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15万部突破【書籍⑤巻&COMIC③巻予約受付中】五歳で、竜の王弟殿下の花嫁になりました  作者: あや


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優しい眠りを覚ますもの 7


「私、神官様の噂になるくらい、はしゃぎすぎたのかしら、リタ」


リタに髪を梳いてもらいながら、レティシアは問いかけた。


鏡の中にはきらきらと金髪の輝く美しい小さな姫が写っている。


いつも思うけど、フェリス様と一緒に眠った翌朝は、何だかレティシアは輝いている。


もしやフェリス様の魔力を寝ながら奪ってるのでは……? と心配になるほどだ。


どちらかというと、何かと忙しい婚約者殿に、レティシアの魔力を差し上げたいのに……。


眠ってるフェリス様にレティシアの魔力をお贈りできればいいのに……!


簡単なギフト魔法とかないのかしら……。


「それは神官達がお喋りなだけで、レティシア様が気になさることはありません」


こほん、と支度を手伝ってくれながら、サキが慰めてくれる。


「それに、レーヴェ神殿の神官としては、レティシア姫が心から竜王陛下を慕ってらっしゃるのを知れて、嬉しいのだと……」


「そ、そうかしら?」


レティシアは確かに、心から竜王陛下を慕っている。


何と言っても、大好きな推しのフェリス様にそっくりなご先祖様だ。


好きにならずにはいられない!


何よりも、あまり他の人の話はなさらないフェリス様がいつもとっても親し気に竜王陛下の話をなさるので、生きているディアナ王家の人よりも、千年も前の御先祖の竜王陛下のほうを近しく感じるほどだ。


何というか、竜王陛下、まるで毎日逢ってる、いつも傍にいる家族みたいな……。


「そうだといいのだけれど……、おかしな姫だと思われてないかな」


レティシアには、サリアで奇妙な王女と怖がられた前科があるので。


どうしても、心配してしまう。


五歳なのに、変わった姫なのは変わった姫なんだけど。


大事な推しのフェリス様の妃として、サリアの不気味な王女はマズい!


推しの名に悪影響を与えたくない!


「まあ、レティシア様。そんなことあるはずがありませんわ。レティシア様もご覧になってわかると思いますが、ディアナの者は竜王陛下が大好きでしょう?」


「う、うん」


何処もかしこも竜王陛下だらけだしね、ディアナ。


「ですから、遠くからお嫁に来てくださったレティシア姫が、レーヴェ様を愛して下さると、とても嬉しいのですわ」


「国に寄っては、邪竜と、竜を嫌う変わった国もあるとお聞きしてますので、心配してた神官などもいると思いますわ。まして、フェリス様は、竜王陛下のお姿を現世に映したような御方ですし……」


「わたし、フェリス様にそっくりだから、竜王陛下大好きなの! ……あ、もともと、竜もかっこいいから好きなんだけど……」


あ、フェリス様にそっくりだから、は失礼かな? 竜王陛下、神様なのに……。


「そういうレティシア様の御姿は、フェリス様だけでなく、ディアナの者の心を溶かします。……よき姫君がいらしてくださったと」


「ふふふ、すでに、フェリス様とレティシア姫の絵姿が飛ぶように売れてるそうですからねっ。お傍でお仕えしてる私も鼻が高いですっ」


それは、我が推しフェリス様の絵姿だから売れてるんだと思うわ、と思いつつ、化粧台の鏡に映るサキとリタの嬉しそうな様子に、レティシアも何だか嬉しくなった。

「愛しいちいさな娘よ、父は滅多にされない二番目扱いがおもしろくてならん」(from竜王陛下)


おはようございます! なかなか夜更新できなくて、連休の朝から更新してみました!


三月一日に五歳五巻とコミック三巻が発売になります!

ご予約など頂けると嬉しいです! 活動報告に特典詳細など載せてます♪


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