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第112話 格闘技ってこんなに面白かったんだ


「フ~ 終わりが見えない戦闘は厳しいですね」


「そうだよね~ ノノも疲れちゃった」


「こういう魔物は勘弁して欲しいわ・・・」


「あー、久しぶりに被弾しちゃったな~ 吃驚しちゃった」


「初弾であのスピードなら被弾しても仕方ないよ?」


「すみません皆さん。最初、僕だけで様子を見るべきでした」


「駄目よ! そんなヨウ君だけリスクを背負うような事は、今回も最初から<結界>を張っておけば対応出来たんだしね」


「そそ、最近余裕で戦闘してたから緊張感が緩んでたわ、ごめんね」


「いえ、僕も最近油断してたようです、皆さんごめんなさい」


「んふふ、今回のボス戦は良い教訓になったわね」


「うん、僕達は盾持ちが居ないから、最初に6枚の<結界>を張るのも良いかもだね」


「フフ、今夜にでも作戦会議するのは如何ですか?」


「良いですね、そうしましょうか」


「フフ~ それより今はドロップ祭だよ!」


「あっ! それを忘れてましたね♪」



 討伐したスフィンクスの場所を見ると素材やスキルオーブ、宝箱まで2個ずつドロップしているので大量だ!


 とりあえず、僕はスキルオーブから手に取ってみると、<真偽眼>と言うスキルだった。


 これはどうやら嘘を見破る事が出来るスキルの様だ、警察官とかなら凄く便利なスキルだな。


 次に普通のドロップとして、パワーストーンとマジックストーンと言う石を手に入れた。


 これは持っているだけで気力や魔力が上がるアイテムらしい、石と言っても非常に綺麗であり宝石のようだ。


 これは装飾品に加工すると良いかもしれない。


 宝箱はソーマとアムリタと言った薬品が入っており、金宝箱には神秘の腕輪、黒宝箱には何と遺跡の鍵が入っていた。


 これで地下26階にあった遺跡に入る事が出来る筈だ。



「「「「「おお~ パチパチパチ!!!」」」」」


「へええ~ ボスのドロップ品だったんだ、うふふ良かったね。ヨウ君♪」


「はい、ちょっと気になってたんで、これでスッキリしましたね」


「それと神秘の腕輪だっけ? 宝箱から装飾品が出るのって初めてだよね」


「そう言えば、そうですよね。でも、鑑定しても効果がハッキリ分からないんですよ」


「ほほ~ えっと『これを装備していると、より多くの経験を取得する事が出来るようになる』か・・・」


「なるほど、確かに分からないわね」


「ゲームみたいに、レベルアップするようになるのかな?」


「ん~ それはちょっと考えにくいですね。とりあえず6個手に入ったら装備してみましょうか」


「フフ、ヨウ様らしい考えですね、分かりました」


「じゃ、帰る前に遺跡に行って見る?」


「「「「「もちろん♪」」」」」


「あはは♪」



 こうして僕達はどうしても入れなかった、地下26階の遺跡に再び行って鍵を使って見る事にした。


 すると簡単に扉が開き遺跡の中へ入る事ができた。


 部屋は1つしかなく、中央の台座にスキルオーブが飾られていた。


 どうやら、罠も無さそうなので手に取ってみると<発見>のスキルらしい。


 これは隠し通路や隠し部屋等、隠蔽効果を無効にし価値ある物を感知するスキルのようだ。


 今考えると、僕達が珪砂砂漠で偶々見つけた宝箱『<錬金術>のスキルオーブ』は、この<発見>スキルがあれば、探し出せるようになっていたんだと思う。


 中々ダンジョンも、上手く出来ているんだなと感心してしまった。


 とりあえず、また良いスキルが手に入ったので、気分は最高になっている♪


 気分が良すぎて忘れていたけど、この後、約束も有るんだった事を思い出した。


 確か15時に約束をしたんだけど、まだ少し時間があるので、地下10階のボスであるキメラも倒しにいってからダンジョンを出た。


 まだ30分程時間があるので、コーヒーでも飲みながら連絡を入れて見ようかと思っていると、どうやらもう外で待っていてくれているようだ。


 待たすのも悪いし、それならと皆で会いに行く事にした。


 僕達は上級ダンジョンを管理しているギルド建物から外に出て、真っすぐ昨日、僕達を監視していた人達の下へ行く。



「こんにちわ、お待たせしちゃったかな?」


「まるで、俺達が此処にいるのが分かってたみたいだな?」


「フフ、心配なさらなくても、貴方達に発信機類を取り付けてなどいませんよ?」


「それなら何故? っと、聞きたいところだが?」


「うふふ、それを聞くのは野暮ってもんじゃないかしら?」


「全く底がしれないな。とりあえず上に話は通してきた、ご足労願えるとありがたいんだが」


「良いですよ、行きましょうか」



 僕達は用意してくれていた車へ乗り込み移動を開始した。



「行き先が内緒って訳じゃないんですね?」


「ああ、もう俺がどこの誰かバレちまってるしな。今更だろう?」


「そういえば田中さんでしたよね、特殊部隊って何をしてるんですか?」


「詳しくは言えないが、ダンジョン攻略と思ってくれて良い、まあ冒険者と同じだな」


「フフ、ステータス増加による戦力の増強と、未知の素材による兵器の開発でしょうか」


「おいおい、勘違いしないでくれよ。俺達はもう自衛隊じゃないが、あくまでも自衛が目的なんだからな」


「へええ~ そんな人達がどうして僕達に用事があるんです?」


「それは上から聞いて欲しい、俺達は強者を探せと言う命令に従ってるだけだからな」


「ふむふむ、でも田中さん達も結構強いですよね?」


「よく言うよ、結構強い俺達のプライドを粉々にしてくれただろ?」


「全くだ。昨日は夜中まで動けなかったんだぞ?」


「あはは、ごめんね~ 結構手加減したんだけど♪ でも、助けて上げたんだから感謝してよね」


「んふふ、ヨウ君に脅されてたら、今頃まだ震えてるかもね」


「フフ~ トラウマものですからね~」


「フフ、畏怖していたのは間違いありませんね」


「発狂してたかも?」


「笑えねえ・・・」


「冗談じゃねえ・・・」


「あの~ 誤解を招くような・・・」


「「「「「・・・・・・・・」」」」」


「わ、分かりましたから。ジト目で見るのは、やめて下さいよー」


「あのよー、無理やり上に話を通したが、穏便に頼むぜ」


「ほ、ほら~ 僕が危険人物みたいになってるじゃないですか?」


「「「「「あはははは♪」」」」」



 僕達が連れていかれたのは、車で30分ぐらいの所にある結構広い敷地のようだ。


 3メートルぐらいの金網に囲まれており、大きな倉庫のような建物が並んでいる。


 まるで、基地のようだなと見ていると車を止め、此処からは歩いて行くようだ。


 僕は物珍しいのでキョロキョロと周りを見ていると、何か訓練場のような部屋で格闘技の練習をしている人達が居るのを見つけた。


 面白そうなので窓から見ていると2~30人程いるだろうか、乱取りをしているようだ。


 柔道でも空手でも無さそうだけど、空手に近いのかな?


 何となく強そうな人を探してみると、一人目に止まった人がいる。


 その人は女性だったけど僕より背が高そうだ、独特の構えをしており強そうな女性と対峙している。


 左足を前に出し、半身になりながら相手に突き出した左手の手の平を、自分に向けて構えている。


 相手を掴むための構えなのかなと思ってみていると、相手の右拳での攻撃を突き出した左手で弾き、素早く間合いを詰め相手の懐に入っていた。


 攻撃を弾いた左の手は、そのまま相手のアゴに添えただけのように見えたので寸止めなのかと思ったら次の瞬間、相手は糸が切れた人形のように崩れ落ちた。


 その流れる様な見事な技に感動してしまい、思わず拍手を送ってしまい注目を集めてしまう。



「そろそろ、進んで良いか?」


「もうちょっと、見たいんですけど?」


「悪いが、もう連絡を入れてしまったんで、後にしてくれると助かる」


「そうですか。少し残念ですけど、しょうがないですね」



 僕は後ろ髪を引かれながらも、その場を後にする。



「な、なんだったんだ? メチャクチャ綺麗な女性が見てたぞ」


「モデルの撮影かなんか入ってるのか?」


「うわ~ 本当に綺麗な女性だよな、あんな美人初めて見たかも」


「女性も綺麗だけど、あの可愛らしい男の子って貴女に拍手してたんじゃない?」


「そなの? それならお礼を言うべきだったかしら♪」


「なに喜んでるのよ?」


「だって、本当に可愛い男の子だったんだもの?」


「あー、そっか。リッカって年下好きだったわね・・・」


「あによ? 良いでしょ?」


「はいはい、格闘好きな男の子なら脈があるかもね?」


「あー、また来ないかな~」



 後ろを振り返ると格闘練習していた人達が、窓から身を乗り出して此方を見ていた。


 相変わらずアヤメさん達の人気は凄いなと思っていたら、先程見事な技を披露してくれた女性も見ていたので、僕は手をブンブン振って挨拶しておいた。



「さっきの女性が、気に入っちゃったのかな?」


「そ、そんなんじゃないですよ~ 格闘技も面白そうだなって思ったんです」


「まるで、格闘技やったこと無い様な言いぶりだな?」


「やったこと、ないですよ?」


「冒険者なんだろ?」


「私達って全員格闘技なんて、やったことないわよ?」


「僕、薙刀ちょっとだけ、やってたかな」


「そっか、じゃツドイだけね」


「何か武道の達人かと思っていたんだが、益々分からねえ」


「フフ、私達を詮索されていたのですか? 貴方を詮索しても良いんですね?」


「いや、すまん! そう言うつもりじゃなかったんだ」


「あはは、深淵を覗く者は、深淵からも覗かれているってやつですね♪」


「自分達を深淵って、言う所が恐ろしいんだが?」


「ほんの冗談ですよ?」



 雑談しながら歩いていると、上官の部屋に着いたようで早速部屋の中へ通された。


 部屋に入って見ると、如何にも上官といった2名の男性がいた。


 1名はソファーに座っており、もう1名は立ち上がり僕達の前に来てくれた。



「良く来てくれた。私は本郷正ほんごう ただしだ、とりあえず座ってくれたまえ」


「はい、ありがとうございます」


「話を聞いて来てみれば、本気かね本郷君? こんな小学生みたいな子供と女性じゃ話にならんよ?」


「大体私は、とても忙しい中を・・・ヒッ!」



 ソファーに座りながら偉そうに喋って来た男に対し、リラさんとノノさんが<威圧>スキルを解き放ったようだ。他の3人も不機嫌そうにしている。



「フフ、フフフ、誰かと思えば大臣さん? ヨウ様を呼び付けておいて何とおっしゃいました?」


「フフフフフ、座りながら喋るなんて、失礼な剥げ親父ですね♪」


「ヒハッ! ヒィィ! ヒィィィィ!」


「ぐっ! ぐぅぅぅ、なんて殺気だ・・・」


「ま、待ってくれ、こちらの非礼は詫びよう。すまなかった、どうか機嫌を直して欲しい」


「おい、大臣を連れ出してくれないか」


「「・・・・・・」」


「早くしないか」


「「は、はっ」」



 リラさんとノノさんは笑顔なのに、<威圧>スキル以上の怒気に溢れていた。


 二人に感謝しつつ、決して二人を怒らせない様にしようと心に誓う。


 偉そうな事を言っていた大臣? は泡を吹いて気絶しているようだ。


 田中さん達に連れていかれ、部屋には本郷と呼ばれていた男性だけが残った。



「ヨウ様、どうなさいますか?」


「そうですね・・・喧嘩を売りたいのなら買いましょうか?」


「ま、待ってくれ。こちらに敵意はないのだ、大臣の事については全力で詫びよう、申し訳ない」


「まあ、どこにでも馬鹿はいますからね。せっかく来たんだから、本郷さんの話を聞きましょうか」


「分かりました。しかし、あの男が座っていたソファーなど汚くて座れませんね」


「分かった。少し待っていてくれたまえ」



 本郷さんは、内線で応接室を段取りするよう指示しているようだ。


 しばらく待っていると、女性職員が来てくれて案内してくれた。


 応接室に着くと直ぐにコーヒーを入れてくれたので、頂くことにした。


 田中さん達も戻って来たようだ。



「先ほどは、気分を悪くさせてすまなかった」


「いえいえ、もう気にしてませんよ」


「じゃ、そろそろ聞かせてくれますか?」


「ああ、本題に入ろう。実は冒険者の中でも強者を探しているんだよ、かといって我々が冒険者より弱いと言う訳ではないと思うのだがね。


実際にステータスについては、カンストしている屈強なパーティもあるほどだ。


しかし、それでも特級どころか上級ダンジョンの深層でも攻略は難しく、行き詰っていると言っても良いだろう。


詳しくは言えないが、スキルの方にも力を入れているにも拘わらずだ。


君達は大阪人なら良く知っていると思うが、世の中には我々よりずっと先に進んでいる者達もいるようだね?」


「なるほど。今まで独自でやっていたけど、冒険者とも協力してダンジョン攻略を進めていきたいってとこですか?」


「その通りだ。そのために冒険者の情報を集めていた訳だが、君達を監視するような真似をしたことには謝罪したいと思う」


「でも僕達は、今年冒険者になったばかりの新人ですよ? 協力出来る程の力があるとは思えないんですけど」


「君達の力は、田中君達の話や先ほどの一件で、尋常ならざる実力を持っているのは理解したつもりだ」


「う~~~ん」


「一つ提案があるのだが、一度我々のトップチームである者達の実力を、見てはくれないかね?」


「もちろん、十分な謝礼も用意しよう、どうかお願いしたい」


「謝礼ですか? まあ、格闘技にも興味はあるし、それぐらいなら良いですけど」


「それはありがたい、謝礼の件はまた相談させて貰うとして、早速見ていただこう」


「田中君達。三日月君達を丁重に案内してくれたまえ」


「「はい」」



 こうしてどこに行くんだろうと思っていると、先程見ていた訓練場に行くようだった。



「ねーねー? ヨウ君、謝礼って何を貰うつもりなの?」


「ん~ そうですね、全然考えてないです。何か良いのありますか?」


「ん? ボスがあそこまで言ってるんだから数百万程、吹っ掛ければ良いんじゃないのか?」


「はい? そんな程度のお金でヨウ君が動く訳ないでしょ?」


「そんな程度? 数百万だぞ?」


「あはは、まあ謝礼は何か考えてみます」


「フフ、どんな謝礼になるか楽しみですね」


「・・・何か嫌な予感がするんだが?」


「俺もだよ」



 こうして訓練場に着いた僕達は、皆に紹介されることになった。



「あー、皆良く聞いてくれ、この方達は高位の冒険者だ」


「ボスからは大臣以上に礼節を以って、対応するように言付かっている」


「良いか? 良く聞いておけよ、この方達に失礼な態度をとった奴は、どんな処分が下るか分からないからな」


「今日は俺達の実力を見て下さるので、皆胸を借りるつもりで訓練に励んで欲しい。以上だ!」


「・・・・・・・・・・」×全員


「なあ田中、本気なのか?」


「ああ、個人的に忠告してやると命懸けだと思え、ちゃんと忠告したからな」


「三日月さん簡単に挨拶だけして、貰っても良いですか?」


「ええ良いですよ、僕は三日月陽って言います。今年冒険者になったばかりの新人ですが、皆さん宜しくお願いします」



 僕に続いてアヤメさん達も自己紹介をしていったが、僕の時と違ってヒューヒューと黄色い声が入り、場が盛り上がっている。


 気持ちは分かるけど、酷い差別だ。


 自己紹介も終わり、僕達は道着を貸して貰い着替える事に成った。



「えっと、じゃ、手っ取り早く実力を見るのに、この中で一番強い人と僕が模擬戦してみましょうか」


「・・・三日月先生、たぶん俺だと思うんだが、手加減しなくても良いんですよね?」


「わわっ! 先生って呼ばれちゃった♪」


「うふふ、ヨウ君。喜んでないで、ちゃんと聞いてあげないと」


「あっ! はい、手加減なんて良いですから、全力で来て下さい」


「本当に手加減しませんよ、良いんですね?」


「僕はちゃんと手加減しますから、安心して来て下さいね」


「あ~ 頭がいたくなってきたぞ」



 僕は模擬戦にあたり、先程見た女性の技を試して見たくなり、同じ構えをすることにした。



「な、なにっ?」


「どうしたんです? 何時でも掛かって来て良いですよ?」



「ちょ、ちょっと、ひょっとしてリッカの同門なの?」


「そんな筈ないわ、同門なんてありえない。まして、同じ流派がいるわけない」


「・・・じゃ、行きますよ」



 対峙した男性の動きは思ったより遅く、これなら守護さん達の方が早いかもしれない。


 まあ良いかと思い、先程見た技を真似してみる。


 確かこうやって攻撃を弾いて、足捌きはこうだったな?


 アゴの急所を正確に捕らえてから、瞬間的に掌底を打つっと。


 上手く出来たのか対峙した男性は、糸が切れた人形の様に崩れ落ちていく。



「・・・・・・・・・」×全員



 うわっ 何か周りが驚いて固まってるな。あれだけ忠告されてたのに、まだ僕が弱いと思ってたのかな?



「ば、化物かよ?」


「こ、こいつはヤベエぞ」


「ウソだろ? ステータスカンストしてる者の中でも、彼奴は一番の強者だぞ?」


「新人って嘘だろ?」



 何かヒソヒソと小声で喋ってるんだけど、全部聞こえてますよー



「あの~ 本当にこの人が一番強いんですか? 先ほど見せて貰った女性の方がよっぽど強いと思うんですけど?」


「あー、それはたぶん津覇つは 立夏りっかだろう、男女での模擬戦はしないからな」


「そうだったんですか、仕方ないですね。じゃ、強い順でドンドン模擬戦やっていきましょか」


「あっ! ヨウ君。急所狙うならもっと手加減しないと危ないわよ? 死んじゃいそうだったから」


「え~ あれ以上、手加減出来るかな・・・難しいなぁ~」



 僕は練習がてら部屋の壁に掌底を打つ練習をすると、上手く出来たかと思った瞬間。ピシピシとコンクリートの壁が崩れて大穴が開いてしまった。



「うっ、うわああああああああああ~~~~~~~」


「こ、殺される~~~~~~~~~」



 先程まで僕を舐めきってくれていた男性陣が一斉に逃げ出し、その場は女性だけになった。



「僕、全然信用がないですね?」


「「「「「あははははは♪」」」」」


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