第155話 ハワイ旅行2回目のサプライズですね
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ダンジョンから出た僕達は、待ち合わせ場所であるギルド本部へ向かう。
ギルド本部に着き待機室へ行くと、僕達が最後だったのか既に全員揃っていた。
僕がお待たせと言うと、全員お疲れ様と言ってくれた。
「皆さん、楽しかったですか?」
「めっちゃ、楽しかったで」×コトエ
「はい、とっても面白かったです」×スズカ
「私達も、楽しませていただきました」×カンナ
「ガイドしてくれた皆さんも今日は、ありがとうございました」
「いえ、中級ダンジョンの皆さんは、とても強いので楽でした」×スーザン
「逆に色々と勉強させていただきました」×アデル
「初級ダンジョンの皆さんも、見事な連携で安心して見てられました」×アルシア
「私もアルシアと同意見です、とても初心者とは思えませんでした」×モニカ
「そない褒められると、こそばゆいで。ウチ等もガイド助かったわ、おおきにな」
「素材や採集物の説明には、本当に助かりましたわ」×フミ
「私達も魔物の攻撃パターン等、御指導いただき助かりました」×カンナ
「やっぱり情報って大事ですよね、これガイドのお礼です受け取って下さい」
「いいえ、ヨウ君に少しでも恩返ししたかっただけですから、お礼なんて良いですよ」
「まあ、そう言わずに、どぞどぞ」
僕は遠慮するアリーシャさんに強引にお礼を渡して、着替えてからギルドを後にした。
アリーシャさん達には、また連絡する事を約束し、手をブンブンと振って別れの挨拶をした。
「ウフフ、本当に可愛い少年ですね」×スーザン
「全員綺麗な女性でしたが、三日月さんのパーティにいた女性達は、群を抜いてましたね」×アデル
「アヤメさん達ですね、本当にどうやったらあれだけ綺麗になれるんでしょうね、同じ女性として羨ましくなりましたよ」×アリーシャ
「美しさもそうですが、初心者って言っていた皆さんですら、おそらく私達より強いです」×アルシア
「私が初級ダンジョンでガイドした人達も強かったわ、ステータスは完全に負けてますね」×モニカ
「中級ダンジョンの2パーティなんて全員化物だったわ、私とアデルはどれだけ驚かされたか・・・」スーザン
「あはは、ヨウ達は化物なんて可愛いもんじゃなかったぞ?」×ケリー
「ケリーがそこまで言うなんて、珍しいわね?」×アデル
「だってよ、ボス戦は基本ソロで倒してたし、1000体以上のスタンピートを殲滅し、たった6人で【不死王】も無傷で倒しやがったからな、あれはもう人間じゃねえよ」×ケリー
「「「「ええっ!」」」」
「1000体の魔物を殲滅? あの【不死王】を倒した? 冗談よね?」×スーザン
「本当よ・・・あの【不死王】が、何も出来ずに一方的に倒されてたわ」×アリーシャ
「アリーシャより強いって言ってたけど、そんなレベルじゃないじゃない?」×アルシア
「私も驚いたわ、まさかあんなに強いなんてね・・・アヤメさん達も人の域は完全に超えてるわ、ヨウ君は彼女達から見ても桁違いらしいしね」×アリーシャ
「ああ、可愛い顔してやがんのに、ヨウの攻撃を見た瞬間、体が震えたよ」×ケリー
「「「「・・・・・・・・」」」」
「ちょっと、スケールが大きすて理解が追い付かないわよ」×スーザン
「そう言えば、何を貰ってたのアリーシャ?」×アルシア
「スキルオーブよ」×アリーシャ
「「「「「はいっ?」」」」」
「そ、そんなスキルオーブって、最低でも百万$以上だよ?」×モニカ
「そうね、でも、ほらちゃんと5つあるでしょ? <気配感知>のスキルオーブらしいわ。
私は、持ってるスキルだから<魔力感知>スキルを貰ったの。
ヨウ君曰く、スキルの中でも一番重要視してるのが、感知系スキルらしいわ。
言っとくけど売るのは無しよ? 今、習得しちゃおっか。
あっ! それから皆にも伝えておくわ。
ヨウ君の連れてる女性達って、殆どがヨウ君のハーレムメンバーらしいんだけど、私も入れて貰える様に全力で頼んで見るわ」×アリーシャ
「「「「えっ?」」」」
「私も頼んで見る!」×ケリー
「「「「えええええええええっ!」」」」
「そ、そんなに驚くなよ? 正直、私みたいな女をハーレムになんて入れてくれる訳無いと思うけどな、土下座して頼んで見るよ」×ケリー
「あ、貴女、本気で言ってるの?」×スーザン
「もちろんだ! その、なんだ・・・あはは、ヨウに惚れちまった♪」×ケリー
「ま、まさか、今日でパーティ解散なんて言わないよね?」×アルシア
「もちろんよ、ヨウ君のハーレムに入れて貰えたとしても冒険者は続けて行くわ」×アリーシャ
「私も冒険者を辞める気はねえ」×ケリー
「そこでなんだけど、貴女達もヨウ君のハーレムに入らない?」×アリーシャ
「「「「ええええっ!」」」」
◇ ◇ ◇
<ヨウ視点>
「そう言えばさ、今日泊まるとこって、どこのホテルなの?」
「すっごいホテルだったりして♪ オーシャンビュー的な?」
「フフ、ホテルじゃありませんよ」
「えっ? ホテルじゃ無いんだ、リラ姉?」
「僕、運転手だから行先知ってるんだよね~」
「な、なんか嫌な予感がしてきたわ・・・」
「さっ、着きましたよ。此処がハワイで過ごす僕達の家です!」
「家って言ったって、メチャクチャ広いんだけど、こんな豪邸って借りれるもんなの?」
「あはは、いえいえ、買っちゃいました♪ 此処だけじゃないですよ? この辺りの区画を全部買って、繋げて貰いましたから」
「えええええええええええっ!!!!!!!!!」×全員
「フフ、此処はオーシャンフロントに建つ、大豪邸の一画です」
「まずは、BBQダイニングエリアへ行きましょうか」
驚き戸惑っている皆を連れて豪邸の中を進んで行くと、吹き抜けの大きな解放感溢れるリビングを中心としてキッチン、ダイニングと続いている。
そこを通り過ぎると、屋外に出て更に驚く事に成る。
BBQダイニングエリアと言っていた場所は、雨除けの屋根があるだけで解放感溢れる空間だった。
それなのに豪華なソファーやテーブルが並んでおり40人近くいる僕達が、ゆったり座れる程の広さだった。
目の前には大きな楕円形のプールやジャグジーがあり、その向こうにはオーシャンビューが広がっている。
陽が傾き始めヤシの木に囲まれた空間から見る光景は、まるで天国のようだった。
その素晴らしい光景を見ている皆は、もう驚くと言うより見惚れているようだった。
「うわああああああああああ~~~~~~~~~」×全員
「あはは、どうですか? ハワイ旅行2回目のサプライズだったんですけど」
「ど、どうって、最高って言葉以外何があるのよ? こんなに素敵な光景があったんだ」
「んふふ、もう、またヤラレタわ。ヨウ君最高♪」
「フフ~ 凄いね~ こんなに凄いオーシャンビューなんて初めて見ました」
「フフ、出来るだけ良い所を探しましたけど、これは予想以上ですね」
「皆、言葉だけじゃ駄目だよ? ちゃんと、行動でこの感動を表現しないとさ」
ツドイさんは、そう言うと背の低い僕に合わせ、少し屈んで僕にキスをしてくれた。
「お~~ 絶好のシャッターチャンスだ♪」×セナ
「もう、ツドイったら、良いとこ持って行くんだから~」
「でも、一理あるわね♪」
ツドイさんに続き、皆からも情熱的なキスをしてもらい、少しクラクラしてしまう。
「ウフフ、私達も、三日月様に感謝を表現致しましょうか」×フミ
「うふふ、はい、こんなに素敵な光景をプレゼントしてくれたお礼をしなきゃね」×スズカ
「あはは、ウチ等も行くで」×コトエ
「うふふ、そうね」×ユウカ
「「ひゃ~ 照れますね」」×ミミ・ルル
まさか、全員からキスされるとは思わなかったので、完全に舞い上がってしまった。
「ほらほら、セナさんとカンナさん達もホッペなら良いでしょ? 別に口でも良いけどね」
「えっ、ええと、私みたいな美人でも何でもない者が恐縮なんですが、感謝の印です♪」×セナ
セナさんは、とても照れながらバードキスを唇にしてくれた。
「あはは、ハワイに来たせいか、大胆になっちゃいますね」×セナ
「ヨウ様、私からも喜んで貰えるか分かりませんが、感謝の気持ちとして失礼致します」×カンナ
カンナさんも、顔を赤らめながら唇に優しくキスをしてくれた、それからメイドさん達も次々と唇へキスをしてくれ、もう思考能力が低下しっぱなしになった。
思わぬところで全員からキスをして貰い、とても幸せな気分になった。
「皆ありがとう、とても幸せな気分になれました♪ 今日はバーベキューとお酒を沢山用意しましたので、盛り上がって下さいね」
「オーーーーーーーーー♪」×全員
「あっ! そうだ。シオ、色んなフルーツとクラーケンって言うイカを一杯採って来たわよ。ほらほら、見て見て、こんなに種類があるんだよ~」
「あ~ん、ナギサ大好きだよ~♪ 南国の果実だらけじゃない? クラーケンって、あの伝説の魔物よね? うわ~ 早速、捌いちゃうからBBQで焼いて食べよ」×シオ
「待って、私にも見せてーーー」×セツナ
「んふふ、セツナにはケールとアサイーがお勧めかな?」
「それ見せてー、いえ、全部見せてお願いよーーー」
「慌てないの」
「私達も中級ダンジョンで、鶏肉と羊肉ダンジョンで獲ってきたんだよ」×シオ
「ウフフ、上質なカシミヤが獲れましたわ♪」×フミ
「初級ダンジョンではパプリカとタマネギを採って来ました」×カンナ
「皆最高じゃない。全部BBQにしちゃおー♪」×シオ
「僕せっかくハワイに来たんだから、ハワイのクラフトビールをいっぱい買って来たんだよね」×ツドイ
「お~ それ良いですね。乾杯しましょうか♪」
僕が用意しておいた食材だけじゃなく、皆も色々な食材をダンジョンから入手したらしく、全員でワイワイと騒ぎながらBBQを楽しんだ。
ダンジョン産の食材も、ハワイのビールも、とても美味しくて、メチャクチャ飲み食いしていった。
時間が経過し辺りが薄暗くなってくると、オレンジ色の照明が辺りをライトアップし、とても良い雰囲気になった。
夕焼けのオーシャンビューも綺麗だったけど、波の音を聞きながらの、この風景も最高だ。
皆も食事を終え一息入れると、ソファーに座って休憩することにした。
皆それぞれのダンジョンの話に盛り上がった。
海外のダンジョンだけあって、色々と日本と違い聞いているだけでも面白かった。
そして、僕が考えていたイベントを、そろそろ開始しようと思う。
「今日は皆さん、ダンジョンお疲れ様でした。話を聞く限り楽しんでくれたみたいで僕も嬉しいです。
では、そろそろ素材鑑定イベントをしたいと思います♪」
「えっ、どういうことなんヨウはん?」×コトエ
「はい、説明しますねー、ハワイのダンジョンで手に入れた素材等、自分で使わない限りハワイのギルド本部へ買取りに出そうと思います。
職人さん達が欲しい物があったら、職人さん達が買ってくれます。
素材の買い取り額は、アヤメさんとナギサさんに、ハワイの相場を調べて貰いました。
つまり、何が言いたいのかと言うと、今日稼いだ素材等は全部査定して貰います!
今日どれだけ稼げたか、パーティ単位で発表しますイベントです!」
「オ~~~ パチパチパチパチパチパチ!!!!!!」×全員
「まずは、初級ダンジョンへ行った、カンナさんのAパーティとBパーティ行きましょうか。じゃ、それぞれ素材をテーブルへ出して下さい」
「分かりました」×カンナ
初級ダンジョンとはいえ、予想以上に大量の素材がテーブルに積み上がって行く。
驚いた事に、魔法スクロールやSPオーブもドロップしたようだ。
「うわ~ 凄いじゃない。魔法スクロールやSPオーブまであるよ」
「メチャクチャ頑張って来たんですね」
「うふふ、こんなにもあったのですね、あまり意識していませんでした」×カンナ
「よし、終わったわよ。じゃ、発表するね~」
「カンナさんAパーティ・・・」
「6億8千万円!!!!!」
「おお~~~~~~~~~~~」×全員
「えっ?」×Aパーティ
「稼いだわね~ えっと5等分だから1人当たり、1億3千6百万円の稼ぎになります! 拍手ー」
「パチパチパチパチパチ!!!!!!!」×全員
「えええっ?」×Aパーティ
「ちょ、ちょっと待って下さい。いったい何の話をしてるんですか?」×カンナ
「んふふ、信じられないかもしれないけど、カンナさん達の稼ぎよ? これで思いっ切り豪遊出来るわね♪」
「ま、まさか本当に、そんな大金貰えるのですか?」
「あはは、当たり前じゃないですか、実際カンナさん達が稼いできたんですから」
「そ、そんな・・・1億円なんて・・・」
「じゃ、続いてBパーティ・・・」
「6億4千万円!!!!!」
「おお~~~~~~~~~~~」×全員
「こちらも負けずに、稼いだわね~。1人当たり、1億2千8百万円の稼ぎになります! 拍手ー」
「パチパチパチパチパチ!!!!!!!」×全員
「ド、ドッキリとかじゃないのよね?」×Bパーティ
「あわわ!」
「あはは、本当だよー」
「続きまして、副メイド長、高木円A・Bパーティ発表します!」×アヤメ
「マドカさんAパーティ・・・」
「7億2千5百万円!!!!!」
「おお~~~~~~~~~~~」×全員
「最高額更新しましたーーー♪ 1人当たり、1億4千5百万円の稼ぎになります! 拍手ー」
「パチパチパチパチパチ!!!!!!!」×全員
「えっ? えええ!」×Aパーティ
「魔法スクロール2つドロップしてたのに、安い方だったのが残念だったね、でも最高額よ」
「ふわわ!」
「ではでは、マドカさんBパーティ・・・」
「6億6千万円!!!!!」
「大体平均してるわね~。1人当たり、1億3千2百万円の稼ぎになります! 拍手ー」
「パチパチパチパチパチ!!!!!!!」×全員
「なっ、なんの冗談ですか・・・」
「にひひ、だから冗談じゃないって」
「どうでしたか? こうやってダンジョン素材を売って稼ぐのも、冒険者の醍醐味なんですけど?」
「で、ですが、あまりにも高額すぎて、戸惑ってしまうのですが」×カンナ
「良いじゃ無いですか、カンナさん達メイドさんは今まで人より苦労してきたんですから、これからメチャクチャ楽しまないとね♪」
「そうよ、まずはこのハワイで豪遊して楽しみましょうか」
「ありがとうございます、精一杯楽しませていただきますね」
「フフ、カンナさん、今が良いタイミングだと思いますよ?」
「は、はい、ヨウ様。私達は唯、雇われたメイドと言う事は十分理解しているのですが、是非、私達もヨウ様のハーレムに入れて下さいますよう、お願いしたいのです」×カンナ
「ええっ! このダンジョンの稼ぎの事ならスキル等で補助はしましたけど、自分達で稼いだんだから、気にしなくても良いですよ?」
「いえ、その事だけではなく、私達で十分話しあったのです。
これだけ女性達が居るにも関わらず、全員が幸せそうにしているのを何時も羨ましく思っておりました。
リラ様の勧めに甘えさせてもらい、告白させていただきました。
どうか、私達をハーレムの末席に入れて下さるよう、お願い致します」
「私は体を治して下さった時から、全てを捧げたいと思っておりました」
「私もずっと、お慕いしてました」
「私もです」
メイドさん達は、其々が自分の思いを僕に語ってくれた。
僕は皆からの真剣な言葉に感動して泣きそうになってきた。
「ヨウ様。カンナさん達はハーレムに入っても、入らなくても同じように大事にして下さいます、と伝えてあります」
「そうですか、分かりました。
僕、メイドさんが好きで正直色々と自制してたんです。
カンナさん達がハーレムに入ってくれるなら、こんな嬉しい事はないですよ。
こちらこそ、宜しくお願いします」
「あ、ありがとうございます」×メイド達
カンナさん達は、感涙している人もいて、こんなに喜んでくれるのが嬉しく思い、きっと大事にしようと心へ誓った。
「にひひ、セナさんは、どーすんの?」
「もちろん、言います! あ、あの、まだヨウさんと出会って日が浅いから、何を言ってるんだと思うかもしれませんけど。
恥ずかしい話なんですが、さっきヨウさんにしたキスって私のファーストキスなんですよね。
そ、そう言う訳で、既に覚悟は決まってると言うか・・・
私はカメラにしか興味がなくて、一生独身だと思っていたんですけど。
是非、私もハーレムに入れて下さい。お願いします!
ヨウさん可愛いです、大好きです、惚れました!」×セナ
「僕も最初会った時から、セナさんの事可愛いと思ってました。
確かに、出会ってからそんなに経ってませんけど、時間なんて関係ありませんよね。
こちらこそ、宜しくお願いします」
「あ、ありがとう。や、やだ・・・涙が出て来ちゃったよ」
「んふふ、皆歓迎するわ、これから宜しくね♪」
「にひひ、一気に人数増えたから、そろそろヨウ君に満足して貰えるかな?」
「それは、どういう意味なのでしょう?」×カンナ
「何でも無いわ、気にしないでね」




