に全員住んでいるそうだ。


 歩いて向かっても直ぐに到着したので、僕はドアの前で5分間待つことにした。


 部屋の中から悲鳴のようなものが聞こえてくるのが、少し楽しかった♪


 キッチリ5分後に、アリーシャさんがドアを開けてくれたので、お邪魔することにする。


 玄関に入ると既に良い匂いがする。やっぱり、女性だけの部屋って違うな~


 リビングに着くと、窓からは見事なオーシャンビューが広がっており、ハワイらしい景色だった。



「へええ~ 良い部屋ですね。そっか、ここでアリーシャさん達は生活してるんですね」


「もう、あまり、女性の部屋をジロジロ見ちゃ駄目だよ?」×アリーシャ


「あはは、すみません。でも、新鮮な感じがして良いんですよね」


「あれだけ、多くの女性達と暮らしてるんだから、慣れてるだろ?」×ケリー


「ん~ そういえば、皆の部屋にしばらく入ってないですね、久しぶりに各部屋訪問しちゃおっかな」


「・・・ケリー。アヤメさん達に恨まれるわよ?」×アデル


「わ、私が悪いのか?」×ケリー


「じゃ、皆の個室も見せて貰っちゃおうかな」


「「「「「ひゃ~~~~~」」」」」



 僕は皆の個室を拝見させて貰うと、其々の個性があり興味深かった。


 皆照れた表情をしていたけど、その顔も可愛かったので、今日来て良かったと思う。


 最後にアリーシャさんの部屋に入ると、以外に可愛らしい感じでヌイグルミとか置いてあった。



「あんまり見ちゃ駄目よ? 流石に恥ずかしいわ」×アリーシャ


「恥ずかしがることなんて無いですよ。とても、女性らしい可愛い部屋です♪


それよりも、こうやってベッドの前に立っていると、何か思い出しませんか?」


「うふふ、恥ずかしくて少し悔しくて、とても感動した記憶が蘇るわ」


「へえ~ どんな事です?」


「もう、分かってるくせに・・・」


「どんな事でしょう?」


「・・・皆も居るのに、以外と大胆なんだから、分かったわ♪」



 アリーシャさんは、日本で僕を誘惑した時と同じ様に、服を脱ぎ全裸になってくれた。


 もう何回か見てる筈なのに、その姿はとても美しく興奮してしまう。



「うふふ、今なら誘惑されてくれるかしら?」


「僕があの時、どれだけ自制するの大変だったか知らないでしょ?」


「それは嬉しいわ、実はちょっと悔しかったんですよ?」


「すみませんでした。あの時より数倍綺麗に成ったアリーシャさんを前に、自制するのは無理そうです。


出来たら後で、皆さんの部屋にも行って良いですか?」


「「「「「は、はい♪」」」」」



 僕は日本では体験出来なかった、アリーシャさんとの素敵な時間を過ごし、ケリーさん達の部屋にもお邪魔させて貰った。


 あまりにも素敵な時間だったのか、あっと言う間に時間も過ぎ、僕はアリーシャさん達と共にアヤメさん達が待つ別荘に帰る事にした。



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