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第109話 2回目のYEEHAHーーー!


「ところでヨウはん。ウチ等も報告したい事があんねんけど」


「はい、どうしたんですか、コトエさん?」


「実はウチ等も<高速飛翔>スキル全員取得したんや」


「ええっ! 凄いじゃ無いですか」


「ウフフ、実はソフィアさん達が手伝ってくれたんですよ」


「なるほど、それで早く取得出来たんですね。もう、練習はしたんですか?」


「それもソフィアさん達が教えてくれたんや、ウチ等は<風属性魔法>持っとったから、もうそこそこ飛べるようになったで」


「うわ~ おめでとうございます♪ じゃ、お祝いに僕からプレゼントを渡しときますね」


「「「「「「えっ?」」」」」」


「えへへ、実は<高速飛翔>スキル用のスーツがあるんですけど、コトエさん達の分も作ってあるんですよ」


「あの、テレビに映ってたやつかいな?」


「ソフィアさん達も着てるのですよね」


「はい、どうぞ僕達やソフィアさん達とは違ったデザインなんですよ、ちなみにフミさんに作って貰いました」



 僕はコトエさん達に1着ずつスーツを手渡していくと、凄く嬉しそうに受け取ってくれた。



「ヨウはん、用意良すぎやで、メチャクチャ嬉しいねんけど」


「ありがとうございますヨウさん。凄く嬉しいです」


「うわ~ 実はソフィアさん達のスーツを見て、羨ましかったんですよ」


「いつも私達の事まで気に掛けていただいて、ありがとうございます」


「「私達も凄く嬉しいです」」


「ウフフ、喜んでいただいて私も嬉しいわ♪」


「フミさんって、こんなスーツが作れるなんて凄い人やねんな、おおきに感謝するわ」


「大した事ないわ、素材が凄かっただけよ? 洋服が欲しかったら私に言ってくれたら、いつでも作るわよ」


「「「「「「本当ですか?」」」」」」


「ええ、もちろんハーレムメンバーだもんね、サービスするわよ!」


「それなら、俺も武器や防具作るぞ! 体は見せて貰いてえが、此処に居る面子なら問題ないだろう」


「「「「「「ありがとうございます!」」」」」」


「私達はロシア人なんだが、私達の依頼も受けてくれるだろうか?」


「ええ、もちろんよ。良い素材が取れたら持って来てね」


「俺もそうだな、魔物素材や鉱石類が取れたら見せてくれ」


「ありがとう、ますます帰りたく無くなってきたな」


「あ~ん、どうして日本ってこんなに、凄い人が多いのよー」


「あはは、ところで、僕から一つ提案があるんですが」


「私達にでしょうか?」


「ソフィアさん達だけじゃなくてコトエさん達もなんですが、良かったら夜の散歩に行きませんか?」


「「「「「「良いわね♪」」」」」」×ソフィア達


「「「「「「ワクワクするわ♪」」」」」」×コトエ達


「んふふ、世界中の人に驚きを!」


「にひひ、今度は大人数ね♪」


「あはは、すみません。冒険者組で30分程、散歩に行ってきますから、テレビでも見て待ってて貰えますか?」


「なるほどね! 分かったわ」×スズカ



 僕達クレセントのメンバーとコトエさんパーティ、ソフィアさんパーティ、計18人で屋上へ出てきた。


 コトエさん達とソフィアさん達は<隠蔽>スキルが無いので、行きと帰りだけクレセントのメンバーと3人1組で手を繋いでいく事にした。



 そして僕の掛け声で、18人が一斉に飛び立つ!



「Ready Go!」


「YEEHAHーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」×18人



 高層ビルが立ち並ぶ大阪駅周辺まで来ると<隠蔽>を解除して、其々が自由に縦横無尽に飛び回った。道行く大勢の人々が僕達を見ている。


 前回と違い、今日は18人も居るので注目度が半端じゃない。


 普段、隠し事の多い僕達のストレスを発散するかのように、叫びながら飛び続けた。



「YEEHAHーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」×18人



「うわっ! なんだよあれ?」


「オオオオオオッ、また来た!」


「うわ~ 今度はいっぱい飛んでるぞ」


「キャアアアアアアアアア、ウソウソッ! 何なのよあれ」


「スッゲエエエエエエエエエエ!」


「うわっ、うわああああああああああ」



 前回同様、僕達を見ている全ての人々が、スマホで動画を取っているようだ。


 僕達もサービスで低空飛行を織り交ぜながら、手を振って自分の存在をアピールしていった。



「なんだ、なんだ、オオオオオオオッ!」


「見た見た見た~? 私に手を振ってくれたよ?」


「ク~~~ 何か叫んでたぜ、気持ち良さそうだよな♪」


「前回も見たけど、やっぱり、あれ人だぜ? 間違いねえよ」



 目まぐるしくポジションを入れ替えながら、ビルの中から見ている人達や走っている電車に並走しながら手を振っていく。


 手足を広げビルの谷間を大の字で落下して行き、地面スレスレで急浮上していく。


 皆、自由に飛び回っていたが、まるで小鳥のように様々な場所で休憩しだした。


 電信柱の上に立ちキョロキョロと周りを見たり、高層ビルの20階の窓辺に腰掛ける者、歩道橋の上に降り立つ者、何も無い中空でプカプカと浮かんでいる者。


 其々が、とても目立つ場所でアピールをしていた。


 ミミちゃんとルルちゃんの双子のコンビは、不思議なダンスまでしている。



「えっ! えええっ! 此処って20階よね? 窓辺で誰か座ってるんだけど?」


「なんで、こんな所で足をブラブラさせてるの?」


「わわわっ! こっち見たよ、ほらっ手を振ってるし」


「おいおいおい、至る所に何か飛んでるぞ?」


「ああ、目の前の電柱に立ってるよ・・・」


「えっ? 何か飛んで来た人が、普通に歩いてるんだけど?」


「うはっ! 女の子なのかな、俺投げキッスされちゃった」



 僕達が飛び立ってから今回は5分程しか経ってないのに、もう報道ヘリが飛んで来たようだ、メチャクチャ対応が早い。


 せっかく来てくれたんだから、僕は報道ヘリの足に加重を掛けないように座った。


 カメラマンが僕を撮っているようだ。何か喋っているがヘリの音で聞こえない。


 僕を見つけたのか、他のメンバーも同じ様にヘリの足に座りだした。


 ちなみに、僕の隣にはソフィアさんが、楽しそうに足をブラブラさせて座っている。


 僕と反対側のヘリの足にも座りだし、まるで僕達の止まり木のようになっている。



「わわっ、何か集まって来ちゃったよ?」


「なんてこった。ヘリの足に座ってやがるぜヘリが怖くねえのか?」


「あはは、こっちに手を振ってるわ♪ どうしてこんなに人懐っこいのよ」


「おいおい、加重は大丈夫なのか?」


「・・・加重は掛かってないみたいですね、どうやら触れてるだけみたいですよ」


「くそう、こうヘリの音が煩くては会話は出来んな」


「あっ! 飛んでっちゃう・・・」



 報道ヘリへのサービスもしたところで、まだ時間があるので自由に飛び回る事にした。


 次に目に付いたのは10階ぐらいのビルの屋上で、タバコを吸っているサラリーマンと目が合ったので、下りてみる事にした。


 サラリーマンの目の前に下りる立つと、まさか下りて来るとは思わなかったのかタバコを手に持ったまま固まっていた。


 年は30代ぐらいの男性でスーツを着ているが、ネクタイはしておらず疲れたような顔をしている。


 時間からして残業中なんだろうか。



「や、やあ、良い天気だな、灰皿でも探してるのか?」


「あはは、こんばんわ、面白い人ですね?」


「し、喋れるのか・・・しかも、日本語だよな」


「貴方は日本人だから、日本語ですね」


「・・・あれっ? 会話出来てるよな?」


「あはは、夜に良い天気って言う方が、変じゃないかな?」


「そりゃそうだな・・・ところで、俺に何か用か? 俺は食っても旨くないぞ?」


「どうでしょう? 食わず嫌いじゃない方なんですよ?」


「おいおいおい、本気かよ」



 サラリーマンの男性は、僕の冗談に僅かながら警戒したのか、防御態勢を取っている。


 すると、そこへもう一人来たようだ。



「先輩サボり過ぎですよ! いつまで・・・あ、あれっ? 誰ですか?」


「バカ野郎、早く逃げろ!」



 屋上のドアが開いたかと思ったら、同じ会社の女性だろうか、完全に僕が危険と勘違いして女性を守ろうとしている。



「は、はい?」


「良いから、早く戻れ」


「あの~ 冗談ですよ? 人なんて食べませんから」


「・・・本当だろうな? 俺達に危害を加えないんだな?」



 何か完全に危険人物扱いされているので、少し弁解することにした。


 とりあえず、一般人には見えないぐらいのスピードで、男性の背後に回り声を掛けてみる。



「信用ないですね~ 危害を加える気ならとっくに貴方は倒れてますよ?」


「なっ! 何時の間に・・・いや、空を飛んでくるぐらいだから常識では計れないよな」


「あはは、中々理解が早いですね」


「そんな事より、タバコって美味しいんですか?」


「タバコが欲しかったのか? 1本やるよ」



 サラリーマンの男性は僕にタバコを進める為に、手を差し伸べてくる。


 僕は、とりあえず受け取る為に手を伸ばそうとすると、他のメンバーも次々と僕のいる屋上へ下りてきた。



「ええっ! どうなってるの?」


「俺にも分からん。しかし、何人居るんだよ」


「どうやら時間切れのようですね、タバコは次の機会にお願いします」


「んふふ、珍しいじゃない。男性に声を掛けるなんて?」


「どうやら少し、話し合う必要がありそうですね?」


「あはは、冗談よ♪ そろそろ時間だけど、どうするの?」


「そうですね行きましょうか。サラリーマンさん疲れてるみたいだから、これを上げますね」



 僕は疲れた顔をしているサラリーマンの男性に、セツナさんから貰ったスタミナポーションを1本手渡した。



「ポーションのようだが?」


「飲んだら分かりますよ。毒じゃ無いですけど怖いですか?」


「いや、せっかくだから頂こう」



 サラリーマンの男性は躊躇なく、グビグビとスタミナポーションを飲み干していく。



「・・・私が言うのもなんだけど、よく正体不明の物を飲めるわね?」


「好意を無にしちゃ駄目だろう?」


「あはははははは♪」×全員


「クククッ! なるほど、面白い人を見つけたんだね」


「確かに変わった人ですよね。じゃ、サラリーマンさん、また会いましょう」


「んふふ、面白い人、またね♪」



 僕は少し浮かび上がり、別れの挨拶をしてから全員で飛び立った。



「・・・先輩の親戚ですか?」


「お前には俺が、どの様に見えてるんだ?」


「先輩って未確認生命体から見ても、変わってるんですね?」


「おいおい、もう少し言い方ってもんがあるだろう?」


「しかし、何者なんだろうな疲れが吹っ飛んだ。力も漲ってるようだし回復ポーションじゃなかったのか」


「はぁ~ そんな良く分からないものを飲むなんて、どんな神経してるんですか?」


「良いじゃねえか。結果、良い物貰ったんだしよ」


「どうするんですか? また会いましょうって言ってましたよ?」


「あ~ 何か礼しないと駄目か?」


「そー言う問題じゃないんですーーー」


       ◇     ◇     ◇


 今回は少し長めに飛びまくった。


 約30分ぐらい経っただろうか、僕達は誰にも分からない様に<隠蔽>と<気配遮断>を発動してから部屋に戻った。


 部屋に戻った僕達は<虚空庫>を使って、部屋着に着替えリビングに集まる。



「おかえりなさい。ヨウ君」


「ただいまです。スズカさん」


「んふー、話は聞いてたけど本当に貴方達だったんだね~ 見てて中々爽快だったよ」


「あれっ? もう、ニュースでやってましたか」


「そそ、早かったよ~ ニュース速報のテロップが流れてから直ぐに皆映ってたわ」


「うわ~ 報道って凄いんですね~」


「ところで皆さん。ストレス解消になりましたか?」


「最高に気持ち良かったわ♪ 空を飛ぶって気持ちええよな」


「ウフフ、まだ興奮が冷めやらんよ、気分爽快だ!」


「ソフィアの夢が、まさか叶うとは思わなかったけどね」


「そうよ、このために遥々ロシアから連れて来られたからね~ でも今回はソフィアに大感謝ね」


「感謝するなら、ヨウさんにだろう?」


「ヨウさんには、大感謝どころじゃ無いからね~」


「確かに師匠であり恋人であり、もう奴隷でも良いけど、信者って所かしら?」


「ブッ!? 言い過ぎですよ」


「フフフ、あ~~~ 最高の気分だ!」


「あはは、良かったですね。ソフィアさん」


「ヨウ君?」


「はい、何ですか?」


「今日は、高揚感が治まりそうにないんだが?」


「えっ?」


「にひひ、ヨウ君にはハッキリと言わないと駄目なんじゃない?」


「・・・ヨウ君」


「は、はい」


「今すぐ抱いて欲しい!」


「えええええええっ!!!!!」


「駄目だろうか?」


「駄目じゃないです!」



 ソフィアさんは、とても愛くるしい笑顔になり僕の腕に抱き着きズルズルと部屋に移動している。


 これを断れる男が居るなら見てみたい・・・アヤメさん達も手をフリフリして行ってらっしゃいをしている。



「あーもー、ソフィアの行動力には困ったものね・・・皆さん、すみません私達も行ってきますね」


「んふふ、良いわよ。でも気を付けてね、以前のヨウ君とは段違いだから」


「にひひ、気をシッカリ持たないと大変な目にあっちゃうよー」


「なんて不安になるような忠告なんですか? とりあえず行ってきます」



 僕はソフィアさんと共に自分の部屋に来て、ベッドの上でソフィアさんに抱きしめられていると、ベッキーさん・イナさん・アリサさん・カーチャさん・レシャさんも部屋に来てくれたようだ。


 暴走中のソフィアさんを止めに来てくれたのかと思ったら、全員服を脱ぎだしてベッドへ入って来た。



「すまないヨウ君。自分を押さえれそうにないんだ」


「ごめんね~ ヨウさん。私達も参加しちゃうね♪」


「えっと、ちょっとソフィアの気持ちが分かると言うか」


「スイッチが入っちゃったみたい」


「ほらっ! 私達は久しぶりじゃない?」


「男冥利だと思ってね♪」



 こんなにも美しいロシア人女性に裸で迫られて、僕の理性が持つ筈もなく、全力で答える為に<看破>スキルを駆使した。


 僕も興奮していたせいか少し加減を誤ったのか、ソフィアさん達は僕が触れると、まるで感電したかのようにビクッと震え眠りに落ちていった。


 何時の間にか6人共、幸せそうな表情で寝ているので、とりあえずリビングに残っている人達の所へ戻る事にした。



「うわ~ 忠告しておいて言うのもなんだけど、早かったわね。ヨウ君」


「一応念のために聞くけど、ソフィアさん達は?」


「助けてくれても良いじゃ無いですかー、今は皆、寝てますけど」


「それは寝てるんじゃなくて、失神してるって言うんじゃ・・・」


「相変わらず、凄まじいね三日月君」


「あ、あの、大丈夫なのヨウ君? 興奮してるみたいだけど」


「うん、ごめんねスズカさん。ちょっと落ち着こうとしてるんだけど」


「あ~ 実はレッドドラゴンのステーキに黒ニンニクまで使っちゃったから、相乗作用で精力増強効果が強めに出ちゃったかも?」


「シオーーー! 何てもの作っちゃったの? 何か、さっきから変だと思ったら」


「そ、それでですか・・・原因は分かりましたけど僕、もう無理かも。アヤメさん?」


「わわっ、今のヨウ君って腕に触られただけで、失神しちゃうぐらいなのに、どうすんのよ?」


「えっと、幸い人数も居る事だしさ、ねっ! コトエちゃん達も」


「ウソやろ? ウチ等も久しぶりなんやけど」


「あ、あの私達って経験が・・・」


「ごめんね、初めての女性は今度にしよっか、今日はちょっと無理かも」


「シオは責任取りなさいよね」


「む、無茶言わないでよ、私も初めてなんだからー」


「も~ 分かったわよ。ミミちゃんとルルちゃん、後はスズカさん・セツナさん・フミさんを連れて、お風呂にでも入ってて」


「そうします!」



 それから僕の興奮状態が治まる頃には、朝になっていた。


 一晩中、酒池肉林状態だったのに、全然眠くないし全く疲れてもいない。


 改めてレッドドラゴンのステーキと黒ニンニクの効果って、凄まじいスタミナ効果があるんだと思う。


 周りを見渡すと惨憺さんたんたる状況に顔が赤くなる。


 この料理の組み合わせは危険かもしれない。


 僕は、とりあえず皆の目が覚めた時、これ以上照れない様に<クリーン>を詠唱した。


 少し魔力を多めに込めたので、部屋全体に効果が行き渡る。


 <クリーン>が強い光を放ったため、皆も目が覚めたようだ。


 僕の部屋にあるベッドは、とても大きいんだけど、ソフィアさん達6人とコトエさん達4人、アヤメさん達5人にミナミさんと計16人も居るので、流石に少し狭くなっている。



「ん~ わわわっ!」


「んっ、んんっ?」


「ひゃああ!」


「えっ?」


「ワォッ!」


「うはー!」


「ん?」


「み、皆さん、おはようございます」


「流石に少し照れるわね・・・」


「ひゃ~ えらい光景やわ、なんや乱れ捲りやな♪」


「コトエ! 言い方ってのがあるでしょ?」


「も~ 昨日一番に引き金を引いたソフィアが、まだ気持ち良さそうに寝てるんだけど?」


「相変わらず寝起きが悪いんだから」


「幸せそうな顔して寝てるわね~」


「そりゃー、あれだけ凄ければ、無理も無いんだけど」


「そー言えば、ヨウさん、また一段と凄まじくなってません? 秒で気を失ったような」


「にひひ、昨日ちゃんと忠告したでしょ? まあ、無駄な忠告なのは分かってたんだけどさ」


「それにしても凄すぎないですか? あ~ 思い出すと恥ずかしい・・・」


「ヨウ君<看破>スキルを極めちゃったらしくて、今では見ただけで気持ち良くなるツボが分かるんだってさ」


「それって性〇帯って言うんじゃ?」


「あ~ ヨウ君が自覚すると危険だから、内緒にしてたのに」


「そうだったんだ・・・気持ち良くなって貰おうと思ってたんだけど、H系だったんですね」


「あはは、もうヨウはんに逆らえる女性は、おらへんな~」


「ウフフ、恥ずかしいけど、これだけ人数がいたら安心するのが不思議ね♪」


「せや! ツドイ姉さんがウチにキスするから、頭が真っ白になってしもたわ」


「僕に惚れちゃったかい?」


「や、やめてえな、ツドイ姉さんみたいな綺麗な人に、そんな事言われたら変な世界に入りそうや」


「んふふ、女性同士でキスするとヨウ君が喜ぶから、私達で流行ってるのよね♪ ツドイのキス上手かったでしょ?」


「昨日はそんな余裕なかったわ、パニック状態やで? 上手いとか分からへんわ」


「ククッ! コトエ可愛かったよ♪」


「だから、ツドイ姉さんやめてえな、洒落にならへんて」


「あはははは♪」×全員


「でも、ヨウさん本当に喜んでくれたのかな?」


「えっ? そりゃ綺麗な女性達がキスしてたら、男なら誰だって興奮すると思うんですが」


「へええ~ そうなんだ。ヨウさんが喜んでくれるなら」


「待ちいなユウカ。変な事考えてへんか?」


「ウフフ、コトエ恥ずかしがらなくても良いじゃない? もっと凄いとこ見られてるんだしさ♪」


「ツドイ姉さ~ん」


「僕だけじゃ無いよ? ベッキーも上手かったしさ」


「わ、私ですか? そう言われると恥ずかしいですね」


「ロシアの女性同士のキスって、似合いそうかも?」


「ベッキー、誉め言葉じゃないからね? 見つめないで」


「あらっ? イナも私以外とキスしてなかったっけなー、ソフィアとか?」


「分かった。恥ずかしいから言わないで、ベッキー」


「僕達以外でも流行ったりして♪」


「良いですね♪ あっ!」


「なるほど・・・」×全員



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