累計15万部突破&五巻&コミック三巻3/1発売、御礼SS
「フェリス様ー!」
「どうしたの、レティシア」
羽が生えたようにフェリスに向かって飛んできたレティシアを、フェリスは両手を広げて抱きしめる。
「はっ、すみません、わたし、重い……」
「重くはまったくないよ。でも、僕がいないときは飛んじゃダメだよ。抱き留めてあげられないから」
「はい!」
レティシアは興奮したまま、笑顔で頷く。
「どうしたの? レティシア、何かいいことあったの?」
「ありました! 五巻です、フェリス様!」
「ごかん?」
「私たちの御本の五巻が、来年、3/1に発売になります……!」
「おや。春だね」
よしよしとフェリスはレティシアの金髪を撫でる。
「はいっ! 春発売です! 長らく、フェリス様推しの皆様をお待たせしてしまいました……!」
「僕推しの人は、僕のレティシアくらいで、皆様、レティシアと御本で逢える日を待ってて下さったと思うよ?」
「いえ、それは、違います。皆様、フェリス様をお待ちだったと思います! 私には我が推し友様方のお気持ちがわかります!」
自信満々にレティシアが答えるのを、そうなの? とフェリスは不思議がってる。
「そうかな。そんなレティシアみたいな奇特な御令嬢、そうそういないと思うけど……」
「何を仰います! たくさんいらっしゃいま……あああ、フェリス様、そうなのです、ほんとに、ほんっとに、たくさん私たちの御本をお迎え頂いて……この度、五歳で竜の王弟殿下の花嫁になりましたシリーズ十五万部突破したそうです! 皆様のおかげで、凄いのです!」
「なんと。先日、十万部と伺った気がするが……」
「はい! 五か月ほどで五万部増えたみたいです! きっとこの夏発売の椎名先生のコミカライズ二巻のフェリス様とレティシア様が大奮闘なさったのではと……!」
「有り難いことだね。書籍をお求めくださった皆様が、僕のレティシアを大切にしてくださっているのだね」
「はい、きっと、皆様、美しいフェリス様や竜王陛下を額にいれて拝んでらっしゃるかと……!」
微妙にフェリスとレティシアの会話がすれ違っているが、二人して感動している。
「三月一日は、小説五巻とコミカライズ三巻、一緒に出ます! 一緒です! 嬉しいです!」
「喜びが二倍だね。五巻の表紙のレティシアが美しくて、このレティシアが皆様のところへ行ってしまうのが寂しいよ」
「フェリス様のところには、ちっちゃいですが、私がいますので、我慢してください!」
「ありがとう、レティシア。毎日幸せにしてくれて。……それにしても、このコミック三巻の表紙のレーヴェ、ちょっと大きすぎじゃないかい……?」
「竜王陛下は竜王陛下なので、大きくていいのです! それより私が寝ちゃっててごめんなさい~」
「眠ってるレティシアもとても可愛いよ」
「フェリス様、本日は、十五万部突破の御礼と春新刊の宣伝をば……」
「そうだね。読者の皆様、格別のご高配を賜り、心より感謝いたします。新しい年の春にむけて、書籍五巻とコミック三巻、ご予約など頂けると嬉しく思います。来年も、レティシアとともに、皆様とお会いできることを嬉しく存じます」
「皆様、五歳で、竜~十五万部突破、ほんとうにほんとうにほんとうに、ありがとうございます! 私達の御本、ご予約など頂けると嬉しいです! そして、来年も、皆様とお会いできること、楽しみにしております!」
何処かから出してきた『フェリス様、尊い!』『フェリス様しか勝たん!』うちわを振りながら、レティシアはぺこりと可愛らしくお辞儀した。
五歳シリーズ累計15万部突破ありがとうございます!
来年三月一日に五歳五巻とコミック三巻が発売になります!
ご予約など頂けると嬉しいです!
本日は冬至。「陰を極めると、陽に転ず」。かぼちゃはないのですが柚子湯に入ります♪





『五歳で、竜の王弟殿下の花嫁になりました@COMIC』コミカライズ三巻表紙