第156話 サプライズ返しをされちゃいました
「じゃ、此処に居る全員がハーレムに入った事を祝って、乾杯といきましょうか」
「良いですね、それじゃー乾杯!」
「乾杯~♪」×全員
「しっかし、増えたわね~ 全員で何人なんだろ?」
「フフ、現在でクレセントで5人、コトエさん達6人、職人さん達6人、ソフィアさん達6人、メイドさん達20人、セナさんで44人でしょうか」
「うわ~ アリーシャさん達が入ってくれたら、丁度50人になるわね」
「ア、アヤメさん~ そんな訳ないですよ」
「僕、アリーシャさんとケリーさんは、入ってくれると思うな」
「フフ~ その可能性は高いですよね♪」
「彼女達もおっぱい大きいし、べっぴんさんやもんな~ ヨウはん好みやろ?」
「そ、そんな事・・・少しはありますけど」
「私達に付いてくれたスーザンさんとアデルさんも、とても親切で良い人達でしたよ?」×スズカ
「私達に付いてくれた、アルシアさんとモニカさんも優しい方でした」×カンナ
「にひひ、じゃ、明日の夕食がてら此処に招待しましょうか。良いかな、ヨウ君?」
「ま、まあ、それは良いんですけど、無理に誘っちゃ駄目ですよ?」
「分かってるって。アプローチしてくるのは、きっと向こうだからさ♪」
「まっ、それよりも今日は、カンナさん達とセナさんが主役だからね~ 優しくして上げてね」
「ナハハ、今日は大変だね、ヨウ君」×セツナ
「セツナさんまで、大胆な事言うんですから」
「ナハハ、此処は南国ハワイだよ? 大胆にならなくちゃ」
「お~ 良い事言いますね~ まさにその通りだよ」
「ん~ そうですね、せっかくのハワイですから、僕も大胆になっちゃおうかな」
「フフ、ヨウ様も楽しんで下さいね」
「とりあえずは、引き続き中級ダンジョン組の発表しましょうか」
「そっか、中断してたんだったわね、再開しましょうか」
先に、職人さん達がドロップ品をテーブルへ出していく。
流石に中級ダンジョンであり、先輩冒険者である職人さん達だけあって、テーブルに乗り切れないぐらいのドロップ品が溢れている。
「うわ~ スキルオーブや魔法スクロールも結構あるわね」
「ウフフ、頑張りましたもの、カシミヤは私が買い取りますわ」×フミ
「俺は鉱石類を全部買い取るぞ」×ミナミ
「原石類は私が全部買いますぅ~」×ヒメ
「食材は私が買い取るわ」×シオ
「ナハハ、私は全部少量ずつ研究用に買います」×セツナ
「じゃ、総額を計算しますねー、えっと・・・」
「216億円!!!!!」
「えええええええええっ!」×全員
「メチャクチャ稼いだわね~ えっと1人当たり36億円の稼ぎになります! 拍手~」
「パチパチパチパチパチ!!!!!!!」×全員
「あわわ! 私達こんなに稼いじゃったんだ?」×スズカ
「やっぱり、スキルオーブと魔法スクロールが大きいですね」
「じゃ、次はコトエちゃん達ね」
「ウチ等も負けてへんで」
次にコトエさん達もテーブルにドロップ品を出していくと、テーブルには乗り切らない程だった。
「流石、コトエちゃん達ね、数えるのも大変なぐらいよ」
「あはは、ウチ等も負けてられへんさかいな、頑張ったで」
「えっと、コトエちゃん達の総額は・・・」
「319億2千万円!!!!!」
「凄いね~! 1人当たり53億2千万円の稼ぎになります! 拍手ー」
「お~~~~~ パチパチパチパチパチ!!!!!!!」×全員
「そんなに稼いだんか? ちょっと予想を超えすぎとるんやけど・・・」
「んふふ、間違いないわよ最高額更新ね」
「す、凄いよミミ、53億だって?」×ルル
「凄いどころじゃないよー、お父さん達に家買えちゃうよー」×ミミ
「うふふ、大きな家になりそうね」×ナホ
「でも、先ずは豪遊しなきゃね」×マユ
「うふふ、絶対使い切れないけどね」×ユウカ
「皆、予想以上に頑張りましたね~ 明日以降ショッピングも行きますから、たっぷり豪遊しちゃって下さいね。じゃ、最後に僕達の行きましょうか」
「ん~ テーブルじゃ無理よね、こっちの広い床に出しちゃうね」
「こっちでも、場所足りるかな~」
僕達は種類分けしながら、せっせとドロップ品を出していくが、半分も出していないのに足の踏み場が無くなって来た。
「ちょ、ちょっと待ってえな、どんだけあんねんな?」×コトエ
「ん~ 私は今半分ぐらいね、皆はどお?」
「私もそれぐらいね」
「僕もだよ」
「私は、まだ出していないので・・・」
「私も出してないよー」
「あれ、僕が一番持ってる筈なんだけど・・・出し切れないですね」
「・・・・・・・・・・・・・」×全員
「ヨウはん達の素材数えてたら朝になるで?」
「あはは、そうですね♪ 1200体ぐらいのスタンピートに出くわしちゃったから素材が多いんですよ」
「そ、それって全部倒しちゃったんですか?」×ユウカ
「んふふ、全員同時に魔法撃って一撃だったわ」
アヤメさんの言葉を聞いて皆は、その討伐風景を想像したのか額に汗を掻いていた。
「・・・全く相変わらず恐ろしい奴等だな?」×ミナミ
「やっぱり、姉さん達は桁違いやわ」×コトエ
「あはは、じゃ僕達は、特徴のあるやつだけ出しちゃいますね」
「そういえば、ボスのドロップ品は私達も知らないわね」
「はい、アリーシャさん達が居たから出せなかったんですよ、今から出しますね~」
「まずは、地下10階のボスドロップです!」
「ベノムマイマイって言う大きなカタツムリでした。素材が殻・粘液ですね宝箱ではアイテムポーチとソルトシードって言う種でした」
「おお、その殻見せてくれよ」×ミナミ
「ちょっと待って私が先よ? 粘液も見せてー」×セツナ
「あはは、いっぱいあるから大丈夫ですよ」
「へえ~ アイテムポーチってあったんだね~ <虚空庫>スキルを持ってる私達には要らないけど高く売れそうね」
「うわっ! うわっ! ソルトシードって鑑定したら極塩の種って出てるじゃないですか。私が育てますね♪」×シオ
「んふふ、シオが塩に夢中になってる♪」
「もう、馬鹿ね。凄く美味しい塩かもしれないじゃない? あ~ん、楽しみが増えたよ~♪」
「それから、新たなスキルオーブも良いの出ましたよ。なんとなんと<念話>スキルです!」
「おお~~~」×全員
「それって、心の中で会話出来る様になるってやつだよね?」
「はい、ひょっとしたら、ダンジョンの内と外での会話も可能になるかもですね」
「うわ~ それって凄いスキルじゃない?」
「そうでしょ? ハワイに居る間に頑張って集めますね」
「えっと、次はレイドモンスター【不死王】エルダーリッチのドロップアイテムです」
「ゴクッ・・・」×職人さん達
「んふふ、職人さん達には御馳走みたいね♪」
「私は関係ないかな~ 流石に食材ではなさそうだし?」×シオ
「こ、こら、ちゃちゃ入れないで、早く見せてくれ」×ミナミ
「そ、そうですわ、早く見せて欲しいですわ」×フミ
「私も早く見たいですぅ~」×ヒメ
「焦らすなんて、意地悪ですよ?」×セツナ
「あはは、ではでは、常世の布、永久の枝、黄泉の石がドロップしました! でも鑑定しても効果の方がハッキリしないんですよね」
「「「「・・・・・・・」」」」
「あれ? どうしたの黙っちゃって? 何時もなら取り合いするのに」
「・・・悔しいですが、この常世の布は私では扱えませんね」×フミ
「私も黄泉の石は無理そうですぅ~」×ヒメ
「・・・どれもこれも、とんでもない素材だわ、残念ながら私の分野じゃなさそうだけど」×セツナ
「・・・この永久の枝って奴なら、何とか出来そうだぞ?」×ミナミ
「ええっ?」×全員
「あっそうか、多分職業スキルが無いと扱えない素材なのかも?」
「なるほど、現在では<錬金術>と<鍛冶師>のみセツナさんとミナミさんが所持されてますから、ヨウ様の言う通りかと思われますね」
「くぅぅ、御預けと言う事ですわね・・・」×フミ
「あ~ん、残念ですぅ~」×ヒメ
「まあ、後の楽しみって事にしましょうか。僕も頑張って職業系スキル探しますから」
「そうですわね、宜しくお願いしますわ」×フミ
「楽しみにしときますぅ~」×ヒメ
「でっ、どんなスキルが出たの?」
「それが、スキルオーブは出なかったんですよ」
「え~ そうなんだ、レイドモンスターだから良いスキルドロップすると思ったのに残念だったね~」
「まあ、こういう事もあるって事ですね」
実はメチャクチャ良い物がドロップしたんだけど、魔法スクロールだから嘘は言ってない。
こっそり集めて、また皆を驚かせちゃおっと♪
「ではでは、お次は地下20階のボスクラーケンのドロップです!」
「おお~~~~」×全員
「って、たった1日で地下20階もクリアしたんかいな、相変わらずえげつないで」×コトエ
「んふふ、これでもガイドさんが居たから、ゆっくりだったのよ?」
「「あぅ~ やっぱり凄いです~」」×ミミ・ルル
「あはは、ありがとう。えっと素材はクラーケンの足・目玉・牙でした」
「さっき食べた奴ですよね、美味しかったよー」×スズカ
「目玉と牙は、私が研究用に貰っちゃいますね」×セツナ
「しっかりしてるよな、後で牙は回せよ?」×ミナミ
「ナハハ、分かってるって♪」×セツナ
「宝箱からは夕凪の糸とアクアナイフが出ました」
「きたー! なんて良い名前の糸なんでしょう♪」×フミ
「あはは、喜んで貰えて嬉しいですね」
「ええっ! 嘘でしょ?」×シオ
「あはは、シオさん反応が早いですね。えっと、アクアナイフの鑑定結果が『これで切った魚介類は鮮度を保ち、熟成が終わると腐敗しにくくなる』です」
「なーるほどね、こりゃ、シオにとっては夢みたいな包丁ってことね」
「はい、ってことで、これはシオさんに贈呈しますね」
「わーいわーい♪ ありがと~。これ使って美味しい物いっぱい作るからね~」
「楽しみにしときますね。最後にスキルが<水中適応>です!」
「ん~ こんなスキルがドロップするって事は、次のステージは海中なのかな?」
「あ~ そっか、そうかもしれませんね。うわ~ これも頑張って集めないとですね~」
「あっ! そだそだ忘れてた、道中に宝箱も見つけてたんでした。これはヒメちゃんさん、どうぞ」
「って、事は原石なんですね?」
「うふふ、あんまり高額じゃないそうなんだけど、ペリドット原石よ」
「うわ~ ありがとうございますぅ~」
「ええっ!」
「ん、どしたの?」
「こ、これって、削って見ないとハッキリ分かりませんけど、ゴルフボールぐらいの大きさがありますよ?」
「それって、珍しいぐらい大きいのかな?」
「メチャクチャ大きいです! 今の私の技術で加工するのが勿体ないぐらいですよ」
「なるほど、それじゃ何時か彫金師スキルが手に入るまで持っといて下さい」
「ありがとう、すっごく楽しみですぅ~」
「えっと、僕達は大体こんなもんですね」
「「・・・・・・・」」×アヤメ・ナギサ
「姉さん達、査定はどれぐらいになるん?」×コトエ
「「査定なんて出来る訳ないでしょー」」×アヤメ・ナギサ
「フフ、確かにオークションに出したら、何兆円になるか見当もつきませんね」
「た、たった1日で、億超えちゃうんですか?」×カンナ
「やっぱり、ヨウさん達は桁外れですね」×ユウカ
「こいつ等は、規格外も良いとこなんだよ」×ミナミ
「ミナミさん酷いですよー、僕達が化物みたいじゃないですか?」
「わわっ! だ、抱き着くな。な、なんで、何処に触られても気持ち良いんだよ」×ミナミ
「へえ~ 気持ち良いんだ?」
「あっ、失言だ! 忘れろ、うあっ」×ミナミ
「にひひ、ミナミ色っぽい声出しちゃって♪」
「ば、馬鹿野郎、分かったから勘弁してくれよ」
「あははははは♪」×全員
「ねえヨウ君、せっかくこんな立派なプールとジャグジーあるんだから、ちょっと泳ごうよ」
「良いですね。ちょっと汗掻いちゃったし、そうしましょうか」
「じゃ、私達、水着に着替えてくるからヨウ君も着替えといてね」
「分かりました」
食事も終わり、今日のダンジョン発表会も済んだから、プールで涼むには丁度良いタイミングだった。
やはり、南国だけあって<適温効果>スキルを使わないと暑くて汗を掻いちゃうね。
皆が着替えに行って誰もいなくなったから、僕は<虚空界>から水着を出してチャチャっと着替えを済ませた。
プールに設置してあるビーチチェアーに寝転がり、皆を待つことにした。
少し待っていると、皆も水着に着替えて帰って来たようだ。
そして、帰って来た皆の姿を見て、僕は固まる事になる。
僕はアヤメさん達を筆頭に、続々と姿を現す皆の姿に見惚れて、息をするのも忘れて茫然としてしまった。
「んふふ、ちょっと恥ずかしいけど、私達からヨウ君へのサプライズよ♪」
「ひゃー、皆、胸が大きいからセクシーですよね」×スズカ
「えへへ、ちょっと頑張ってみました」×マユ
「私はちょっとじゃないよー、Oバックでお尻が見えちゃってるのが気になる~」×ナホ
「私は背が低いから、マイクロビキニにしてみました。は、恥ずかしいですね」×ヒメ
「僕も頑張ったよ、Tフロントって言うのかな、前の方がちょっと危ないんだよね」×ツドイ
「フフ~ 私はTバックだよ」×ノノ
「「私達は左右対称で、体半分が殆ど隠れてない奴にしました」」×ミミ・ルル
「だぁ~ 流石に恥ずかしいぞ! あんまりみるなよな」×ミナミ
「フフ、私はシースルーにしました。濡れると少し危ないかもです」×リラ
「ウチは、ちょっと、ズレると見えそうで怖いわ~」×コトエ
「ウフフ、せっかくのハワイですから、皆さんにも大胆な物をお勧めしましたわ。私も恥ずかしながら、殆どヒモの物にしました」×フミ
「あわわ! ちょっと生地が薄くて突起が分かっちゃうかも・・・」×シオ
「か、かなり大胆でしたから、戸惑っておりましたが、ハワイですから」×カンナ
「ナハハ、はみ出てないかな~ ヨウ君見えてたら教えてくれたまえよ」×セツナ
「にひひ、今日の為に、皆シッカリと処理したんだよ」×ナギサ
「こ、こら、ナギサ余計な事、ヨウ君に言わないで良いの!」×アヤメ
「ビューティーポーションの効果なのかな、ムダ毛が薄くなってくよね?」×ツドイ
「もう、ツドイも言わなくて良いのー」
「うふふ、皆さん写真映えしそうで嬉しいですね~♪ まあ、私も頑張りましたけど」×セナ
「んふふ、ヨウ君感想は?」×ナギサ
「さ、最高です♪ 皆さんとってもセクシーです。僕、呼吸するの忘れちゃいました」
「んふふ、ありがと。さっ、ヨウ君泳ご」×アヤメ
メイドさん達は白と黒のカラーリングをしたセクシー水着で、少しメイド服っぽくて凄く可愛い。
ライトアップされた南国ムードたっぷりの絶景が、今は比べ物に成らない位の絶景になっている。
現在、目の前にあるプールには絶世の美女達が人魚の様に佇んでいる。
この素晴らしい光景を、僕が独り占めしちゃって良いのかなと思うけど、絶対誰にも見せたくないなと思うのは仕方ないよね♪
「ヨウ君、ランブータン食べる?」×アヤメ
「はい、頂きます」
アヤメさんは丁寧にランブータンの皮を剥いてから、僕の口に運んでくれようとしながら自分の唇に加えてしまった。
「ブー、アヤメさん意地悪で・・・んっ!」
アヤメさんは唇に加えたランブータンを、口移しで僕に食べさせてくれた。
これには、僕も吃驚してしまい、ジッとアヤメさんを見てしまった。
「んふふ、美味しくなったでしょ?」
「はい、アヤメさん今日は大胆ですね?」
「そりゃそうよ、初めての海外旅行。しかも、ハワイに居るのに少しぐらい大胆にならなきゃ嘘でしょ?」
アヤメさんは少し照れながら、とても良い笑顔で僕に語り掛けてくれる。
「大阪に出てきて受付嬢をしているアヤメさんを初めて見た時、都会にはこんなに綺麗な女性がいるんだって感動したんですよ?」
「んふふ、嬉しい事言ってくれるじゃない」
「唯見ているだけで幸せだったアヤメさんと、今こうしている事が幸せでたまりません」
「もう、そんな可愛い顔して、そんな事言わないの。私も初めてヨウ君を見た時から可愛い男の子だなって思ってたわ。ヨウ君には、それから何度驚かされた事か・・・」
「あはは、大好きですよ。アヤメさん♪」
「私もよ。ヨウ君♪」
僕とアヤメさんは、今までで一番自然にキスをした。




